Flex リリースノート
Flex 2 SDK および Flex Charting 2 リリースノート
このページは次の製品のリリースノートです。
このページは、次の項で構成されています。
関連トピック :
Flex 2 SDK
Flex 2 SDK には、Flex フレームワーク (Flex クラスライブラリとも呼ばれます)、Flex
コマンドラインコンパイラ、Flex デバッガ、および Flash Player のデバッガバージョンが含まれています。Flex SDK
を使用して、Flex アプリケーションを開発、コンパイル、および展開します。Flex
アプリケーションは、料金やサーバーライセンスを追加することなく XML および SOAP Web サービスに接続できます。
メモ : Adobe® Flex™ Builder™ 2 と Flex Data Services 2 をインストールすると、Flex 2 SDK が自動的にインストールされます。
ここでは、次の事項について説明します。
Flex 2 SDK のインストール方法については、『Flex 2 のインストール手順』を参照してください。
新機能
Flex 2 SDK の主な新機能と変更点は次のとおりです。新機能の詳細については、Flex デベロッパーセンターを参照してください。
- 新しいコンポーネントとコンポーネント機能 : Flex フレームワークには、次のような新しいコンポーネントが用意されており、ユーザー操作が容易になっています。
- ポップアップメニューボタン
- ButtonBar
- PrintDataGrid
- メディアコンポーネント
- Application ControlBar
- リッチテキストエディタ
- スキニング
- ローカリゼーション/国際化 - ローカリゼーションおよび国際化に関する機能拡張は次のとおりです。
- IME サポート
- ローカライズされた MXMLC エラー
- ランタイム文字列およびエラー
- CSS ベースのスキニング - スタイルシートを使用したグラフィックスキンまたはプログラムスキンを適用できるようになりました。
- イベントモデル - Flex 2 イベントモデルが DOM イベント規格により近くなりました。イベントのバブリング、キャプチャ、および優先度付けを行うことができます。
- アクセシビリティの機能強化 -
- アイテムレンダラー (旧セルレンダラー) の機能強化 - Flex 2 では、リストベースのデータプロバイダコントロールのセルの外観と動作を簡単にカスタマイズできます。
- コンポーネントのテンプレート化 - コンポーネントのプロパティの定義に汎用データ型を使用することで、再利用性の高いコンポーネントを作成して、さまざまな種類のオブジェクトで使用できます。
- エフェクトの機能強化 - Flex 2 のエフェクトの機能強化により、たとえば Flash Player フィルタとイージング関数を使用してアニメーションを微調整し、加速、減速、バウンスなどのモーションを実現できます。
- 制約ベースのレイアウト - 制約ベースのレイアウトを使用することで、コンポーネントのサイズと位置を同時に管理できます。これにより、コンポーネントの側面や中心をコンテナとの相対位置で固定できます。
- コレクション - コレクションには、アクセス、並べ替え、フィルタ、および変更が可能なデータが格納されます。コレクションの種類には、配列コレクション、XML リストコレクション、階層コレクションなどがあります。
- 表示状態 - ユーザーが実行しているタスクに基づいてインターフェイスを変更できます。
- トランジション - トランジションを使用すると、所定の時間をかけてある状態から次の状態へのスムーズに変化する表示を定義できます。
- Aeon の外観の更新 - Flex には刷新されたデフォルトテーマ Aeon とそのグラフィックソースファイルが用意されています。また、デザイナが従来の外観も採用できるよう、Halo テーマのソースも用意されています。
- フィルタ - ドロップシャドウ、グロー、ベベルなどのビットマップエフェクトを、テキストやコントロールなどのグラフィックオブジェクトに適用できます。
- スケール 9 (9 スライスとも呼ばれる) - 1 つの画像の中で独立に拡大/縮小するセクションを定義できます。囲み枠や四隅の飾りがある場合に、グラフィック全体を拡大/縮小するより柔軟に操作できます。
- 言語 : MXML および ActionScript 3.0 - MXML は、アプリケーション開発時にインターフェイス定義に使用する言語です。ActionScript 3.0 は、アプリケーションのロジックを定義する言語です。
- サーバーレスデプロイメント - Flex
アプリケーションをサーバーなしにコンパイルしてデプロイできるようになりました。データアクセスコンポーネント
(WebService、HTTPService、RemoteObject など)、履歴管理、または Flash Player
のバージョン検出にサーバーは不要です。
- 追加テーマ - Flex には、Ice、Smoke、Institutional、Wooden などの追加テーマが用意されています。
- FlashType フォント - Flex に FlashType フォントを埋め込むことができます。このフォントは、テキストレンダリングエンジンを使用し、クリアで品質の高いテクストレンダリングを SWF ファイルで実現します。
- ソースコード - Flex フレームワークのソースコードが付属しており、Flex のクラスやコントロールのカスタマイズや拡張が容易になっています。
- 高速インストール - Flex HTML ラッパーテンプレートに高速インストールサポートが含まれています。これは、新しい Flash Player バージョン検出方式です。
- サンプルアプリケーション - Flex 2 には、フォトビューアー、レストランファインダー、ダッシュボード、刷新された Flex ストアなど、多彩なサンプルアプリケーションが用意されています。
- ColdFusion/Flex Connectivity - Flex アプリケーションでは、ColdFusion/Flex Connectivity コンポーネントを使用することで、ColdFusion のデータ接続機能を簡単に活用できます。
互換性に関する注意事項
Flex 2 SDK は Flex 1.5 のメジャーアップグレードなので、Flex 1.5 アプリケーションは Flex 2 でコンパイルする前に移行しておく必要があります。詳細については、『既存の Flex アプリケーションの Flex 2 への移行』を参照してください。
