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| 株式会社角川書店がAdobe InDesign CSによる 非定型ページの自動組版システムを開発 全国のウォーカー誌およびザテレビジョン誌で採用し効率アップとコストダウンを実現 |
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【2005年5月23日】 アドビ システムズ 株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:石井 幹)は、株式会社角川書店(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:福田 峰夫)がAdobe® InDesign® CS 日本語版による非定型ページの自動組版システムを導入したことで、さらなる業務の効率化を実現したと発表しました。全国ウォーカー誌の非定型ページにおけるDTP組版作業の自動化が可能になったことで、これまで取り組んできたDTP制作業務の内製化による業務の効率化と内部作業負荷の軽減を同時に実現することができました。角川書店ではInDesign CSによる制作業務の内製化に伴い、残業時間の短縮、外注コスト削減や修正代の軽減で、年間数千万円単位のコスト削減が期待されています。 この非定型ページの自動組版システムは、ベースとなるアイデアを株式会社角川書店が考案し、株式会社プロフィールド(本社:大阪府大阪市、代表取締役:植野博)の自動組版ソリューション「ProDIX」の技術を応用する形で、両社で共同開発を行なったものです。このシステムは、本年初夏に「ProAPP(プロアップ:Pro Automatic Page Processor)」(仮称)という商品名で発売される予定です。アドビ システムズのレイアウトソフトウェアAdobe InDesign CS 日本語版と、ProAPPとを組み合わせることで、定型ページだけでなく非定型ページにおいても自動組版が可能になります。このシステムは現在角川書店の雑誌の中で重要な柱となっている「東京ウォーカー」「横浜ウォーカー」をはじめとする全国のウォーカー誌の制作に導入されており、「ザテレビジョン」の制作にも近日中に導入される予定です。 株式会社角川書店では、短いサイクルで大量の情報を処理しなくてはならない情報誌のDTP 制作業務の効率化を目的とし、Adobe InDesignとOpenTypeフォントによるDTPの内製化に取り組んできました。InDesignによる内製化は編集担当者、制作担当者双方にメリットをもたらしました。例えば、各地域版のウォーカー誌の制作業務において、遠隔地とのレビュー作業にPDFによる電子校正を使用することで、編集者と印刷会社との校正作業をより効率化することができました。また、制作のスケジュールの主導権が自社に移る事で時間に追われることがなくなり、効率だけでなくクオリティも改善しました。さらに外注コスト削減や修正代の減少による大幅なコスト削減が可能となりました。 一方で、制作の内製化によって、編集者がこれまで外注していた組版作業の負荷が増加しました。そこで今回、自動組版の対象ページを、番組表などの定型ページのみならず非定型ページにまで拡げることで、DTP組版の作業負荷軽減を図りました。従来の自動組版システムの場合、編集部側ではデータベースの整備、デザイナや制作担当者側では組版規則を組み込んだテンプレートの作成が必要とされており、号ごとに体裁が変わってしまう非定型ページの自動組版を実現することは事実上不可能でした。しかし、今回のシステムは、デザイナがInDesignCSで通常どおりに作成したレイアウトデータを、自動組版が可能になるように自動変換します。続いて、編集者サイドは、その変換済みレイアウトデータに対応したテキストデータを用意しさえすれば、流し込み等の文字組版作業が、自動的に行なわれる仕組みになっています。また、今回のシステムには、レイアウト上に配置されている画像データのサイズや解像度、ファイル形式等を自動的に適切な状態に修正する機能も搭載されております。これにより、編集者がオペレーションの負担から開放され編集業務に注力できるだけでなく、外部のデザイナもレイアウトデザイン作業に注力することができるなど、コンテンツのクオリティ向上に向けてより多くの力と時間を割くことを可能とする環境を整備することができました。尚、今回のシステムの根幹となる仕組みについて、株式会社角川書店は特許の出願を行なっております。 株式会社角川書店の代表取締役社長 福田峰夫氏は、「当社は、伝統的な出版社としての本業を堅持しつつ、次代の出版社像を見据えた上で、新たなビジネスモデルを模索してまいりました。特に、出版事業の中核のひとつである雑誌部門では、コスト削減並びに他メディアへの派生的な展開を視野に入れた上で、ワークフローの刷新を進めております。その取り組みにおいては、弊社発行誌の誌面のほとんどを占める非定型頁をいかに効率的に制作するかが、もっとも困難なタスクとなっておりました。しかし、今回弊社と株式会社プロフィールド様が共同で造り上げたソリューションにより、理想的なワークフローの実現に向けて大きな一歩を踏み出せたものと自負しております。そして、その成功の要因としては、旧来のDTPプラットフォームではなく、アドビ システムズ 株式会社様の標準技術を基盤としたプラットフォームを導入したことが、非常に大きいといえます」と述べています。 今回のシステムの仕組みを考案した同社 雑誌事業部制作グループの大蔵基保氏は、次のように述べています。「今回のシステムは、雑誌編集担当者およびデザイナの本質的な役割分担を大幅に変えないままで、DTP内製化のメリットを享受するために考案しました。編集者サイドも、デザイナサイドも、基本的に従来の仕事のやり方を踏襲したままで、非定型ページの自動組版を実現できます。但し、いくら文字組版作業を自動化できたとしても、プラットフォームとなるDTPアプリケーション自体に高度な日本語組版機能が備わっていなければ、満足な結果は得られません。今回のシステムは、非常に強力な日本語組版機能をもつAdobe InDesignと組み合わせたからこそ、有用なものになったといえます。また、当社が活用しているのはAdobe InDesign がもつポテンシャルのほんの一部であり、自動組版の更なる高度化や、カラーマネージメント、PDF/X による完全データ入稿など、引き続き、次の新たな成果を得るべく準備を進めています。」 同社 コンテンツ ステーション デスクの山本篤史氏は、「全国のウォーカー誌のうち、共通するコンテンツの制作はすべてコンテンツ ステーションと呼ばれる在京の部署で一括して制作を行い、各地域へ配信するというワークフローを構築しています。当社の制作システムの改革は、Adobe InDesign による自動組版システムの導入によって、ページ制作の効率化を図る事を目指すものです。もちろんその2次的な効果として、費用の削減・時間外勤務の短縮といったものを見込んでいます。まだ導入から日は浅いものの、一定の効果は得られていると思います」と述べています。 株式会社角川書店についての詳細は以下URLをご参照ください。 http://www.kadokawa.co.jp/ 株式会社プロフィールドのProPDA(Publishing Design Automatic)についてのお問い合わせはproduct@profield.jpまでお願い致します。 http://www.profield.jp/product/ProPDA.html アドビ システムズ社について アドビ システムズ社は、効果的で信頼性の高いデジタルコンテンツを製作、管理、配信するためのソフトウェア ソリューションを提供する世界有数の企業です。アドビ システムズ 株式会社はその日本法人です。同社に関する詳細な情報は、Webサイトhttp://www.adobe.co.jp/でご覧いただけます。 |
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