必要条件

この記事に必要な予備知識

これまでに、Adobe AIRを使用してiOSアプリを開発した経験があれば、この記事の内容を最大限に活用するのに役立ちます。

ユーザーレベル

中級

Apple iOSのヒューマンインターフェイスガイドラインによれば、開発者はiOSアプリ用に少なくとも1つの起動画像を提供する必要があります。ただし、ユーザーエクスペリエンスを充実させるために、Appleでは、サポートされているすべてのデバイスおよび解像度用に起動画像を用意することを要求しています。 

この記事では、iOS上のAdobe AIRアプリケーションでの起動画像の使用について説明します。

起動画像の基本

一般的に、iPhoneアプリケーションでは縦置きの起動画像が必要であり、iPadアプリケーションでは考えられる両方の起動方向について起動画像が必要です。Appleの「Custom Icon and Image Creation Guidelines」(カスタムアイコンおよび画像作成のガイドライン)に示されているように、各アプリケーションには様々なサイズと解像度の起動画像が含まれている必要があります。サイズについて細かく見てみると、Appleでは、iPhone用には全画面の起動画像を、iPad用には全画面ではない起動画像を要求していることがわかります。この推奨サイズはアプリには依存しません。

起動画像は、ユーザーがアプリケーションを起動すると同時に表示され、アプリケーションが完全に使用できるようになるまで表示されたままである必要があります。AIRアプリケーションの場合、これは、AIRランタイムが完全に初期化されるまで起動画像が表示されている必要があることを意味します。これを実現するために、AIRランタイムはiOSで表示されるものと同じ起動画像を、アプリが完全に使用できるようになるまで表示します。最近、一部のインスタンスで、アプリケーションの起動中に起動画像が若干横滑りしているように見えるものがありました。これは、AppleがiPhone用には全画面の起動画像を要求し、iPad用には要求していないことが原因で発生していました。この横滑りは、全画面の起動画像が全画面ではない領域に表示されたとき(iPhone上)または全画面ではない起動画像が全画面の領域に表示されたとき(iPad上)の、画像の拡大・縮小が原因でした。

これらの問題を完全に解決するために、アドビではAIR 3.4でiPad用の起動画面の画像サイズのガイドラインを変更しました。新しいガイドラインでは、iOSプラットフォーム向けのすべてのAIRアプリケーションは、サポートされているデバイスの解像度で全画面の起動画像のみを含めることが要求されます。これは、AIR 3.4以降、高解像度のiPadの場合、デフォルトの縦置き画像で要求される画像サイズが、1536 x 2048であることを意味します。これは、全画面のアプリにも全画面ではないアプリにも適用されます。全画面ではないアプリの場合、さらに40ピクセルがステータスバーの後ろに隠れています。

表1に、AIR 3.4以降で、iOSプラットフォーム上のAIRアプリケーションに要求される起動画像サイズを示します。

表1.iOSデバイス用の起動画像サイズ。

デバイス

起動画像のサイズ

 iPhoneおよびiPod(第3世代) 

320 x 480

 iPhone4、iPhone 4SおよびiPod Touch(第4世代)

640 x 960

 iPhone 5およびiPod Touch(第5世代)

640 x 1136

 iPad 1およびiPad 2

768 x 1024(縦置き)

1024 x 768(横置き)

 iPad第3世代

1536 x 2048(縦置き)

2048 x 1536(横置き)

命名規則

起動画像に使用されるファイルの命名スキームについて詳しくは、「Adobe AIRアプリケーションの構築」の「iOSの起動画像」セクションを参照してください。

iPhone 5の場合は、起動画像のファイル名に-568hを追加します。例えば、デフォルトのファイルはDefault-568h@2x.pngのようになります(@2xは、高解像度Retinaディスプレイ用の起動画像の場合に含められます)。iPhone 5では、非Retinaモードもサポートされています。ただし、起動画像はデバイス用にパッケージ化する必要があるので、アプリを非Retinaモードで実行する場合でも、Default-568h@2x.pngファイルをパッケージ化し、アプリで非Retina解像度を使用してください。

次のステップ

iOSの起動画像に関するリソースを以下に示します。