既知の問題
-
Flash Player とデバッグ
- fdb が "接続できませんでした。セッションタイムアウトです。" エラーを返す - Flex
アプリケーションをデバッグを有効にしてコンパイルし、fdb を実行すると、2 分後に "接続できませんでした。セッションタイムアウトです。"
というエラーメッセージが表示されます。この場合は、Flash Player
のコンテンツデバッガバージョンを実行していることを確認してください。
この現象が発生する可能性があるのは、スタンダード版 Flash Player のバージョン 9.0.16.0 以降を Adobe
ダウンロードサイトからインストールし、その後で Flex 2 SDK に付属の Flash Player をインストールした場合、または
Flash Player を Flex 2 SDK からインストールし、その後で Adobe のダウンロードサイトから Flash
Player をスタンダード版 Flash Player 9.0.16.0 以降に更新した場合です。
この問題を解消する方法については、http://www.adobe.com/go/758bf58b を参照してください。
- コンパイラ :
- IBM JVM 1.4.2 で Flex コマンドラインコンパイラを使用するには、JVM のロード対象が IBM JVM に付属の xerces ではなく、Flex に付属の xerces である必要があります。
Windows ユーザー :
次の JVM 引数を "the bin/jvm.config" に追加します。
-Xbootclasspath/a:{path-to-flex-install}/lib/xercesImpl.jar
次に例を示します。
-Xbootclasspath/a:c:/flex2sdk/lib/xercesImpl.jar
UNIX ユーザー :
次の JVM 引数を "bin/mxmlc" スクリプトおよび "compc" スクリプトに追加します。
-Xbootclasspath/a:{path-to-flex-install}/lib/xercesImpl.jar
次に例を示します。
-Xbootclasspath/a:/opt/flex2sdk/lib/xercesImpl.jar
- DataGrid
- ページングが有効なデータコレクションを DataGrid の dataProvider として使用する場合、End キーをプッシュすると不明な ItemPendingError エラーが発生することがあります。
- 選択の編集中にデータを置き換えようとすると、エディタによりタイトルバーが同じ列に移動されます。
- ユーザーが DataGrid の列を再配置できる場合は、各 DataGrid の列配列をアイテムレンダラーのデータにバインドすることはできません。列の配列を別途定義する必要があります。
- エフェクト
- MXML アプリケーションで、Rotate エフェクトを使用した後にスクロールすると、コンポーネントの位置が動きます。
- ルートタグに指定されたエフェクトは実行されません。
- リスト
- データプロバイダからアイテムを削除すると、それがバインドされていても、正しくない selectedIndex が表示されます。
- MXML コンパイラ
- リソースバンドルの更新後に、インクリメンタルコンパイルからエラーが出力されます。
- Panel
- TitleWindow または Panel で埋め込みフォントを使用すると、Panel に不要な垂直スクロールバーが表示されます。
- サンプル
- Explorer サンプルの Accordion の例でタブ間を移動すると、Runtime 例外が発生します。
- タブナビゲータ
- textAlign スタイルは TabNavigator で動作しません。
- Tree
- selectedItem をプログラムで設定しているときや、現在選択されているアイテムの親ノードを閉じているときなどに、valueCommit イベントがディスパッチされない場合があります。
- 現在の垂直スクロール位置に等しいインデックスのノードの削除に関連して問題が発生することがあります。たとえば、スクロールバーの表示が必要になるだけの子が含まれている Tree の最後のノードを削除すると、Flash Player に問題が発生します。
- showRoot=false が設定されている Tree のコンテンツをドラッグして出してから再び入れると、ノードがルートに再追加されず、Tree 構造が平坦になります。
- スクロールが有効の Tree の最上位ノードの上にノードをドラッグする場合、目的のドロップ位置に達したときにカーソルを動かさないと、ドロップ位置が登録されません。
- getChildren() をツリーのデータ記述子で呼び出すと、ツリーの selectedIndex が -1 にリセットされます。
- allowMultipleSelection プロパティは無効になっています。コードはコンパイルされますが、複数のアイテムを選択することはできません。
- スクロールバーが表示されているツリーの最下位から別のツリーへドラッグすると、Flash Player に問題が発生します。
- その他
- プリローダーは、@Embed を使用して埋め込まれている背景イメージを表示しません。実行時にロードされるイメージだけがサポートされます。
- Image、SWFLoader、または Video のソースの設定に相対パスを使用すると、リソースが表示されません。
- ソースが割り当てられていないビデオを再生すると、ランタイム例外が発生します。
- fdb では行終端として DOS の復帰/改行が使用されています。fdb を Macintosh OS X で使用するには、UNIX 形式の行終端に変換する必要があります。変換するには、dos2unix ユーティリティを使用します。次に例を示します。
また、次のコマンドと正規表現を使用しても変換できます。
cat fdb | tr -d '\r' > fdb
- TextArea コントロールでは行終端として UNIX 形式を使用します。したがって、Windows 形式の復帰改行 (\r\n)
を指定すると、改行が 1 行余計に挿入されます。テキストを UNIX 形式の行終端に変換するには、String.replace()
と正規表現を使用します。次に例を示します。
private static const windowsCRLF:RegExp = /\r\n/gm;
...
