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Device Central CS5 は、デバイス向けに作成したコンテンツを、デスクトップ環境で動作確認できる便利なツールです。これまで、多くの携帯向け Flash コンテンツを開発してきた岡田さんに、Device Central をどのように活用しているか、お話を伺いました。
| 岡田 昇三 (Okada Shozo) : ワイノット、楽天、フリーランス活動を経て、2009年よりhi-posi代表。多数のモバイルFlashコンテンツに携わる。執筆活動、講演も行っている。共著に『FlashLiteで作る携帯コンテンツ実践教科書』(毎日コミュニケーションズ)がある。 http://hi-posi.jp/ |
「ある程度 FLash コンテンツの開発が進んだら、デバイスでの動作確認を行います。その際に、Device Central を使用します。Flash Professonal の 「制御」 メニューから、「ムービープレビュー」 → 「Device Centralを使用」 と設定しておくと、Ctrl+Enter で Device Central が起動します」
「Device Central では様々な機種の中から選んで動作確認を行うことが出来ますが、普段は Casio W21CA を使っています。これは Flash Lite 1.1 を搭載した初期の端末で、メモリ搭載量が 1 MB と最も少ないモデルの 1 つです。キャリアや Flash Lite のバージョンの違いによらず、どの端末でも動作するコンテンツを開発することが多いため、この機種を使って動作確認とメモリ調整をしています」
「Device Central では、バッテリーの残量とか日付を変えたりするのも簡単です。「デバイスステータスパネル」 内でこれらの値を任意に変更して、コンテンツ実行時のシミュレーションができます。また、「FLASH メモリパネル」ではムービーが使用しているメモリ量をグラフで知ることができます。どのシーンでメモリが不足したか分かるため、該当するシーンでベジェ曲 線の量を控えたり、ビットマップの数を減らしたりして、メモリが不足しがちな携帯コンテンツ制作には、非常に役に立ちます」
「Device Central で動作確認ができるとはいえ、大事なのは実機確認です。 実際に端末で確認してみると、コンテンツの作り方によっては、シミュレーション時には問題なくても実機ではメモリ不足になることがあります。そのため、3 つのキャリア、様々なバージョンの Flash Lite を搭載している機種で検証します 」
「あまり知られていないのですが、Device Centralから 、シミュレーション時の動きを QuickTime で書き出すことが可能です。端末を持っていないクライアントに、動きの確認をしていただく際に利用します」
「AIR for Android がリリースされたので、Android アプリを作ってみました。 Flash は、こういうアプリが簡単に作れるのがいいですね。アニメーションや演出方法など、Web や携帯で培ったノウハウをそのままスマートフォンに応用できるし、AS3 のライブラリがそのまま使えるってのもいいですね」
URL: http://www.youtube.com/watch?v=GTvXDYmDdLQ
「もちろん、Device Central はスマートフォン用コンテンツも シミュレーションが可能です。Device Central のウインドウの右上にある 「参照」 で検索して下さい。すでに様々なスマートフォンのプロファイルが並んでいます。必要なプロファイルを 「テストデバイス」 パネルにドラッグすれば、その機種を使った動作確認が Device Central 内で出来るようになります。アドビが作成したプロファイルだと、外観も表示されるので、 どんな風に Flash コンテンツが表示されるかわかりやすくて便利です」
「Device Central CS5 は、加速度センサーや地理位置情報といった新しいデバイスからのインプットをエミュレーションする機能も持っています。デバイスが手元に無い状況でも動作確認が出来るので助かります。ただ残念なのは、AIR for Android には未対応という点です。これは次のバージョンに期待!というところですね」
「Android 端末が沢山発表されて、2011年はいよいよ本格的なスマートフォン時代に突入しそうですね! Flash で作ったアプリが Android Market や iTunes Store ですぐに世界配信できるってのはすごいです。 Flasher さんは、Web や携帯のコンテンツ作りのノウハウをそのままスマートフォンに応用できるのが強みですよね。リッチなコンテンツを、しかもスピードを持って開発できます。 Flash で作品を作って、それだけで世界中で生きていく。そんな人が増えていくかもしれません」