アクセシビリティ

Photoshopでのモノクロ画像生成


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作成日:
20 December 2005

『Photoshop CS2: Essential Skills』(Mark Galer、Philip Andrews共著)より抜粋

今から半世紀以上前にカラーフィルムが初めて登場したとき、専門家と言われる人々はモノクロフィルムの需要はすぐになくなるだろうと予測しましたが、それはものの見事に外れる結果となりました。 カラーにはもちろんよさがありますが、写真芸術家のモノクロ作品に見られる豊かなトーンにも、何とも言えない趣と味わいがあります。 Ansel Adamsの傑作に彩色することなど、考えられますか。 「考えられる」という方々は、ここから先はお読みいただかなくてけっこうです。

カラーイメージを処理して素晴らしいモノクロ写真に仕上げるのは、少し複雑な作業です。 Adobe Photoshop® CS などの画像編集ソフトウェアの「グレイスケールに変換」や「彩度を下げる」といったボタン、あるいはカメラに付いている同等の機能のボタンを押しさえすればよいというものではありません。 メディアに高く評価されているプロの写真家に聞いてみるとよいでしょう。豊かなトーンの画像を得るには、撮影段階で使用するカラーフィルタに徹底的にこだわり、暗室で覆い焼きや焼き込みといった技を駆使する必要があります。

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モノクロ写真にカラーフィルタとは、いったいどういうことでしょうか。 これは実に面白いアイデアです。 奇妙な組み合わせだと思われるかもしれませんが、モノクロフィルムにカラーフィルタをセットして撮影するという手法は、傑作を生み出すためのレシピとして古くから存在しています。 モノクロ写真家の機材トランクに入っている最もポピュラーなカラーフィルタは、ドラマチックな効果を生み出すことのできる赤フィルタです。 赤フィルタには、すべての赤い物体を明るく照らし、それ以外のすべての色の物体を暗くする、という効果があります。 フィルタを使わずに撮影した写真と比べると、そのトーンの違いは歴然としています。 それがそれほど重要なことかとお思いでしょうか。 青空が暗く映り、肌の微妙な質感を表現することができる──これは大変なことなのです。 モノクロ写真の傑作をものにしたいと願う風景写真家や肖像写真家にとっては、黄金の組み合わせと言えるでしょう。

注意:より保守的な古い世代の写真家のトランクを覗くと、最強の効果をもたらす赤フィルタより、黄色やオレンジのフィルタの方が充実しているかもしれません。

しかし、お待ちください。デジタルカメラと画像編集ソフトウェアをお持ちであれば、赤色フィルタやグレイスケールイメージセンサを買いに行く必要はありません。 RGB(赤、緑、青)モードでデジタル撮影するということは、その3色のフィルタを使用して撮影をするということと同じなのです。 RGBイメージをグレイスケールに変換する際に、面白みのない緑や派手な青のチャンネルを抑え、赤チャンネルの効果を活かしさえすれば、赤色フィルタを使用して撮影した古き良き時代のモノクロ写真にもひけを取らないグレイスケールイメージを手に入れることができます。 Photoshopでは、チャンネルパレットで個々のチャンネルのトーン情報を調べ、チャンネルミキサーで希望するチャンネルの情報を組み合わせることができます。

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チャンネルミキサー

モノクロイメージを作成したいとお考えの多くの方々にとって、チャンネルミキサーの操作は少し複雑かもしれません。 チャンネルミキサーでトーン情報を取り出すこと自体は簡単です。が、ヒストグラムパレットに注意しながら各チャンネルの情報を取り出し、同時に、イメージの全体的な明るさのバランスを取る必要があります。 実は、多くのデジタル作家によってチャンネルミキサーより簡単だと支持されている解決方法があります。それは、有名なDigital GuruのRussel Preston Brownが考案した次のような手順です。

  1. レイヤーパレットの調整レイヤーアイコンをクリックし、リストを下にスクロールして色相・彩度調整レイヤーを選択および作成します。 当面、設定は変更しません。「OK」をクリックしてダイアログボックスを閉じてください。 この調整レイヤーのブレンドモードをカラーに設定します。

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    調整レイヤーアイコンをクリックする

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    調整レイヤーのブレンドモードをカラーに設定する

  2. 色相・彩度調整レイヤーをもう1つ作成します。 彩度スライダを左(-100)までスライドさせて画像の彩度を下げます。 「OK」を選択します。 これで、画像は「グレイスケールに変換」や「彩度を下げる」コマンドを使用した場合と同様に表示されます。

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    2つ目の調整レイヤーはレイヤースタックの一番上に置く