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ラクラクかんたん!Flash Video組み込み手法


目次

Express Installの実装

ここでは、Flashコンテンツを公開する上で欠かせない機能『Express Install』についてご紹介します。

Express Installについて

Express Installとは、エンドユーザーの環境において、再生に必要なFlash Playerのバージョンがインストールされていなかった場合、最新版のFlash Playerに自動的に更新する機能です。 従来、再生に必要なバージョンの Flash Player がインストールされていなかった場合、ユーザーを Adobeサイトの『Flash Playerダウンロードセンター』へ誘導していました。そして、更新後、ユーザーはWebサイトに再度アクセスする必要がありました。

従来の更新ワークフロー

しかし、Express Installを実装すると、最新版のFlash Playerへの更新をシームレスに行います。つまり、『Flash Playerダウンロードセンター』に訪れる必要なく、自身のサイト内だけで、最新バージョンのFlash Playerへの更新を完了することができます。結果、更新後、ユーザーがWebサイトに再度アクセスする手間が省けます。

Express Install実装時の更新ワークフロー

※Flash Player インストールのために、ブラウザを一旦終了する必要のある場合でも、インストールの引き金となったFlashコンテンツのあるWebサイトに自動的に戻ります。

Express Installについてまとめると、下記の通りになります。

  • 最新バージョンの Flash Player に自動更新
  • Flash Player 自身の機能
  • Express Installを実行するための SWF ファイルが必要
  • 実行するには、エンドユーザーがFlash Player 6.0.r65 以上をインストールしている必要がある
  • カスタマイズが可能

Express Installに必要なファイルは、下記の通りになります。

  • Flash Playerのバージョンチェックを行うJavaScriptファイル
  • Express Installを実行するためのSWFファイル

Express Installの実装

「Dreamweaver CS3によるFlash Videoの組み込み」にて配置したFlash Videoコンテンツに、Express Installを実装してみましょう。

まずは、サンプルファイルの「Data.zip」を解凍し、「ExpressInstall」フォルダを準備します。
「ExpressInstall > Tools」フォルダ内の、「ExpressInstall.swf」ファイルをサイトルートに配置。そして、同フォルダ内の「ExpressInstall.js」ファイルをサイト定義内の「Scripts」フォルダに配置します。
各ファイルの説明は、以下の通りです。

  • ExpressInstall.swf:
  • ExpressInstall.js:

「ExpressInstall.js」・「ExpressInstall.swf」ファイルを配置

HTMLドキュメントを開き、コードビューより、45行目辺りに記述されているJavaScript関数「AC_FL_RunContent( 'codebase','http://download.macromedia. …, …)」をコピーします。

JavaScript関数:AC_FL_RunContent( )のコピー

その後、Flash Videoを配置した際に記述されたすべてのコードを削除します。(つまり、新規HTMLドキュメント作成時の状態に戻します)
例外として、40行目辺りに記述されている「AC_RunActiveContent.js」の外部リンクは残しておきましょう。

「AC_RunActiveContent.js」の外部リンク

「ExpressInstall.js」を開きます。

1〜10行目までが、『再生に必要とするFlash Playerのバージョン』を指定しています。
初期設定では、Flash Player 9.0.r115以上となっています。

// 必要とする Flash Player メジャーバージョン
var requiredMajorVersion = 9;
// 必要とする Flash Player マイナーバージョン
var requiredMinorVersion = 0;
// 必要とする Flash Player リビジョンナンバー
var requiredRevision = 115;

20〜47行目までが、エンドユーザーにインストールされているFlash Playerバージョンが、再生に必要なバージョンに満たない場合に、Express Installを実行するSWFファイル「ExpressInstall.swf」を指定しています。

if ( hasProductInstall && !hasReqestedVersion ) {
var MMPlayerType = (isIE == true) ? "ActiveX" : "PlugIn";
var MMredirectURL = window.location;
document.title = document.title.slice(0, 47) + " - Adobe Flash Player Installation";
var MMdoctitle = document.title;
AC_FL_RunContent(
'src', 'ExpressInstall',
'movie', 'ExpressInstall',
'id', 'FPdetection',
'name', 'FPdetection',
'width', '○○○', // Flashコンテンツの『幅(pixel)』を指定
'height', '○○○', // Flashコンテンツの『高さ(pixel)』を指定
'bgcolor', '#FFFFFF',
'quality', 'high',
'codebase', 'http://fpdownload.adobe.com/pub/shockwave/cabs/flash/swflash.cab#version=6,0,65,0',
'pluginspage', 'http://www.adobe.com/go/getflashplayer',
'type', 'application/x-shockwave-flash',
'FlashVars', 'MMredirectURL='+MMredirectURL+'&MMplayerType='+MMPlayerType+'&MMdoctitle='+MMdoctitle,
'allowScriptAccess','always',
'menu', 'false'
);

36・37行に、実際に再生を行いたいFlashコンテンツの「幅(pixel)」と「高さ(pixel)」を入力します。

(※今回は、「sampleVideo.flv」の幅と高さになります。Express Installを実行するFlashコンテンツの幅と高さではありません。)

Flashコンテンツの「幅」と「高さ」の指定

49〜76行目までが、エンドユーザーにインストールされているFlash Playerバージョンが、再生に必要なバージョンを満たしている場合に、再生するSWFファイルを指定しています。

初期状態では、ここは空白(※コメントのみ)になっているので、55行目辺りにカーソルを置き、先程、HTMLドキュメントよりコピーした「AC_FL_RunContent( )」関数をペーストします。

これにより、エンドユーザーに、再生に必要なFlash Playerバージョンがインストールされている場合、「sampleVideo.flv」が再生されることになります。

JavaScript関数: AC_FL_RunContent( )のペースト

「ExpressInstall.js」を保存します。
HTMLドキュメントに戻り、Flash Videoを再生したい位置に「ExpressInstall.js」ファイルを配置します。

「ExpressInstall.js」ファイルの配置

ブラウザより、コンテンツのテストを行います。
テストを行う前に、下記要件が満たされていることを確認してください。

  • 再生に必要とするバージョンより、古いバージョンのFlash Playerをインストールしてください。
  • インターネット環境が必要です。
  • ApacheやIISなどが稼働しているサーバ上でテストしてください。ローカルのドキュメントから Express Install を実行する場合には、元のドキュメントに戻らないケースがあります。

Express Installの実行テスト