Dreamweaver CS4のリリースにあわせて、Dreamweaverにはバージョン管理システム(VCS)のSubversionのサポートが実装されています。これからはWebデザイナーやWebデベロッパーも、長年の間コードデベロッパーが愛用してきたVCSのメリットを享受することができます。この機能を実装するにあたりアドビが目指したのは、Dreamweaverユーザの日々の作業を快適にすることです。今後、デザイナー・デベロッパーはWeb開発時に1つのグラフィカルユーザインターフェイス(GUI)を使用し、VCSの管理には別のGUIを使用するといった手間から解放されます。Subversionの統合は、デザイナー・デベロッパーのワークフローを大幅に改善するものと言えるでしょう。
メモ:Dreamweaver CS4とSubversionの統合は、すべての機能が備わった完全なSubversionクライアントを提供することを目的にしたものではありません。Dreamweaver CS4には他のSubversionクライアントに実装されている高度な機能がすべて収録されてはいないものの、今回の統合実装により、SubversionをDreamweaverユーザの日常的なワークフローに取り入れることができます。
この記事は3部構成の記事の第1部です。ここではデザイナー・デベロッパーにとってなぜSubversionが便利であるかについてと、VCSを組み入れたワークフローの例を紹介します。また、Subversionに慣れ親しめるよう、VCSの基本コンセプトと、この種のツールを使用する理由に重点をおきながら解説を進めることにします。Subversionを取り入れたワークフローについては、後ほど紹介することにします。パート2の記事では、Dreamweaver CS4でSubversionリポジトリを使用する際の設定方法を、パート3の記事ではオリジナルリポジトリの作成方法をそれぞれ解説します。
既にVCSのコンセプトを理解している読者には、パート2:Subversionを使用するためのDreamweaverの設定に進むことを推奨します。
Andrew Voltmerは90年代前半からソフトウェア開発およびWeb開発を手がけ、1996年にmacromedia.comのサイト管理システムを手がけて以来、Dreamweaverを使い続けています。Andrewはソフトウェア開発に関する豊富な実績と、数々のバージョンコントロールリポジトリの管理経験を擁しています。これまでにMacromedia、Organic Online、LookSmartおよびReplayTVでの勤務経験があります。インターネットテクノロジにかかわる作業以外の時間は、ロックの演奏と録音を楽しんでいます。