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Adobe Developer Connection / Dreamweaverデベロッパーセンター /

Dreamweaver向けのPHP開発環境を構築

著者 David Powers

David Powers
  • http://foundationphp.com/

Content

  • WindowsでのPHPのセットアップ
  • Windows へのMySQLおよびphpMyAdminのインストール(IIS専用)
  • Mac OS XでのPHPのセットアップ
  • Dreamweaver CS5でのPHPサイトの定義
  • MySQLデータベースおよびユーザーアカウントの作成
  • データベースへの接続

作成日

30 April 2010

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必要条件

ユーザーレベル

初級

必要な製品

  • Dreamweaver CS5 (Download trial)

サンプルファイル

  • php_test.zip (25 KB)

その他の必要条件

XAMPP(Windowsを使用している場合)

  • さらに詳しく

MAMP(Mac OS Xを使用している場合)

  • さらに詳しく

このチュートリアルでは、Adobe DreamweaverとMySQLデータベースサーバーを使用して、PHP Webアプリケーションを構築するための開発環境を、WindowsまたはMacintoshコンピューター上にセットアップする方法を説明します。

Dreamweaver向けのPHP開発環境のセットアップには、Webサーバー(Apache、IISなど)、PHP、MySQLデータベースが必要です。これら3つは別々にインストールすることもできますが、Windows用のXAMPP、Mac OS X用のMAMPといった統合ソリューションを使用したほうがはるかに簡単です。

注意:PHPはほとんどのデータベースシステムと組み合わせて使用できます。しかし、DreamweaverのPHPサーバービヘイビアがサポートするのはMySQLだけです。

このセットアップチュートリアルでは、次の作業の実行方法を説明します。

  • PHP対応Webサーバーのローカルコンピューターへのインストールと実行
  • MySQLデータベースサーバーのローカルコンピューターへのインストール
  • Dreamweaver CS5でのPHPサイトの定義
  • MySQLへのデータのインポートとWebアプリケーション用のMySQLユーザーアカウントの作成
  • サンプルデータベースへの接続

WindowsでのPHPのセットアップ

XAMPPインストールプロセスの最終段階でのコマンドプロンプトウィンドウでのオプションの設定
図1. XAMPPインストールプロセスの最終段階でのコマンドプロンプトウィンドウでのオプションの設定

サーバーの起動

ApacheおよびMySQLサーバーを起動するには、WindowsのスタートメニューからXAMPPコントロールパネルを起動し(まだ開いていない場合)、ApacheとMySQLの隣の「Start(開始)」ボタンをクリックします。サーバーが正常に起動したという確認が表示され、「Start(開始)」ボタンのラベルが「Stop(停止)」に変わります(図2を参照)。

PHPページはWebサーバーを通して処理する必要があります。したがって、DreamweaverでPHPの開発を行うには、PHP対応のWebサーバーとMySQLデータベースへのアクセスが必要です。MySQLへのグラフィカルインターフェイスであるphpMyAdminもあると便利です。これら3つのコンポーネントはすべてオープンソースソフトウェアであり、開発、テスト、Webアプリケーションの展開用に無料で使用できます。

それぞれを個別にインストールすることもできますが、最も速くて簡単な方法は、統合ソリューションを使用することです。このチュートリアルではXAMPPを使用します。すでに動作しているPHP/MySQL環境がある場合、あるいはWampServer(http://www.wampserver.com/en/)などの別の統合インストーラーを使用する場合は、DreamweaverでのPHPサイトの定義にただちに進んでください。

Macユーザーの場合は、Mac OS XでのPHPのセットアップを参照してください。

始める前に

XAMPPでインストールされるApache Webサーバーは、ポート80で要求をリッスンします。これは、Microsoftインターネットインフォメーションサービス(IIS)を含め、ほとんどのWebサーバーが使用するデフォルトのポートです。ポート80をリッスンできるWebサーバーは一度に1つだけです。

ASPまたはASP.NETでの開発のためにIISをコンピューターにインストールしてある場合は、XAMPPをインストールする前に必ずIIS Webサーバーを停止する必要があります。あるいは、Microsoft Webプラットフォームインストーラーを使用して、IISにPHPをインストールする方法もあります。これについては、「Dreamweaver向けのASP開発環境を構築」で説明しています。ただし、IISにPHPをインストールした場合は、MySQLとphpMyAdminは個別にインストールする必要があります。詳細については、Windows へのMySQLおよびphpMyAdminのインストール(IIS専用)を参照してください。

XAMPPのインストール

XAMPPのインストールと設定は簡単で、トラブルもほとんどありませんが、まれに問題が起きることもあります。問題が起きた場合、最も参考になる情報源は、XAMPPフォーラムです。

Windowsに管理者権限でログインしている必要があります。

  1. Apache Friends Webサイトを開き、XAMPP for Windowsをダウンロードします。ベーシックパッケージの自己解凍型RARアーカイブを選択します。
  2. コンピューターのすべてのアプリケーションを閉じ、ダウンロードしたEXEファイルをダブルクリックします。XAMPPをインストールする場所を尋ねるダイアログボックスが表示されます。デフォルトの場所は C:\です。デフォルトを選択すると、インストーラーは必要なファイルをすべて C:\xamppという新規フォルダーに展開します。展開されたファイルの大きさは約275 MBです。
  3. すべてのファイルが展開された後、Windowsコマンドプロンプトウィンドウが開きます。ここで、インストールオプションに関するいくつかの簡単な質問に答える必要があります。必要に応じてyまたはnを入力し、Enterを押します。

