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2006年8月4日(金)開催されたAdobe IDEAS 2006では、16:00からセッション2「Design meets Flash」が始まり、その前半のEat CreativeによるPDFマガジン制作工程の紹介に続いて、 後半、私たちベースメントファクトリープロダクションは、Adobe IDEAS 2006のオリジナルスクリーンセーバーのライブ制作パフォーマンスを行いました。
私たちが考える表現やその手法によって、 2005年12月のマクロメディアとの統合以降の新生アドビの展望について、来場者の皆さんと共に語り合い予感できればとても素晴らしいことだと考えました。そこで、私たちの行うパフォーマンスについて、そのコンセプトを「Flow(フロー)」→「Network(ネットワーク)」→「Future(フューチャー)」と位置づけました。それらを実現するために、ステージでFlashムービースクリーンセーバーの制作フローを再現して、Adobeソフトウェアを利用し一つのクリエイティブ・ワークをその場で仕上げてしまおうというところに着想を得ました。さらにそのフローに来場者の皆さんが少しでも参加できるような仕掛けを用意できれば、ライブならではのインタラクションが生まれて、コミュニケーションという「場」が無限に広がっていくのではないだろうかと考えたのです。
そうして、そのスクリーンセーバーを仕上げるのに必要な要素を、事前に行った最低限の下準備とは別に、実際の制作フローに沿って現場でひとつひとつ準備していきました。まず、デザイン背景となるアートについては、開場前からセッション2の開演直前までの間、ドラゴン氏が入場者の前でライブペイントを行い、またそのアートに載ってくる顔写真については、特設テントに設置された5台のカメラで来場者の方々を次々と撮影していきました。セッション2開演後、私たちの持ち時間は約30分程だったので、ステージ上のモデレーターの進行と並行して、全ての制作作業を同時に、かつ円滑に進めていかなければなりませんでした。撮影後の「顔」写真の加工作業を行いながら、その他にも来場者の皆さんと一緒に「Adobe IDEAS 2006」セッション2タイトルのフォントや、イベントロゴや来場者の「顔」写真のモーションのパターン、それからAdobeニュースリーダー機能の追加などの要素を、VOTINGシステムを利用した会場の皆さんによる多数決投票でデザインを決定していきました。最終的にそのデザインをもとにFlashによるコーディング作業が行われ、世界でただ一つのAdobe IDEAS 2006オリジナルムービースクリーンセーバーが完成したのです。
アートのライブ制作
デザインの背景となるアート制作。DRAGON氏によるアートパフォーマンスは、開場の2時間前に始まりセッション開演の直前まで約6時間に渡って炎天下の中、行われました。
Adobe IDEAS 2006 会場 Studio COAST
炎天下の中、DRAGON氏によるライブペインティング
デザインの一部となる素材撮影。12:00の開場から13:00の開演までの1時間という限られた時間の中で、効果的に来場者の撮影を進めるために5台のカメラを用意して次々に撮影を行いました。最終的に来場者の約3分の1ほどの300名以上の方々からご協力を得ることができ、スクリーンセーバーの素材に困りませんでした。
来場者が続々と撮影ブースに‥
5台のカメラがフル回転
アートの完成
会場内ステージに場所を移して、DRAGON氏のサインでアートパフォーマンスを締めくくりました。
完成したアートの撮影
カメラマン林氏に登場してもらい、その場でストロボなどのセッティングが行われ、完成アートの撮影が行われました。
セッション中のライブペインティング
ライブパフォーマンスを見守る会場
その場で撮影され、コンパクトフラッシュ入ったアートの写真データをすぐにデザイン用PCで取り込みました。
デザイン用PCでは、デザインの一部となる来場者の「顔」写真を背景のアートに馴染むようにエフェクトを施しバッチ処理を行いました。
来場者の皆さんと一緒にデザイン要素を決めていくために3つのVOTINGシステムを利用します。後ほど詳しく解説しますが、1つめのモバイル判定では携帯電話を利用してセッション2タイトルのフォント選択を、2つめの色判定では赤と緑のパネルを利用してアドビニュースリーダー機能を追加するかどうかの選択を、それから3つめの音判定では、会場の皆さんに拍手をしてもらったその音量を測定して、イベントロゴや来場者の「顔」写真のモーションのパターンをそれぞれ多数決方式で決定していきました。
【1】モバイル判定
【2】色判定
【3】音判定
デザイン用PCからオーサリング用PCにネットワーク経由でデータを移した上で、来場者の皆さんと一緒に決めたデザインや仕様をFlashでオーサリングしました。
3つのVOTING SYSTEM
セッションの様子
来場者の「顔」写真追加撮影
セッション終了後、1時間ほど希望者の追加撮影を行いました。
スクリーンタイム for Flashによるスクリーンセーバー制作
Windows版とMacintosh版を作成しました。
希望者の追加撮影
スクリーンタイム for Flashの画面