Flash Lite は一部のアクションを除き、Flash 4 とほぼ同等のコンテンツを再生できます。
一見“魅力的な仕様”という様に感じます。
Flash 4 のスクリプトを極限まで引き出したコンテンツを!と思わず言いたくなりますが、まず私達は“多くの方にグリーティングカードを使って欲しい”そんな思いから PC で提供しているカードと同じものが見れるように携帯に移植する、というチャレンジを行いました。
とても期待が大きい Flash Lite の仕様内容ですが、その Flash Lite の仕様内容は、2世代前 (Flash 4 ベース) の環境、せっかく覚えたドットシンタックスではなく、 telltarget を基本とする、非常にプアーな開発環境にもどったと言えます。
逆にいうと、シンプルで簡単にコンテンツを制作できるので、制作者にとってはうれしい仕様であり、より多くの Flash クリエーターの方々にコンテンツ制作のチャンスがあると理解できます。
以下に Flash Lite コンテンツ制作に当たっての基本的な特徴を大雑把にですが羅列します。(詳しくは Macromedia Flash Lite オーサリングガイドをご覧ください)
まずはワイノットの人気のカードである、「蟻がとう」というカードをご覧ください。 私達はこのカードをそのままのルックで Flash Lite に移植しようと考えました。
このコンテンツを視聴するには JavaScript が有効になっていることと、Adobe Flash Player の最新バージョンが必要です。
今すぐ無償配布の Flash Player をダウンロードしてください
このカードはワイノットのインハウスデザイナーのものなので、変更が容易である、という事も重要な条件です。
Flash Lite版は以下のようになりました。
このコンテンツを視聴するには JavaScript が有効になっていることと、Adobe Flash Player の最新バージョンが必要です。
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一見凄く簡単な移植作業に見えます。
くらいの変更点しかわかりません。
当初このカードは Flash4 で作られたもので、そんなに重くもないので、すぐに再生できるだろう、そんな甘い思いでスタートしました。
大方の予想と反し(予想通り?)そのままで再生すると、以下の様に表示され再生が止まってしまいました。(画像 1)
画像 1:しかしファイルサイズは 16KB なのでサイズ的には問題なさそうです。
PC でもパスの表示数が多いと再生がおそくなる事があります。 Flash Lite では、それが顕著に表れ、再生が止まってしまいます。 CPUパワーがパソコンに比べ脆弱な為、1 フレームに表示させるパスの数が制限されており、それを超えると、アラートが出て、再生がストップしてしまいます。(画像 2)
画像 2: 再生が止まったフレームをアウトライン表示。同じシンボルでも、表示されているパスが非常に多く Flash Lite には適していない。
問題なのは、1 フレームにあたりのパスの多さです。私達はまずパスの数を減らす為、蟻一匹一匹の動きを画像に置き換えました。 "画像にする"と聞くと重くなりそうですが、小さい GIF であればそんなに重くないですし、パスの数を大幅に軽減できました。(画像 3)
画像 3: パスと画像の置き換え
画像に置き換えると4 本のパスで済みます。Flash Lite では、サイズ(重さ)の制限よりも、表示れているパスの数がもっとも重要な要素となります。
ビットマップに置き換えて同じシーンを表示。(画像 4)
画像 4: 今度は再生が止まる事なく、最後まで再生できました。