オプションを設定し終わると、XAMPPの準備ができたというメッセージが表示されるはずです。その後に、簡単なメニューがある画面が表示されます(図1を参照)。1を入力してEnterを押し、XAMPPコントロールパネルを起動します。その後、xを入力してEnterを押し、コマンドプロンプトウィンドウを閉じます。

XAMPPコントロールパネルでApacheとMySQLが動作していることを確認
図2. XAMPPコントロールパネルでApacheとMySQLが動作していることを確認

注意:Windowsセキュリティの警告が表示され、プログラムmysqlまたはapacheをブロックし続けるかどうかを尋ねられたら、どちらのプログラムに対しても「Unblock(ブロックを解除する)」ボタンを選択します。

エラーが発生した場合、次のことを確認してください。

  • Apacheが起動しない場合、コンピューターに管理者アカウントでログインしていることを確認してください。「Run As Administrator(管理者として実行)」オプションを選択したのでは、通常はWebサーバーを起動するのに十分な特権が得られません。
  • Apacheが起動時にエラーを報告した場合は、 C:\xampp\apache\logs\error.log ファイルをWindowsエクスプローラーでダブルクリックし、ファイルの末尾までスクロールして、エラーメッセージを確認します。
  • MySQLのエラーログは、 C:\xampp\mysql\data フォルダーにあります。ログが記録されているファイルの名前は、コンピューター名の後に拡張子 .err を付けたものです。これを開くには、ファイルのアイコンをダブルクリックし、使用するプログラムを尋ねられたら「Notepad(メモ帳)」を選択します。

ApacheまたはMySQLをWindowsサービスとして自動的に起動させるには、それぞれの隣にある「Svc」チェックボックスを選択します(FileZillaとMercuryは、FTPとメールのプログラムであり、DreamweaverでのPHPの開発には不要です。この記事ではこれらについては説明しません)。

データベースのセキュリティ保護

データベースをセキュリティで保護するには、次の手順を実行します。

  1. ブラウザーを起動し、アドレスバーにhttp://localhost/と入力します。
  2. インストールが正しく完了していれば、言語を選択するためのWebページが表示されます。使用する言語を選択します。
  3. 次に表示されるようこそ画面(図3を参照)の左側のメニューから、セキュリティ設定オプションを含むXAMPPの様々な機能をWeb経由で使用できます。
言語選択の後に表示されるXAMPPのようこそ画面
図3. 言語選択の後に表示されるXAMPPのようこそ画面
  1. 画面左側のメニューで「Security(セキュリティ)」をクリックします。新しいブラウザーウィンドウまたはタブが開き、インストールの現在のセキュリティステータスが報告されます。ステータスレポートの下までスクロールし、次のリンクをクリックします: http://localhost/security/xamppsecurity.php。
  2. セキュリティコンソール(図4を参照)が表示され、MySQLスーパーユーザー(root)のパスワードを作成するように求められます。

    注意:コンピューターを使用する人が1人だけでも、MySQLデータベースはパスワードで保護することが推奨されます。

MySQL rootパスワードの設定
図4. MySQL rootパスワードの設定
  1. 選択したパスワードを2つのフィールドに入力します。特殊文字は使用できますが、スペースを入れることはできません。
  2. パスワードフィールドのすぐ下には、phpMyAdminがrootスーパーユーザーとしてMySQLに接続する方法を決定するラジオボタンがあります。デフォルトは、cookieとして保存する方法です。これはローカル開発環境ではうまく動作します。
  3. この他に、pmaユーザーのパスワードをランダムに設定するかどうかも尋ねられます。デフォルトの「Yes(はい)」のままでかまいません。
  4. rootスーパーユーザーのパスワードを忘れることが心配なら、「Password Changing(パスワードを変更しました)」ボタンのすぐ上のチェックボックスを選択すると、パスワードが平文のテキストファイル(mysqlrootpassword.txt)に記録されます。これがセキュリティに関してどの程度のリスクになるかは、コンピューターに他の誰がアクセスできるかによります。
  5. 選択を行った後、「Password Changing(パスワードを変更しました)」ボタンをクリックします。

PHPインストレーションの動作検証

XAMPPをインストールしてデータベースをセキュリティで保護したら、PHPインストレーションをテストしてみましょう。

  1. XAMPPセキュリティウィンドウまたはタブを閉じ、ようこそ画面に戻ります(図3を参照)。
  2. 画面左側のメニューで「phpinfo()」をクリックします。

PHPが正常にインストールされていれば、PHPセットアップの詳細情報を示すページが表示されます(図5を参照)。

phpinfo()によるPHP設定情報の表示
図5. phpinfo()によるPHP設定情報の表示

現段階ではこの画面には情報が多すぎるように見えるかもしれませんが、ここにはPHPセットアップに関する貴重な情報が含まれています。PHPの設定について確認する必要がある場合は、いつでもこの画面に戻ってください。