myTextString = myTextString.replace(windowsCRLF, "\n");
ドキュメンテーションの既知の問題
- ロケールの間違い - 使用法に関するドキュメンテーションでは、ロケールを en_EN と説明していますが、正しくは en_US です。
- themeColor - Flex ドキュメンテーションには、mx:Application タグの themeColor 属性についての説明がありますが、この属性は mx:Application ではサポートされていません。
最新の追加情報
Flex Charting 2
Flex Charting 2 を使用すると、
データ視覚化コンポーネントを任意の Flex アプリケーションに追加して、
エフェクト、スタイル、データのバインド、およびドラッグ & ドロップについて、Flex フレームワークの総合インフラストラクチャに完全に統合できます。
Flex Builder 2 と Flex Data Services 2 には、Flex Charting 2 のトライアル版が付属しています。
ここでは、次の事項について説明します。
Flex Charting 2 のインストール方法については、『Flex 2 のインストール手順』を参照してください。
新機能
ここでは、Flex Charting 2 の主な新機能と変更点を説明します。新機能の詳細については、Flex デベロッパーセンターを参照してください。
- 総合管理 - CSS を介して色、フォント、およびラベルスタイルを総合的に管理しつつアプリケーションをカスタマイズできます。
- データバインディングとデータアクセスのビルトインサポート - Flex Charting は、Adobe Flex のエフェクト、スタイル、データバインディング、およびドラッグ & ドロップの総合インフラストラクチャに完全に統合されており、Flex Data Services とスムーズに連動します。
- ローソク足と高値/安値/始値/終値のチャート - Flex 2 には、金融データをデータ系列の高値、安値、始値、終値で表す 2 種類の新しいチャートコントロールが用意されています。
- 複数軸 - チャートで複数の軸を使用してデータを表示できるようになりました。これにより、1 つのチャートに複数のデータセットをそれぞれのスケールで表示できます。
- 簡単カスタマイズ - API の再設計とレンダラーサポートにより、Flex Charting を使用して、従来よりはるかに簡単にカスタムクラスを記述できるようになりました。Flex Charting 2 のライセンスを購入すると、ソースコードを参照できます。
- 日付/時刻の軸 - 時間、日、週、年などの時間ベースの値をチャートの軸にマッピングできます。
- 対数軸 - リニアにではなく対数的に値を軸にマッピングできます。チャートに表示するデータの幅が広く、データポイントがスケール内で散逸する場合に最適です。
- 分離円グラフ - 円グラフコントロールの区分を個別に分離したりすべて分離したりできます。
- その他の機能向上 :
- 横棒グラフ、縦棒グラフ、および面グラフのデータの積み重ねと集合の処理が向上しました。
- 複数のデータヒントを一度に表示できます。
互換性に関する注意事項
Flex Charting 2 は Flex 1.5 のメジャーアップグレードなので、Flex 1.5 アプリケーションは Flex 2 でコンパイルする前に移行しておく必要があります。詳細については、『既存の Flex アプリケーションの Flex 2 への移行』を参照してください。
既知の問題
- Charting のアンインストール - Linux と Solaris の Flex Charting アンインストーラは、ファイルを削除しません。これらのプラットフォームで Flex Charting をアンインストールするには、インストールルートから以下のファイルを手動で削除してください。
- frameworks/libs/charts.swc
- frameworks/locale /charts.properties
- frameworks/locale /charts_rb.swc
- lib /charting-source.jar
- samples /dashboard/ (このディレクトリ内のすべてのファイル)
- samples/explorer/charts/ (このディレクトリ内のすべてのファイル)
- readme_charting.htm
- license_charting.htm