図面などの技術的な描画にはレイヤーが不可欠です。 Adobe® Acrobat® 7.0 Professionalを使えば、Microsoft® VisioやAutodesk AutoCADの図面から作成されたAdobe PDF文書内でレイヤーを保持することができます。 PDFに含めるレイヤーを選択し、次にAcrobatでレイヤーの表示/非表示、レイヤーの結合、しおりの追加、レイヤーへのアクションの追加を指定して、PDF文書をカスタマイズします。

AutoCADやVisioの場合、ツールバーにあるAdobe PDFへの変換ボタンをクリックします。 このボタンはAutoCADやVisioアプリケーションに自動的に追加されます。
デフォルトでは、AcrobatはVisio図面の現在表示しているページだけをPDFに変換します。 図面の全ページを変換する場合は、Adobe PDFへの変換ボタンをクリックする前に、Adobe PDF/図のすべてのページを変換を選択しておきます。 すべてのレイヤーを統合するか、すべてのレイヤーを保持するか、または文書内の一部のレイヤーを保持するかを選択し、「続行」をクリックします。
AutoCAD で、含めたいレイアウトを左側の一覧から選択し、「追加」ボタンをクリックします。右側の「PDFのレイアウト」一覧に追加されます。 次に、PDFに変換する前に、一部またはすべてのレイヤーを統合または保持します。
Visio図面の一部のレイヤーを保持する、またはAutoCAD図面のすべてのレイヤーを保持するオプションを選択しない場合、次の2つの手順で説明するダイアログボックスは表示されません。
含めたいレイアウトを左側の一覧から選択し、「レイヤーの追加」ボタンをクリックします。 選択したレイヤーが右側の「PDFのレイヤー」一覧に表示されます。
レイヤーの名前を変更するには、クリックして新しい名前を入力します。 PDF文書内でレイヤーを常に表示させるには、レイヤー名の隣にある「常にオン」オプションをオンにします。Acrobat上で表示/非表示を制御できるようにするには、このオプションをオフにします。
図面に背景ページやヘッダ/フッタが含まれる場合、PDF文書にも対応するレイヤーが自動的に追加されます。 レイヤーが表示可能か、印刷可能か、ロックされているかなどの設定は、デフォルトでPDFレイヤーに保持されています。このうち、印刷およびロックの設定は変更できます。

レイヤーをセットとしてPDF文書に追加するには、「Visio 図面のレイヤー」(Visio)または「図面のレイヤー」一覧(AutoCAD)からセットに含めるレイヤーを選択し、「レイヤーセットの作成」をクリックします。 次にレイヤーセットの名前を編集します。
レイヤーセット内のレイヤーを表示したり非表示にしたりするには、レイヤーセット名の左にあるアイコンをクリックします。 既存のセットにレイヤーを追加することもできます。

後で使用するためにレイヤー設定を保存するには、「PDF設定の追加」(AutoCAD)または「PDF 設定の保存」(Visio)ボタンをクリックします。 AutoCADの場合、PDF設定に名前を付けて「OK」をクリックします。
Visioファイルの各ページはそれぞれ1つのレイヤー設定を格納できます。新しい設定を保存すると、そのページの以前のPDF設定は置き換えられます。 AutoCADでは、PDF設定メニューを使用して複数のPDF設定を保存できます。 これらの設定は、そのまま使用することも、必要に応じて編集したり、名前を変更することもできます。 PDF設定は図面内に格納されているので、設定を保存するには、図面自体を保存します。
PDF文書に含めたいすべてのレイヤーを選択して、すべてのレイヤーセットを作成したら、「PDFへの変換」をクリックします。 選択したレイヤーがAdobe PDF文書に変換されます。

Acrobat ProfessionalでAdobe PDF文書を開きます。 次に、ウィンドウの左端にある「レイヤー」タブをクリックするか、表示/ナビゲーションタブ/レイヤーを選択して、「レイヤー」タブを開きます。 レイヤーを非表示にするには、目のアイコンをクリックします。レイヤーを表示するには、アイコンがない空の枠をクリックします。
Acrobat Professionalでは、レイヤーの表示、移動、名前変更、結合、レイヤーのプロパティの変更、レイヤーへのアクションの追加などを行うことができます。 レイヤーに関する作業について詳しくは、Acrobatヘルプの「Adobe PDFレイヤーについて」を参照してください。

レイヤーを含むAdobe PDF文書を他の人と共有することができます。 Acrobat Standard、Acrobat Professional、またはAdobe Reader(http://www.adobe.co.jpから無償でダウンロードできます)の6.0または7.0があれば、誰でもPDF文書内のレイヤーを表示したり、レイヤーの表示/非表示を切り替えることができます。