注意:同じ情報を表示するために、次のスクリプトを内容とするPHPファイルを作成して、ブラウザーに読み込む方法もありします。

<?php phpinfo(); ?>

MySQLおよびphpMyAdminの動作検証

以下の手順で、MySQLとphpMyAdminのセットアップを検証します。

  1. XAMPPのようこそ画面の左側のメニューの「Tools(ツール)」セクションにある「phpMyAdmin」リンクをクリックします。
  2. phpMyAdminのログインページが読み込まれます(図6を参照)。ユーザー名としてrootを入力し、先ほど作成したrootパスワードを入力し、「Go(実行する)」ボタンをクリックします。
phpMyAdminへのログイン
図6. phpMyAdminへのログイン

ログインに成功すると、phpMyAdminのメイン画面が表示されます(図7を参照)。

phpMyAdminを使用してMySQLデータベースの作成と管理を実行
図7. phpMyAdminを使用してMySQLデータベースの作成と管理を実行

これで、PHP、MySQL、phpMyAdminのインストールが完了し、使用準備ができました。

次の節では、IISと組み合わせて使用するために、MySQLとphpMyAdminを個別にインストールする方法を説明します。したがって、Dreamweaver CS5でのPHPサイトの定義に直接進むか、チュートリアルシリーズCreating your first dynamic site in Dreamweaverのパート1から来られた場合は、そちらに戻ってください。

Windows へのMySQLおよびphpMyAdminのインストール(IIS専用)

IISでPHPを使用する場合、MySQLとphpMyAdminを個別にインストールする必要があります。

注意:以下の手順は、IISをWebサーバーとして使用する場合にのみ当てはまります。XAMPPおよびWampServerではMySQLとphpMyAdminはすでにインストールされています。

  1. MySQLダウンロードページのWindows DownloadsカテゴリからWindows Essentialsインストーラーをダウンロードします。
  2. インストーラーファイルをダブルクリックして、画面上の手順に従います。「Typical」インストールを選択します。
  3. インストール手順の最後で、MySQLサーバーを設定するオプションを選択し、「Finish」ボタンをクリックします。
  4. MySQL Server Instance Configuration Wizardで、次の選択を行います。
    • 設定の種類として「Detailed Configuration」を選択します。
    • サーバーの種類として「Developer Machine」を選択します。
    • データベースの用途として「Multifunctional Database」を選択します。
    • 同時接続数としては「Decision Support (DSS)/OLAP」を選択します。
    • ネットワークオプションはデフォルト設定のままにします。
    • デフォルト文字セットはデフォルトのままにします。
    • Windowsオプションでは、「Install As Windows Service」と「Include Bin Directory in Windows Path」の両方を選択します。
    • セキュリティオプションでは、rootパスワードを入力し、確認のためにもう一度入力します。
  5. 「Execute」ボタンをクリックして、MySQLを設定します。

phpMyAdminの個別インストール(IIS専用)

次のステップでは、MySQLのグラフィックフロントエンドであるphpMyAdminをインストールします。phpMyAdminはPHPベースなので、インストールは3段階のわかりやすい作業です。すなわち、ファイルをダウンロードし、ローカルテスト環境のWebサイトに解凍し、単純な設定ファイルを作成します。

  1. phpMyAdmin WebサイトからphpMyAdminの最新の安定版をダウンロードします。
  2. ダウンロードしたファイルを解凍します。ファイルの内容は phpMyAdmin-x.x.xという名前のフォルダーに展開されます。xはバージョン番号です。
  3. フォルダー名をphpmyadminに変更します。
  4. phpmyadmin フォルダーを(すべての内容を含めて)切り取って、IISサーバーのドキュメントルート( C:\inetpub\wwwroot)に貼り付けます。
  5. config という名前の新しいサブフォルダーを、 phpmyadmin フォルダーの下に作成します。
  6. ブラウザーを開き、アドレスバーにhttp://localhost/phpmyadmin/setup/index.phpと入力します。
  7. 接続が安全でないという警告メッセージが表示された場合は、無視します。この警告は、phpMyAdminをライブインターネットサーバーにインストールするサーバー管理者に向けたものです。
  8. 「Servers」セクションの「Add」ボタンをクリックします。必要な情報のほとんどが記入されたフォームが読み込まれます。次の設定を確認します。
    • Server hostname:localhost
    • Server port:空白のまま
    • Server socket:空白のまま
    • Connection type:tcp
    • Authentication type:config
    • User for config auth:root
    • Password for config auth:MySQL rootパスワードを入力
  9. 「Actions」フィールドを下にスクロールして、「Add」ボタンをクリックします。「Add」というラベルのボタンは2つ表示されます。必ず「Cancel」ボタンが横にある方のボタンをクリックします。

    次の画面では、phpMyAdminデータベースがセットアップされていないため、phpMyAdminの一部の機能が使用できないという警告が表示される可能性があります。これは重要ではありません。phpMyAdminの高度な機能を使用したい場合には、後でデータベースをセットアップすることもできます。

  10. ページの下部近くの「Configuration」セクションにスクロールして、「Save」ボタンをクリックします。
  11. Windows Explorerで config フォルダーを開きます。 config.inc.phpという名前の新しいファイルが表示されるはずです。このファイルをメインの phpmyadmin フォルダーに移動します。
  12. config フォルダーを削除します。
  13. ブラウザーのアドレスバーにhttp://localhost/phpmyadmin/と入力してphpMyAdminをロードします(図7を参照)。

