22 February 2011
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本記事は、「iPhoneアプリの開発方法 for Flash Professional CS5 前編」の続きです。後編では、下記のステップ3以降を説明します。
※2010年のFlash Professional CS5発売時期には、Appleの規約変更によってFlash Professional CS5で作ったiPhoneアプリは配布できないようになっていましたが、その後の規約変更により、配布することが可能になりました。本記事の内容は、2011年1月時点での情報にもとづいて作成しています。
ステップ2で「開発用証明書(証明書.p12ファイル)」と「プロビジョニングプロファイル(プロファイル名.mobileprovision)」の取得ができたら、次はFlash Professional CS5でパブリッシュを行い、「ipaファイル」を作成します。このipaファイルが、iPhoneアプリのファイルとなります。
パブリッシュ設定の[Player]を[iPhone OS]にしておくと、メニューから「ファイル>iPhone OS設定...」を選択できるようになります。「iPhone OS設定...」を選択すると、 iPhoneアプリに関する設定を行うダイアログが開きます。
[一般]タブでは、アプリケーションに関する一般的な設定を行います。
| 出力ファイル | ipaファイルの名前を設定します(半角英数字のみ)。拡張子は、.ipaです。 | |
|---|---|---|
| アプリケーション名 | iPhone上で表示されるアプリの名称を設定します(日本語可)。 | |
| バージョン | バージョンの管理に使います。 | |
| 起動時の縦横比 | 起動時に縦モードにするか横モードにするかを指定できます。 | |
| レンダリング | GPUやCPUなどのレンダリング方法を選択できます。 | |
| デバイス | iPhone、iPad、iPhoneおよびiPadの選択ができます。 | |
| フルスクリーンモード | チェックを入れると上のステータスバーが表示されません。 | |
| 自動回転を有効にする | iPhoneを回転させた時、ステージも一緒に回転させるかどうかを設定できます。 | |
| 含めるファイル | 読み込ませるファイルや起動時の画面を追加することができます。 | |
iPhoneアプリは起動するまでに少し時間がかかりますが、その時に先に表示させておく画面をpng画像で指定することができます。「Default.png」というファイル名のpng画像(320×480ピクセル)を追加すれば、自動的に起動時にこの画像が表示されるようになります。
[デプロイ]タブでは、書き出しに必要な設定を行います。
| 証明書 | ダウンロードした「開発用証明書(証明書.p12ファイル)」を指定します(ステップ2の2-1-13を参照)。 | |
|---|---|---|
| パスワード | 「証明書.p12」を作る時に決めたパスワードを入力します(ステップ2の2-1-12を参照)。 | |
| プロビジョニングプロファイル | ダウンロードした「プロビジョニングプロファイル(プロファイル名.mobileprovisionファイル)」を指定します(ステップ2の2-4を参照)。 | |
| アプリケーションID | AppIDで指定した Bundle Identifierを入力します(ステップ2の2-3を参照)。もし「*」を指定していた場合は、固有の名称を決めて入力します。 | |
| iPhoneデプロイタイプ | 出力するタイプを決めます。iPhone実機でテストする時は、「クイックパブリッシュ - デバイスでのテスト用」を選択します。AppStoreに申請する時は「デプロイ - Apple App Store」を選択します。 | |
[アイコン]タブでは、iPhoneの画面やAppStoreなどで表示するアイコンを設定します。
アイコンは、少なくとも57×57ピクセルと29×29ピクセルの2種類のpngが必要です。57×57のアイコンはiPhoneの画面に並べるアイコンに、29×29のアイコンは検索結果に表示する小さいアイコンに使用されます。
512×512ピクセルのアイコンの項目もありますが、これは特になくても大丈夫のようです。ただし、AppStoreに申請する時には、 iTunesに表示するために512×512ピクセルのjpg画像が必要になってきます。
このjpg画像を作る際に、57×57ピクセルの画像を引き延ばして大きくしたような粗いものだとあまり好ましくないようなので、最初に512×512ピクセルの画像を作っておいて、それを57×57ピクセルと29×29ピクセルに縮小してアイコン画像を作るのがいいでしょう。
また、アイコンの角を丸めたり、光ったような効果は、iPhoneの方で自動的に付加されます。もとのアイコン画像にはそのような効果はつけないで作成しましょう。
ここまで設定ができたら、あとは[パブリッシュ]ボタンをクリックするだけです。クリックするとipaファイルが作成されます。swfをパブリッシュする場合よりも少々時間がかかりますが、気長に待ちましょう。
作成したiPhoneアプリは、iTunes経由でiPhone実機へインストールします。iTunesにアプリを登録するには、まずプロビジョニングプロファイルを登録して、それからipaファイルを登録します。
iTunesにプロビジョニングプロファイルを登録するには、プロビジョニングプロファイルをiTunesアイコンへドラッグ&ドロップします。
ちゃんとインストールされたのか手応えがあまりなくて心配だという時は、もう一度ドラッグ&ドロップしてみましょう。置換ダイアログが出てすでに登録されていることが確認できます。
プロビジョニングプロファイルを登録後、ipaファイルを登録します。ipaファイルをiTunesアイコンへドラッグ&ドロップするか、iTunesを起動してiTunesの上へドラッグ&ドロップするか、ipaファイルをダブルクリックすると、iTunesのライブラリ/Appのリストに登録されます。
あとは、いつものようにiTunesを起動した状態でiPhoneをUSBで接続し、[同期]ボタンをクリックします。すると、作成したアプリが自分のiPhoneの中にインストールされるので、アイコンをタップして起動してみましょう。
iPhone実機で動作に問題なければ、いよいよAppStoreへの申請です。開発用ではなく、申請用のプロビジョニングプロファイルでipaファイルを作成し、それをアップルの「iTunes Connect」サイトから申請します。
もしステップ2の2-3において、AppIDをワールドカード「*」と指定していた場合は、配布用に固有のIDを新たに作成します。そして、ステップ2の2-4のように、固有のIDを使用したAppStore申請用のプロビジョニングプロファイルを作ります。AppStore申請用のプロビジョニングプロファイルは、Distributeタブで作成します。
ステップ3の3-3の[デプロイ]タブにおいて、AppStore申請用のプロビジョニングプロファイルを使うように再設定してパブリッシュを行うことで、AppStore申請用のipaファイルが作成されます。
次に、アップルの「iTunes Connect」サイトにアクセスし、iOS Devloper ProgramのIDとパスワードでログインします。そして、サイト内の「Manage Your Application」から、このAppStore申請用のipaファイルを使って申請します。なお、申請時にiPhoneアプリをアップロードする際には、「Application Loader」というMacのアプリケーションが必要です。
あとは、審査が通れば、AppStoreでアプリが配布されます。