フィルタを使用すると、テキスト、ボタン、およびムービークリップにさまざまな視覚効果を追加できます。フィルタは、ドロップシャドウ、ぼかし、グロー、およびベベルをグラフィックエレメントに適用する場合によく使用されます。Flash に固有の機能として、モーショントゥイーンを使って、適用するフィルタをアニメーション化することができます。たとえば、ドロップシャドウ付きのボール (球) を作成する場合、タイムラインの最初のフレームから最後のフレームまでドロップシャドウの位置を変えて、オブジェクトの 1 つの側から反対側に移動する光源の外観をシミュレートすることができます。
フィルタを適用した後にも、フィルタのオプションや順序をいつでも変更して、いろいろな組み合わせ効果を試すことができます。プロパティインスペクタでは、フィルタの有効と無効を切り替えることや、フィルタを削除することができます。フィルタを削除すると、オブジェクトは元の外観に戻ります。特定のオブジェクトを選択すると、そのオブジェクトに適用したフィルタが表示され、また、プロパティインスペクタ上でそのオブジェクトに対するフィルタリストが更新されます。
フィルタは、選択したオブジェクトに対してプロパティインスペクタから適用することができます。オブジェクトに新しいフィルタを追加するたびに、プロパティインスペクタでそのオブジェクトに適用されたフィルタのリストにフィルタが追加されます。1 つのオブジェクトに複数のフィルタを適用することも、以前に適用したフィルタを削除することもできます。図 1 に、各種フィルタがムービークリップインスタンスの外観にどのようなエフェクトを与えるかを示します。
図 1. フィルタエフェクトの例
フィルタが SWF ファイルのパフォーマンスにどのような影響を与える可能性があるかの情報については、Flash LiveDocs の次のセクションを参照してください。フィルタと Flash Player のパフォーマンスについては [Flash ユーザーガイド]-[フィルタとブレンドの使用 (Flash Professional のみ)]-[フィルタと Flash Player のパフォーマンスについて]、エラー処理、パフォーマンス、フィルタについては [ActionScript 2.0 の学習]-[ActionScript 2.0 によるアニメーション化、フィルタ適用、描画]-[フィルタエフェクトのアニメーション化]-[エラー処理、パフォーマンスおよびフィルタについて]。
[フィルタの追加] (+) ボタンをクリックし、[フィルタ] ポップアップメニューからフィルタを選択します (図 2 を参照)。選択するフィルタがオブジェクトに適用され、フィルタ設定のコントロールがプロパティインスペクタに表示されます。
図 2. プロパティインスペクタの [フィルタの追加] メニュー
目的の外観を得るまで、さまざまな設定を試すことができます。各フィルタで利用できる設定の詳細については、Flash LiveDocs の [Flash ユーザーガイド] で次のセクションを参照してください。
フィルタ設定ライブラリを作成すると、同じフィルタまたはフィルタのセットをオブジェクトに対して簡単に適用できます。プロパティインスペクタで作成したプリセットフィルタは、[フィルタ]-[プリセット] メニューの [フィルタ] タブに保存されます。
プリセットは、削除することや名前を変更することもできます。
詳細については、Flash LiveDocs の次のセクションを参照してください。[Flash ユーザーガイド]-[フィルタとブレンドの使用 (Flash Professional のみ)]-[フィルタの適用]-[プリセットフィルタライブラリの作成]。
プロパティインスペクタのフィルタリストで、フィルタ名の隣にある有効化アイコンまたは無効化アイコンをクリックします。
メモ : フィルタリストで Alt キーを押しながら有効化アイコンをクリックすると、リスト内にある他のフィルタの有効状態を切り替えることができます。Alt キーを押しながら無効化アイコンをクリックすると、選択したフィルタが有効になり、リストの他のフィルタがすべて無効になります。
プロパティインスペクタで [フィルタの追加] (+) ボタンをクリックし、ポップアップメニューから [すべてを有効にする] または [すべてを無効にする] を選択します。
メモ : フィルタリストで Ctrl キーを押しながら有効化アイコンまたは無効化アイコンをクリックすると、リストのすべてのフィルタを有効または無効にすることができます。
この時点で、基本的なフィルタエフェクトを自分で適用してみることもできます。Flash のドキュメントには多くの例 (上記を参照) がありますが、ここでは簡単な例としてドロップシャドウフィルタの適用から始めます。次の手順に従ってこのフィルタを適用してみてください。
メモ : オブジェクトにプリセットフィルタを適用する場合、選択したオブジェクトに現在適用されているフィルタは、適用するプリセットで使用されているフィルタによって置き換えられます。
[ドロップシャドウ] フィルタの [オブジェクトを隠す] オプションを使用すると、オブジェクトのシャドウを傾斜して、よりリアルな外観を作成することができます (図 3 を参照)。このエフェクトを作成するには、ムービークリップ、ボタン、またはテキストオブジェクトの複製を作成し、複製にドロップシャドウを適用して、自由変形ツールを使って複製オブジェクトのシャドウを傾斜する必要があります。
図 3. [ドロップシャドウ] フィルタを傾斜して、よりリアルな外観のシャドウを作成する