これでPHP開発環境が完成しました。次のページではMacでのPHPのセットアップ方法を説明するので、Dreamweaver CS5でのPHPサイトの定義に直接進んでください。

Mac OS XでのPHPのセットアップ

PHPページはWebサーバーを通して処理する必要があります。したがって、DreamweaverでPHPの開発を行うには、PHP対応のWebサーバーとMySQLデータベースへのアクセスが必要です。MySQLへのグラフィカルインターフェイスであるphpMyAdminもあると便利です。これら3つのコンポーネントはすべてオープンソースソフトウェアであり、開発、テスト、Webアプリケーションの展開用に使用できます。しかも、これらはすべて無料です。

Apache WebサーバーとPHPはMac OS Xにプリインストールされていますが、デフォルトでは有効になっていません。さらに、PHPのプリインストール版には多くの有用な機能が欠けており、MySQLは別にインストールして設定しなければなりません。ターミナルのコマンドラインに熟練しているユーザー以外は、統合ソリューションのMAMPをインストールする方がはるかに簡単です。

この節では、MAMPをMacにインストールする方法を説明します。これにより、Apache Webサーバー、MySQL、phpMyAdminが1回の操作でインストールされます。

すでにApache、MySQL、phpMyAdminが動作している場合は、MAMPをインストールする必要はありません。DreamweaverでのPHPサイトの定義にただちに進んでください。

注意:MAMP PROという有料アドオンのライセンスを購入することもできます。これにより、サイトの管理が簡単になります。ただし、DreamweaverでPHPページを開発するには無料版で十分なので、MAMP PROについてはここでは説明しません。

Windowsユーザーの場合は、WindowsでのPHPのセットアップを参照してください。

始める前に

MAMPはApacheとPHPのプリインストール版を使用するのではなく、別のバージョンをハードディスク上の別の場所にインストールします。これにより、MAMPが不要になった場合は、単にMAMPフォルダーをごみ箱にドラッグするだけで、すべてを簡単にアンインストールできます。また、MAMPは、プリインストール版のApacheとの競合を避けるため、非標準のポート(8888)を使用して、Webページの要求をリッスンします。

PHPページをインターネット上に展開するのを容易にするために、Webサーバーの標準のポート(80)を使用するようにMAMPを設定しておいた方がよいでしょう。このための手順は後で説明しますが、初めにプリインストール版が動作していないことを確認する必要があります。

  1. 「System Preferences(システム環境設定)」を開き、「Internet & Network(インターネットとネットワーク)」の「Sharing(共有)」を選択します。
  2. 「Web Sharing(Web共有)」が選択されていないことを確認します。

MySQLをコンピューターにインストールしたことがなければ、これで大丈夫です。

注意MAMPのインストールは非常に高速(数分程度)で、トラブルもほとんどありません。ただし、まれに問題が起きることもあります。問題が起きた場合、最も参考になる情報源は、MAMPフォーラムです。

MacへのMAMPのインストール

MacにMAMPをインストールするには、次の手順を実行します。

  1. MAMPダウンロードページを開き、MAMP & MAMP PROのリンクを選択します。無料版と有料版の両方を含むディスクイメージがダウンロードされます。
  2. ダウンロードが終了すると、ライセンス条件が表示されます。「Agree」ボタンを選択して条件に同意し、ディスクイメージのマウントに進みます。
  3. ディスクイメージがマウントされたら、MAMPフォルダーを矢印が示すようにアプリケーションのショートカットアイコンにドラッグします(図8を参照)。
ディスクイメージからのMAMPのインストール
図8. ディスクイメージからのMAMPのインストール
  1. MAMPがアプリケーションフォルダーにコピーされたことを確認し、ディスクイメージを取り出します。

この記事の目的では、MAMPの無料版をインストールすれば十分です。有料版はアドオンであり、後で高度な機能が必要になったときに追加できます。有料版の詳細については、MAMP PRO Webサイトを参照してください。

MAMPの動作検証と設定

MAMPを動作検証して設定するには、次の手順を実行します。

  1. Applications/MAMPにあるMAMPアイコンをダブルクリックします。
  2. しばらくしてデフォルトのブラウザーが立ち上がり、MAMPのようこそページが表示されます。ブラウザーのアドレスバーのURLが http://localhost:8888で始まっていることに注意してください。 :8888 という文字列が localhost の後にあるのは、Webサーバーが非標準のポート8888をリッスンしていることを示します。
  3. ブラウザーを最小化し、デスクトップ上で動作しているMAMPコントロールパネルを見つけます。「Apache Server(Apacheサーバ)」と「MySQL Server(MySQLサーバ)」の隣の緑のライトは、両方のサーバーが動作していることを示します(図9を参照)。
MAMPコントロールパネルに表示されたApacheとMySQLのサーバーのステータス
図9. MAMPコントロールパネルに表示されたApacheとMySQLのサーバーのステータス
  1. 「Preferences(環境設定)」をクリックし、開いたパネルの上部にある「Ports(ポート)」を選択します。パネルには、ApacheとMySQLがそれぞれポート8888と8889で動作していることが示されます(図10を参照)。
MAMPポートの変更
図10. MAMPポートの変更
  1. 「Set To Default Apache And MySQL Ports(ApacheとMySQLの標準ポートに設定)」ボタンをクリックします。

