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Webプログラミングに役立つ Dreamweaverの基礎知識

チェックイン/チェックアウト機能

 Dreamweaverの機能の中でも,大きな魅力があるのがチェックイン/アウト機能です.この機能は,FTPサーバやWindowsネットワークなどでファイルを共有し ている場合,自分がファイルを編集するときに「チェックアウト」処理を行うことで,他の人が同じファイルを編集できなくする機能です.これにより, ファイルを互いに上書きしあってしまうことを防ぐことができます.

 チェックイン/アウトを使うには,「サイト定義」の「リモート情報」の設定の際に設定します(図20).チェックアウト時の名前と,メールアドレスを設定すればすぐに使い始めることができます.

 ファイルをリモートサーバから取得するときに「チェックアウト」を行うと,ファイルが図21のようになり,自分が編集権を持つことができます.このとき,もし別の場所で同じファイルをチェックアウトしようとすると,図22のような警告が表示されます.

 編集が終わったら「チェックイン」を行います.ファイルは図23のようになり,再度編集する場合にはチェックアウトをしなければ,編集できなくなります.

 とはいえ,このような機能はプログラマにとっては身近な機能かもしれません.CVSやSubversionといったバージョン管理システムを使えば,簡単に実 現することができます.CVSなどがバージョンの管理や,ファイルの変更部分のマージなどを行えるのに対し,Dreamweaverではそのような機能がない分,機能に 物足りなささえあります.しかし,筆者はCVSなどよりも,このチェックイン/アウト機能を愛用しています.というのは,協業するデザイナにとっては CVSやSubversionはかなり敷居の高い機能なのです.

 Eclipseなどのプラグインを使えば,これらを統合環境の中で扱うことができますが,デザイナの場合はこのようなソフトに慣れていないため,手間が増 えてしまいます.

 また,Webサイトの場合,レンタルサーバなどを使っていることも多く,CVSシステムを容易には導入できない場合もあります.Dreamweaverのチェックイン/ アウト機能は,Dreamweaver内で機能が完結していてサーバには依存しません.そのため,非常に手軽に利用することができ,デザイナとも共有して使うことがで きます.

 Dreamweaverは,通常のFTPサーバはもちろん,セキュリティに対応した「SFTP」,WindowsネットワークなどやMacのフォルダ共有,WebDAV,ColdFusion のファイル共有である「RDS」に対応しています.

▼図20 チェックイン/アウトの設定.はじめはチェックボックスだけだが,チェックすると設定項目が増える

図20

▼図21 チェックアウトした場合,緑色のチェックマークが付く

図21

▼図22 別の場所で同じファイルをチェックアウトしようとすると表示されるダイアログ

図22

▼図23 チェックインした場合.南京錠のアイコンが 表示される.

図23