
(株)セカンドファクトリー
杉下高仁 氏
http://www.2ndfactory.com
ここで紹介いたします『TimeManager』は、株式会社リンコム様が開発・販売をされていますEIP構築プラットフォーム『リンコム ネクスト』に対応する『リンコム ネクスト アプリケーション』のひとつである、勤怠・作業実績管理アプリケーションです。インターフェースにはFlash MXを使い、入力のしやすさを目指したリッチインターネットアプリケーション(以下、RIA)です。
こちらの記事はColdFusionのDevNetとの共同企画になっており、ColdFusion側では、RIA開発上のシステム側の設計手法について掲載されておりますので、そちらもご覧ください。
今回は『TimeManager』の機能の1つである作業報告インターフェースを例に、インターフェースの設計手法について考察します。
以下の図が『TimeManager』の制作のフローです。

Flashによるインターフェースは、開発の自由度の高さが魅力です。その反面、多大な工数がかかってしまうなど、その必要性については十分に検討することが必要だと考えております。 例えば、メール送信画面にFlashを採用するメリットはあるのでしょうか。 入力・確認して送信する程度であれば、あえてFlashを採用する必要性はありませんよね。しかし、送信するまでに何枚ものページがあり、HTMLによるインターフェースではページ遷移が煩雑になってしまうような場合には、ノンリフレッシュでページ遷移が可能なFlashによるインターフェースの制作も検討に入れる価値があるでしょう。
『TimeManager』の作業報告インターフェースでは、今日1日の作業を入力します。作業時間をタイムラインの「塗り」で表現することで、入力のしやすさ、わかりやすさを目指しています。このようなインターフェースを実現するには、Flashが最適です。
Flashでの制作が決定したら、ColdFusionとの連携方法を設計します。このインターフェースに必要なデータは何か?データはどのような形式で受け渡しを行うのか決定します。
インターフェースのモックアップを制作します。
実際に操作できるモックアップを制作し、担当者以外の人に操作してもらうことで、設計段階では気がつかなかった不具合や、より使いやすくするための改善点を見つけ出します。
作業報告インターフェースは以下のように変遷していきました。
例えばタイムラインの選択については、マウスのドラッグにより入力する設計としていましたが、実際に操作すると細かい操作には向かないことがわかり、クリックによる配置に設計変更しています。
日常操作することになるインターフェースの開発のため、多くの人にユーザビリティチェックを行ってもらうことが大切だと考えています。

弊社の製品『TimeManager』は、このようにして開発されました。
今後のRIA開発の一助になれば幸いです。