    番号が標準のポートに変わります。Apacheは80、MySQLは3306です。これにより、Dreamweaverでの開発が容易になります。

  2. 「OK」をクリックし、Macパスワードの入力を求められたらパスワードを入力します。

    MAMPが停止し、両方のサーバーが再起動します。

    注意:ここはトラブルが最も起きやすいところです。他のプログラムがポート80を使用している場合、Apacheは再起動しません。この場合、System Preferences(システム環境設定)の、「Internet & Network(インターネットとネットワーク)」の「Sharing(共有)」で「Web Sharing(Web共有)」が選択されていないことを確認します。もう1つの可能性は、Skypeがポート80を使用していることです。ポートは、SkypeのPreferences(設定)の「Advanced(詳細)」セクションで変更できます。着信ポートとして42815を指定してみてください。Apacheがポート80を使用できない原因がわからない場合は、MAMPの環境設定パネルを開き、「Reset MAMP ports(使用ポートを初期値に戻す)」ボタンをクリックします。

  3. 両方のライトが再び緑になったら、「Open Start Page(スタートページを開く)」ボタンをクリックします。MAMPのようこそページがブラウザーに再ロードされます。今回は、URLで :80 が localhostの後に付いているはずです。ポート80はデフォルトなので、 :80 は省略可能です。したがって、なくても問題はありません。

    コロンと番号を付ける必要があるのは、非標準のポートを使用する場合だけです。

  4. MAMPメニューで「phpinfo」のリンクをクリックします。PHP設定情報を示すページが表示されます(図11を参照)。
システムの詳細などを示すPHP設定情報
図11. システムの詳細などを示すPHP設定情報

これで、PHP、MySQL、phpMyAdminのインストールが完了し、使用準備ができました。現段階ではこの画面には情報が多すぎるように見えるかもしれませんが、ここにはPHPセットアップに関する貴重な情報が含まれています。PHPの設定の詳細について確認する必要がある場合は、いつでもこの画面に戻ってください。

注意:同じ情報を表示するために、次のスクリプトを内容とするPHPファイルを作成して、ブラウザーに読み込む方法もありします。

<?php phpinfo(); ?>

これでコンピューターにPHPのテスト環境ができたので、DreamweaverでのPHPサイトの定義に進んで、開発を始めることができます。

Dreamweaver CS5でのPHPサイトの定義

PHPファイルはWebサーバーで処理する必要があるため、テストサーバーがどこにあるかをDreamweaverに伝えることが必要です。また、ファイルをテストする際に使用するURLもDreamweaverに伝える必要があります。以下の手順では、前の各節の説明に従って、ローカルテスト環境をコンピューター上に構築してあることを前提とします。

理論的には、PHPファイルはコンピューター上のどこに置いてもよく、ライブビューまたはブラウザーでのプレビューを実行したときに、Dreamweaverがファイルをテストサーバーにコピーします。ただし、この場合すべてのファイルの同一のコピーが2つ生じます。その代わりに、プロジェクトファイルをテストサーバーのドキュメントルート内部のフォルダーに置くのが普通です。このチュートリアルでもこの方法を採ります。

サーバーのドキュメントルートの確認

ドキュメントルートとは、サーバーがWebページを探すときに使用するトップレベルのフォルダーです。その場所は、PHPテスト環境をインストールした場所と方法によって異なります。

一般的なPHPセットアップでのデフォルトの場所を以下に示します。

  • XAMPP: C:\xampp\htdocs
  • IIS: C:\inetpub\wwwroot
  • WampServer: C:\wamp\www
  • MAMP: /Applications/MAMP/htdocs

ドキュメントルートのURLは http://localhost/です。

注意:MAMPのデフォルトポートを使用する場合、 http://localhost:8888/ をURLとして使用します。

作業フォルダーの指定

作業フォルダーを指定するには、次の手順を実行します。

  1. Dreamweaverで、Site(サイト)/New Site(新規サイト)を選択します。
  2. 「Site Name(サイト名)」テキストボックスにサイト名(PHP Test Siteなど)を入力します。この名前は、Dreamweaverでプロジェクトを識別するために使用されます。
  3. 「(ローカルサイトフォルダー)」テキストボックスの隣のフォルダーアイコンをクリックし、テストサーバーのドキュメントルートを参照します。
  4. ドキュメントルートの下に php_testというサブフォルダーを作成し、それを選択します。
  5. 「Open(開く)」ボタンをクリックし、「Select(選択)」(Macでは「Choose(選択)」ボタンをクリックします。
  6. Site Setup(サイト定義)ダイアログボックス(図12を参照)で設定を確認し、「Save(保存)」ボタンをクリックします(ローカルサイトフォルダーの場所は、PHPをインストールした方法によって異なります)。
PHPテストサイトの基本設定の確認
図12. PHPテストサイトの基本設定の確認

注意:フォルダー名にはスペースや特殊文字を入れないでください。一般的に、Webサイトのフォルダー名やファイル名にはスペースや特殊文字を入れないようにします。ほとんどのPHPサーバーで問題が生じるからです。

