最初のサンプルでは、上のビデオのような曲げセンサーを使ったものを作成します。
曲げセンサーは、文字通り、曲がり具合を測定するセンサーです。
センサーの曲がり具合をGainerで取得し、Flashの画面に表示してみましょう。
*ここから先のサンプルは、Gainerのセットアップが完了していることが必須条件です。Gainerのセットアップ方法は、Gainer公式サイトにて丁寧に解説されているので、そちらを参考にしてください。




曲げセンサーをGainerに繋ぐには、以下のような回路図の電子回路を作成します。

上記の物をもうすこしわかりやすく描くと、このようになります。
GND、+5Vのように、電子工作をあまりしない人にはよくわからない記号がありますが、GNDはGND同士、+5Vは+5V同士を結んでください。

では早速、この回路図を元にブレッドボード上で回路を組んでみましょう。
回路図の意味がわからなくても、まずはこの図のとおりに回路を作成してみてください。
まず、GAINERのGNDと曲げセンサーを繋ぎます。曲げセンサーには2本の端子がありますが、+極や-極はありませんのでどちらに繋いでも構いません。
その後、10kΩの抵抗を経由して、GAINERの+5Vに結線します。また、曲げセンサーと10kΩの抵抗を繋いでる箇所からジャンプワイヤを引き出し、GAINERのain(アナログ入力)の0番に結線します。

この写真のように各部品が接続できればOKです。
曲げセンサーの値取得用の「test.fla」を作成します。(今回はGainerのAS3用のライブラリを使用しますので、AS3.0用のflaファイルにしてください。)
test.flaのステージにダイナミックテキスト「ain0_text」を配置します。
このダイナミックテキストに、曲げセンサーからの値を表示してみたいと思います。

ファイル構成:
┌test.fla
├Test.as
└lib/
└gainer/
test.flaのドキュメントクラスを「Test.as」として設定します。
また、gainerパッケージを利用するので、クラスパスの設定を忘れないようにしてください。
Testクラスのソースは以下の通りです。
package {
import flash.display.Sprite;
import flash.events.Event;
import flash.text.TextField;
import gainer.*;//gainerパッケージをインポートしておくこと
public class Test extends Sprite{
private var _gnr:Gainer;//Gainerインスタンス
private var _ain0_text:TextField;//ステージ上のain0の値を表示するダイナミックテキスト
public function Test() {
_ain0_text = this["ain0_text"];
//初期化
_init();
}
//------------------------
// 初期化
//------------------------
private function _init():void {
//Gainer準備
//MODE1で設定
_gnr = new Gainer("localhost", 2000, Gainer.MODE1, false);
//Gainerの準備が完了したら_runを実行
_gnr.onReady = function() {
_run();
}
}
//------------------------
// 開始
//------------------------
private function _run():void {
//アナログ入力の取得を開始
_gnr.beginAnalogInput();
//EnterFrameでGainerからのアナログ入力を監視
addEventListener(Event.ENTER_FRAME, _update);
}
//-----------------------------------
// EnterFrame更新
//-----------------------------------
private function _update(e:Event):void {
//Gainerのain0の値をダイナミックテキストに表示
_ain0_text.text = _gnr.analogInput[0];
}
}
}
スクリプトが記述できたらGainerのserial proxy サーバーを起動します。
以下のようにserial proxyサーバーとGainerとの接続が確立されたのを確認してから、Flashをパブリッシュして動作確認を行います。

いかがでしょう?
曲げセンサーを曲げるとダイナミックテキスト内の数値が変化したと思います。
筆者の場合はまっすぐの場合から約90度に曲げたときに、値が約128-178に変化しました。
この変化はセンサーによって若干個体差があるので、作品作りの際にはそれぞれのデータを調査しておく必要があります。