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Webプログラミングに役立つ Dreamweaverの基礎知識

ライブラリとテンプレートで一括管理

 プログラマの場合,よく使う関数などを別ファイルにしてinclude( )関数(PHP)などを使って参照したりします.Dreamweaverには,これに似た機能として「ライブラリ」と「テンプレート」があります.

 ライブラリは,登録したい部分を選択して[ライブラリ]→[ライブラリにオブジェクトを追加]メニューをクリックすると,その部分がライブラリに追加されます.登録したライブラリは,「アセット」パネルから利用することができます(図6).挿入したい場所にドラッグ&ドロップするか,挿入ボタンをクリックします.こうして,さまざまなファイルに挿入したライブラリは,「アセット」パネル上でダブルクリックして編集すると,自動的に挿入されたすべてのファイルが更新されるというしくみです.

 テンプレートは,ライブラリとは逆に共通のページの中で一部だけが違う場合に利用します.たとえば,ニュースページなどのように,ページの体裁は同じで内容だけが違う場合などに使うと便利な機能です.

 テンプレートを作成するときは,通常どおりにファイルを編集し,テンプレートにしたときに編集できる領域にしたい場所を[挿入]→[テンプレートオブジェクト]→[編集可能領域]メニューをクリックして,編集可能領域に設定します(図7).そして,ファイルを保存するときに[ファイル]→[テンプレートとして保存]メニューをクリックすれば,テンプレートの完成です.次回から,新しいファイルを作るときにテンプレートを選んで作り始めることができるようになります.

 ライブラリとテンプレートは,特殊なコメントタグで実現されています.リスト1を見るとわかるとおり,ライブラリやテンプレートになっている場合 でもHTMLは直接書かれているため,PHPなどを必要とせずにWebブラウザで表示することができます.Dreamweaverはその前後に書かれた特殊なコメントを判断して書き替えています.そのため,拡張子が.htmlなどの静的ページでも使うことができるという利点があります.

 ただし,ライブラリなどを使っている場合には1点注意が必要です.Dreamweaverでこれらのページを編集するときは,ライブラリやテンプレートに指定されている部分は,選択などができないように制御されているため書き替える心配はありませんが,他のエディタでは編集できてしまいます.

 そして,次回Dreamweaverでライブラリなどを更新した場合には,その部分がライブラリによって上書きされてしまうため,加えた変更が無効になってしまうの です(図8).ライブラリなどが使われているファイルを変更する場合には,必ずDreamweaverを使うか,または特殊なコメントタグの位置に気をつけて編集する 必要があります.気をつけましょう.

▼図6 ライブラリを登録するとアセットパネルに記録される

図6

▼図7 編集できる箇所を編集可能領域に設定

図7

▼リスト1 本来のHTMLの前後に,特殊なコメントタグが付加される

<p><!-- #BeginLibraryItem "/Library/library.lbi" -->
ライブラリに登録した箇所<!-- #EndLibraryItem --></p>

▼図8 ライブラリが変更を上書きしてしまう

図8