Dreamweaverでサイトを定義するのに必要な作業はここまでです。リモートサーバーやテストサーバーは、実際に使用するときまで定義する必要はありません。ただし、ここではすぐにサイトのテストを行うので、Site Setup(サイト定義)ダイアログボックスを開いておきます。

Dreamweaverに対するテストサーバーの指定

テストサーバーを指定するには、次の手順を実行します。

  1. Site Setup(サイト定義)ダイアログボックスの左側の列で、「Servers(サーバー)」を選択します。
  2. ダイアログボックスの左下にあるプラス(+)ボタンをクリックして、新規サーバーを追加します。
  3. 開いたダイアログボックスで、「Basic(基本)」ボタンが選択されていることを確認し、Connect Using(使用する接続)リストから「Local/Network(ローカル/ネットワーク)」を選択します。
  4. サーバーの名前(Local Testingなど)を入力します。
  5. 「Server Folder(サーバーフォルダー)」を、「Local Site Folder(ローカルサイトフォルダー)」に指定したフォルダーに設定します。この例では、サーバーのドキュメントルートにある php_test です。
  6. 「Web URL(Web URL)」に、サーバーのドキュメントルートにある php_test フォルダーにアクセスするためのURLを入力します。ドキュメントルートは http://localhost/でアクセスできるので、「Web URL(Web URL)」テキストフィールドには「http://localhost/php_test/」と入力します(図13を参照)。
テストサーバーの基本設定(サーバーフォルダーやWeb URLなど)
図13. テストサーバーの基本設定(サーバーフォルダーやWeb URLなど)

注意:MAMPのデフォルトポートを使用する場合、Web URLは http://localhost:8888/php_test/となります。

  1. ダイアログボックス上部の「Advanced(詳細)」ボタンを選択します。リモートサーバーおよびテストサーバーの両方のためのオプションが表示されます。
  2. 「Server Model(サーバーモデル)」(「Testing Server(テストサーバー)」セクション)で、「PHP MySQL(PHP MySQL)」を選択します(図14を参照)。
テストサーバーのサーバーモデルをPHP MySQLに設定
図14. テストサーバーのサーバーモデルをPHP MySQLに設定
  1. 「保存」ボタンをクリックします。
  2. これはテストサーバーなので、Site Setup(サイト定義)ダイアログボックスで「Testing(テスト)」チェックボックスが選択されていることを確認します。必要な場合、「Remote(リモート)」テストボックスを選択解除します(図15を参照)。
「Testing(テスト)」チェックボックスが選択されていることを確認
図15. 「Testing(テスト)」チェックボックスが選択されていることを確認
  1. 「Save(保存)」ボタンをクリックして、変更を保存します。

PHPサイトの動作検証

Dreamweaverでサイトを定義したので、すべてが動作するかどうかテストできます。

  1. File(ファイル)/New(新規)を選択し、ページタイプとして「PHP」を選択して空白ページを作成します。
  2. コードビューを開き、<body>タグの間に次のコードを入力します。
<p>The time is now <?php echo date('H:i:s'); ?>.</p>

<?php ?>タグの間のコードは、現在時刻を表示します。

  1. デザインビューに切り替え、ページを timetest.phpという名前で保存します。HTMLの<p>タグ内部のテキストは通常通りに表示されますが、PHPコードは金色の盾に置き換えられます(図16を参照)。
デザインビューで動的コードを表す金色の盾
図16. デザインビューで動的コードを表す金色の盾
  1. 「Live View(ライブビュー)」ボタンをクリックします。金色の盾が現在時刻に置き換えられます(図17を参照)。
PHPコードがWebサーバーで処理され、ライブビューに表示される
図17. PHPコードがWebサーバーで処理され、ライブビューに表示される

「Address(アドレス)」テキストボックスの値が、ファイルの物理位置でなくWeb URLを示していることに注目してください。

うまくいかない場合

ライブビューに時刻が表示されない場合は、次の点を確認してください。

  • Webサーバー(ApacheまたはIIS)が動作しているか。サーバーが自動的に動作するように設定してある場合以外は、PHPページを処理するために手動でサーバーを起動する必要があります。
  • Web URLはサーバーフォルダーと同じ場所を指しているか(図13を参照)。サーバーのドキュメントルート(PHPのセットアップに応じて、htdocs、 wwwroot、 wwwのどれか)は、 http://localhost/に対応します。サイトがドキュメントルートのサブフォルダーにある場合は、サブフォルダー名をURLに追加する必要があります。
  • MAMPのデフォルトポートを使用している場合、localhostの後ろに:8888を追加しているか。
  • セキュリティソフトウェアがポート80および3306(MAMPのデフォルト値を使用している場合は8888および8889)をブロックしていないか。

サンプルファイルの使用

PHPサイトは定義され、動作しています。次のステップでは、データベースに接続するための準備として、テストサイトにサンプルファイルを追加します。

このチュートリアルのサンプルファイルをダウンロードし、解凍して、サーバーのドキュメントルートにある php_test フォルダーに置きます。サンプルファイルがFiles(ファイル)パネルに表示されるはずです(図18を参照)。ファイルが表示されない場合は、Files(ファイル)パネル上部のRefresh(更新)アイコンをクリックしてみてください。

