このビデオでは、ライブプリフライト機能を使って、ドキュメント内のエラーを修正する方法について学びます。
必要条件
このチュートリアルのデモンストレーションと同じ操作を行うには下記のソフトウェアが必要です。
Adobe InDesign CS4
サンプルファイル
lrvid4025_id.zip (ZIP, 612MB)
前提として必要な知識
プリフライト機能の中級知識
プリフライトの機能
このチュートリアルでは、Adobe InDesign CS4のプリフライトの機能について説明します。
例えば、入稿するデータを作成し、印刷業者に入稿をしたものの、業者から、「リンクがずれています」や、「ファイルが見当たりません」などといった問題が発生しているという連絡を受けてしまうことがあります。InDesignでは、入稿するドキュメントにそれらの問題が生じないように事前にプリフライトの機能が提供されています。。
プリフライトパネルを開く
従来のプリフライトは、失われたリンクや、失われたファイルなど、一般的に生ずるいくつかの問題を検知し、修正へと導く機能でした。InDesignCS4のライブプリフライトでは、さらにその機能が拡張され、プリフライトプロファイルを利用することで、さらに多数の項目に対するチェック機能が働くようになりました。
- プリフライトは、ドキュメントウィンドウ下部に配置されたアイコンからアクセスできるようになりました。赤く点灯し、7つのエラーがあることが示されています。

図 1: プリフライト機能により発見されたエラー数
- これは、このドキュメントに定義済みのプリフライトプロファイルと照らし合わせると、7つの問題があることを意味しています。
ダブルクリックしてどのような問題があるのかを確認します。

図 2: 「プリフライト」パネル
「プリフライト」パネルが開きました。デフォルトのプロファイルは「基本(作業用)」です。このプロファイルを選択しておくと、最も基本的なチェック項目、例えば、テキストのオーバーセットなどについてのチェックを行います。

図 3: プリフライトプロファイルの選択
プリフライトプロファイルのカスタマイズ
利用者が毎回チェックするような項目をあらかじめプロファイルとして登録しておくことができます。
- メニューを開き、「プロファイルを定義」をクリックします。

図 4: プロファイルを定義
- 「プリフライトプロファイル」ダイアログボックスが表示されました。ダイアログボックス内の項目にチェックを入れていくことで、プロファイルのカスタマイズを行います。新しいプロファイルを追加する場合は、プラスマークのアイコンをクリックして、名前を設定します。

図 5: カスタムプロファイル名を設定
- プロファイルの項目は、カテゴリが設定されています。一般、リンク、カラー、画像とオブジェクト、テキスト、ドキュメントのカテゴリがあります。例えば、現在設定しているプロファイルでは、「画像とオブジェクト」の、画像解像度にチェックが入っています。さらに、詳細を確認すると、最小の解像度が250と設定されています。下にスクロールすると、裁ち落とし、トンボの危険性にもチェックが付けられています。展開すると、裁ち落としからどれくらいの距離までを許容するかを設定しています。「テキスト」を展開すると、オーバーセットについてチェックするように設定されています。
- 「OK」をクリックして、元の画面に戻ります。
- 設定したプロファイルは、プロファイルのリストに表示されますので、選択すると、そのプロファイルと照らし合わせた結果を表示します。
プリフライトパネルでエラーを確認する
InDesignは、設定しておいたプロファイルと照らし合わせ、自動的にテキストと画像のエラーを確認し、リストに表示されます。
- 「テキスト」のエラーを確認してみましょう。オーバーセット テキストのエラーがあることがわかります。
- 詳細を確認するために、エラーを展開します。エラーをクリックすると、情報領域に、どのような内容のエラーで、どのように対処すればいいのかが示されます。さらに、エラーのリストは、エラーが対処できるように操作を導いてくれます。

図 6: 情報領域でエラーの詳細を確認
- リストの右側の数字は、該当箇所のページ番号とそのページへのリンクです。クリックすると、該当ページを開くことができます。

図 7: エラーの該当箇所
- 表示されているテキストフレームがオーバーセットが生じているテキストフレームです。下部のハンドルをダブルクリックしてテキストフレームを拡張し、エラーを修正します。
- 「プリフライト」パネルのエラーのリストに表示されていたテキストに関するエラーが消えました。このように、ライブ プリフライトでは常に現在のドキュメントの状態をチェックし、その結果をリアルタイムでパネルに反映します。
リンクパネルのフォルダーオプションの使用
リンクパネルで利用できるフォルダに再リンク機能により、フォルダの中身を一括して再リンクすることができます。
- プリフライトパネルには、まだ画像解像度のエラーが残っていますので展開します。情報領域で詳細を見てみると、解像度が低いことが分かります。これらのジェイペグ画像を高い解像度のものと差替えてみましょう。「リンク」パネルを開きます。

図 8: リンクパネル
- 現在のパネルでは、「Folder0」の列が表示されるように設定してあります。リンクパネルに表示される列をカスタマイズするには、メニューから、「パネルオプション」を選択します。「パネルオプション」ダイアログボックスが開きました。

図 9: 「パネルオプション」ダイアログボックス
ノート:「 Folder0」は現在のドキュメントとリンクしているファイルのフォルダ名を表示するということを意味しています。
-
「Folder0」のコラムを表示にチェックが入っています。OKをクリックします。
フォルダに再リンクの使用
新機能のフォルダに再リンクにより、フォルダの中身を一括して再リンクすることができます。
- 先頭のファイルを選択し、Shift キーを押しながら最後のファイルをクリックしてすべてを選択します。メニューから、「フォルダに再リンク」をクリックします。

図 10: 「フォルダに再リンク」を選択
- High_Resフォルダを開きます。このフォルダには、高解像度のTIF画像ファイルが、JPEGファイルと同じファイル名で保存されています。
- ダイアログ下部の「次の拡張子でファイル名が一致する」を選びます。
- ボックスにTIFと拡張子を入力しておきます。これにより拡張子がTIFで同じ名前のものを再リンクするファイルとして認識させることができます。
- 「選択」ボタンをクリックします。これで、Low_ResフォルダからHigh_Resフォルダへとフォルダの中身のリンクを一気に更新します。
ノート:「プリフライト」パネルのエラーのリストの内容も更新され、エラーがなくなったことが確認できます。パネル下部は、緑に点灯し、現在のプロファイルと照らし合わせた結果、エラーがないことを示しています。これで、このドキュメントに生じていた問題がすべて解決されました。
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