Files(ファイル)パネルに表示されたデータベース接続テスト用のサンプルファイル
図18. Files(ファイル)パネルに表示されたデータベース接続テスト用のサンプルファイル

MySQLデータベースおよびユーザーアカウントの作成

MySQLは単一のデータベースではなく、データベース管理システムです。個々のデータベースはMySQL内部に作成します。スーパーユーザー(root)は、すべてのデータベースに対してあらゆる操作を実行できます。したがって、権利のないユーザーが他人のデータにアクセスできないように、制限された特権を持つユーザーアカウントを作成する必要があります。

この節では、MySQLへのフロントエンドであるphpMyAdminを使用して、データベースの作成、サンプルデータの読み込み、MySQLユーザーアカウントの作成を行います。以下の手順では、WindowsにXAMPPがインストールされているか、MacにMAMPがインストールされているか、Webサーバー、PHP、MySQL、phpMyAdminによって独自のPHPテスト環境が作成されていることを前提とします。

新規データベースの作成とデータの読み込み

この作業を実行するには、次の手順に従います。

  1. WebサーバーとMySQLサーバーが動作していることを確認します。
  2. phpMyAdminを起動します。このためには、通常はhttp://localhost/phpmyadmin/をブラウザーのアドレスバーに入力します。

    Mac OS XでMAMPを使用している場合、http://localhost/MAMP/またはhttp:localhost:8888/MAMP/を使用し、phpMyAdminへのリンクをクリックします。

  3. WindowsでXAMPPをインストールしてある場合、ユーザー名としてrootを入力し、MySQL rootパスワードの入力を求められたらパスワードを入力します。

    phpMyAdminのようこそ画面が表示されます(図19を参照)。

MySQLにアクセスするためのphpMyAdminのメイン画面
図19. MySQLにアクセスするためのphpMyAdminのメイン画面

注意:画面の左側のメニューに表示されるデータベースのデフォルトのリストは、XAMPPとMAMPで多少異なりますが、この違いは重要ではありません。

  1. 「Create New Database(新規データベースを作成する)」というラベルのテキストボックスにphp_testと入力し、「Create(作成)」ボタンをクリックします。

    注意:データベースとデータベースのカラム(フィールド)の名前を選択する際には、スペースやハイフンは使用しないようにします。英数字と下線文字だけを使用します(例、feedback_demo)。phpMyAdminではスペースとハイフンも入力できますが、これらは特殊な処理が必要であり、問題を起こす可能性があります。英文字は小文字だけを使用した方がよいでしょう。Windows版のMySQLでは、名前は自動的に小文字に変換され、大文字と小文字の区別なしに扱われるからです。ほとんどのPHPサイトはLinuxサーバー上に構築されており、大文字と小文字が区別されます。名前に大文字が含まれていると、WebアプリケーションをWindowsからLinuxサーバー上にアップロードしたときに、名前が使用できなくなってしまいます。

    注意:「Collation(照合順序)」設定は、英語以外の言語を使用する場合を除いて、無視してかまいません。「Collation(照合順序)」は、レコードの並び順を決定します。英語の場合はデフォルト設定でうまく動作します。

  2. php_testデータベースを作成したというメッセージが表示されたら、ページの上部にある「Import(インポート)」タブをクリックします。
  3. 「File To Import(インポートするファイル)」セクションで、「Location Of The Text File(テキストファイルの位置)」テキストボックスの隣の「Browse(参照)」ボタンをクリックし、 php_test.sql (PHPテストサイトの assets フォルダーの下)を選択します。
  4. ページの下部にある「Go(実行する)」をクリックします。サンプルデータがデータベースに読み込まれます。
  5. phpMyAdminは次の節でも使用するので、開いたままにしておきます。

MySQLユーザーアカウントの作成

rootスーパーユーザーは、データをすべて削除することも可能なので、phpMyAdmin内部の管理作業に限って使用するようにします。データを削除してしまうと、元に戻すことはできません。WindowsやMacのごみ箱に相当するものはないのです。したがって、次の作業としては、制限された特権を持つMySQLユーザーを作成します。以下の手順で、php_testデータベースだけにアクセスできるアカウントを作成します。

  1. phpMyAdmin画面の左上にある小さな家のアイコンをクリックして、元のようこそ画面に戻ります(図19を参照)。
  2. ようこそページの上部にある「Privileges(特権)」タブをクリックします。

    注意:phpMyAdminの機能の多くはコンテキストに依存します。「Privileges(特権)」タブはすべての画面にありますが、新規ユーザーアカウントを作成するには、ようこそ画面に戻って「Privileges(特権)」タブをクリックする必要があります。

  3. 「Add A New User(新しいユーザーを追加する)」(画面の中央付近)をクリックします。
  4. 「User Name(ユーザー名)」テキストボックスに、phptestuserと入力します。
  5. 「Host(ホスト)」で「Local(ローカル)」を選択します。隣のテキストボックスにlocalhostが入力され、ユーザーはローカルテスト環境に制限されます。
  6. 「Password(パスワード)」フィールドにパスワードを入力し、すぐ下のフィールドにもう一度入力します。
  7. ページの残りの部分はそのままにして、ページの下部にある「Go(実行する)」ボタンをクリックします。

    次の画面で、新しいユーザーが追加されたことが確認されます。「Global privileges(グローバル特権)」セクションでは、すべてのデータベースに対する同じ特権をユーザーアカウントに与えます。このチュートリアルでは、このユーザーをphp_testデータベースだけに制限します。

  8. 「Database-specific Privileges(データベースに固有の特権)」セクションまでスクロールし、php_testデータベースを選択します(図20を参照)。
MySQLユーザーアカウントを特定のデータベースに制限
図20. MySQLユーザーアカウントを特定のデータベースに制限

注意:データベース名の下線文字の前には、バックスラッシュ(または\文字)が付いています。場合によっては、下線文字がMySQLのワイルドカード文字として使用されることがあるので、下線文字をその文字自体として扱うために、バックスラッシュ(または\文字)が付けられています。ただし、そのような場合は例外的です。通常は、データベース、テーブル、カラム名の下線文字の前にバックスラッシュ(または\文字)は付けません 。

  1. 次のページでは、選択したデータベースに対するユーザーの特権を設定します。Webアプリケーションに必要な特権は、通常はSELECT、INSERT、UPDATE、DELETEの4つだけです。これらを設定して、「Go(実行する)」ボタンをクリックします(図21を参照)。
WebアプリケーションにSELECT、INSERT、UPDATE、DELETEユーザー特権を設定
図21. WebアプリケーションにSELECT、INSERT、UPDATE、DELETEユーザー特権を設定

これで、php_testデータベースにアクセスできるMySQLユーザーアカウントができました。次の節では、DreamweaverでMySQL接続を作成する方法を説明します。

データベースへの接続

サンプルファイルに含まれる comments.php は、php_testデータベースに対するクエリを実行し、結果を表示します。ページの「Customer Comments」セクションにある動的テキストオブジェクト(図22を参照)は、結果が表示される場所を示します。結果を表示するには、データベースへの接続を作成する必要があります。

動的テキストオブジェクトを含むサンプルPHPページ
図22. 動的テキストオブジェクトを含むサンプルPHPページ
  1. comments.phpを開きます。MySQL接続を作成するには、Document(ドキュメント)ウィンドウでPHPページが開いている必要があります。
  2. Databases(データベース)パネル(Window(ウィンドウ)/Databases(データベース)を選択)で、パネル上のプラス(+)ボタンをクリックし、「MySQL Connection(MySQL接続)」を選択します。

    MySQL Connection(MySQL接続)ダイアログボックスが開きます。

  3. 接続名としてconnTestを入力します。
  4. 「MySQL Server(MySQLサーバー)」には、localhostと入力します。

    MacでMAMPのデフォルトポートを使用している場合は、localhost:8889を使用します。

  5. 「User Name(ユーザー名)」には、phptestuserと入力します。
  6. phptestuserアカウントに対して選択したパスワードを「Password(パスワード)」フィールドに入力します。
  7. 「Database(データベース)」に、php_testと入力します。

    注意:ここでは下線文字の前にバックスラッシュ(または\文字)を付ける必要はありません。前の節でphpMyAdminによってバックスラッシュ(または\文字)が挿入されていたのは、phpMyAdminが使用するクエリでワイルドカード文字が使用できるからです。

  8. 「Test(テスト)」ボタンをクリックします。

    Dreamweaverがデータベースへの接続を試みます。接続が失敗した場合、次の作業を実行します。

    • サーバー名、ユーザー名、パスワードをもう一度確認します。
    • Dreamweaverが動的ページを処理するために使用するフォルダーの設定を確認します(Dreamweaverに対するテストサーバーの指定を参照)。
    • WebサーバーとMySQLサーバーが動作していることを確認します。
    • ファイアウォールまたはセキュリティプログラムを一時的に無効にしてみます。接続が動作した場合、DreamweaverとMySQLの間の通信を許可するようにセキュリティプログラムを設定する必要があります。
  9. 「OK」をクリックします。新しい接続がデータベースパネルに表示されます。
  10. connTest接続を展開し、Tables(テーブル)ブランチを展開します。データベースのcommentsテーブルが表示されます。これを展開すると、テーブルのカラムの詳細が示されます(図23を参照)。
Databases(データベース)パネルに表示されたテーブルのカラム
図23. Databases(データベース)パネルに表示されたテーブルのカラム
  1. 「Live View(ライブビュー)」ボタンをクリックします。 comments.php の動的テキストオブジェクトの代わりに、データベースから取得されたデータが表示されます(図24を参照)。
ライブビューに表示されたデータベースからのデータ
図24. ライブビューに表示されたデータベースからのデータ

これで、PHP開発環境とサイトがセットアップされ、PHP WebアプリケーションをDreamweaverで開発できるようになりました。

次のステップ

このチュートリアルでは、PHP開発環境のセットアップ、PHPサイトの定義、MySQLデータベースへの接続について説明しました。サイトとテストサーバーの定義と、MySQL接続の確立は、DreamweaverでPHP Webアプリケーションを開発するための基本的作業です。これで、PHPを使った動的WebサイトをDreamweaverで開発する準備が整いました。

DreamweaverでのPHP開発に関する他の記事やチュートリアルを見るには、Dreamweaver Developer CenterのWebアプリケーション開発ページを参照してください。

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