13 July 2009
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このチュートリアルをフォローするために必ずしも必要ではありませんが、Flash Communication Server を利用すれば、プログレッシブビデオダウンロードの代わりにストリーミングビデオを利用できます。詳細については、このチュートリアルの「ストリーミングビデオの使用」セクションを参照してください。
この記事で紹介する「ナビゲーターのビデオと各種グラフィックを同期したプレゼンテーション」テンプレートを利用すれば、ビデオを活用した魅力的なプレゼンテーションを容易に制作できます。音声、ビデオ、アニメーションを組み合わせたプレゼンテーションは、従来の単なるスライドプレゼンテーションより効果性にも優れています。ここで紹介するテンプレートには、ビデオと、ビデオの再生タイミングに応じて表示されるテキストやグラフィックを含むスライド、そして画面下部のナビゲーション用ボタンの3つの要素が配置してあります。ビデオの再生が始まるとあらかじめ指定しておいたスライドが次々と表示され、再生中のコンテンツに応じてナビゲーションボタンが強調表示されます。また、ユーザーがナビゲーションボタンをクリックすると、所定の位置のビデオとスライドが自動的に再生されます。
ここで紹介するテンプレートは、次のような事柄をカスタマイズすることで、ユーザーのニーズに合わせることができます。
この記事では、まずテンプレートの構造を紹介し、その後テンプレートのカスタマイズ方法を手順を追って紹介します。
このセクションでは、テンプレートを使用する上での注意点やテンプレートを使用し始める際の手順などを紹介します。テンプレートに関する一般的な知識がある場合は、このセクションを飛ばして次のセクションに進んでください。テンプレートやダウンロードファイルの構成内容などに疑問がある方は、このセクションをお読みください。
この記事では、次の用語を頻繁に使用します:
この記事で紹介するテンプレートの使用にあたっては、ビデオを複数のセクションに区切るということが重要になります。これは、ビデオに対して複数のキューポイント (ビデオの再生開始位置) を設定することを意味します。ここで紹介する Flash テンプレートでは、次の場面でキューポイントが重要になります:
作業をスムーズに進めるには、最初にビデオコンテンツをどのようにセクション分けするかを検討する必要があります。この際、視聴者がビデオ内のどの部分に移動できると便利かを、論理的に整理すると良いでしょう。セクション分けが決まったら、つぎにどのようなテキストや画像、アニメーションコンテンツなどを各セクションに配置すれば良いかを検討します。この際、どうすればビデオの内容を効果的に強調できるかといったことを考慮すると良いでしょう。
ダウンロードファイルのなかにある SynchronizedVideoPres.fla は、今すぐサンプルとしてプレビューすることが可能なテンプレートです。FLA ファイルには、この記事の最初に紹介したプレビューと同じコンテンツが含まれています。では、FLA ファイルの内容を確認していくことにしましょう。
SynchronizedVideoPres.fla ファイルをまだダウンロードしていない場合は、この記事の最初のページに戻ってファイルをダウンロードしてください。ダウンロードが完了したら、ファイルを Flash MX Professional 2004 で開きます。
ステージの左側にスクリーンの一覧が表示されていることに注目してください。Flash MX Professional 2004 から搭載された「スクリーン」は、コンテンツを階層構造にまとめるための便利な手法です。またスクリーンは、メディアコンポーネントやメディアビヘイビアが、ビデオや各種コンテンツを同期するためのコンテンツ置き場としても利用できます。
テンプレートには、大きく分けて 3 つのセクションのスクリーンがあります (図 1 参照) :
プレゼンテーション再生中は、"background"スクリーンと "controls" スクリーンの両方のコンテンツが常に表示されます。"background" スクリーンにはユーザーインターフェイスのグラフィック要素が配置され、"controls" スクリーンには、ナビゲーション用のボタンやメディアコンポーネントなどが配置されています。"controls" スクリーンに配置されているメディアコンポーネントが、FLV ファイルの読み込みや表示といった機能性を提供し、プレゼンテーションの中核をコントロールしています。
"controls" スクリーンの下に表示されている 12 のスクリーンは、ビデオ再生中に 1 つずつ表示されます。なお、これら 12 のスクリーンからなるスクリーン構成は、ニーズに合わせて自由にカスタマイズスして、新たなビデオキューポイントと関連付けることができます。スクリーンをキューポイントに関連付けるには、スクリーンに名前を付けて、その名前を "controls" スクリーンに配置されているメディアコンポーネントのキューポイントパラメータとして定義するだけです。
この部分の 12 のスクリーンは、ビデオの再生に合わせて 1 つずつ表示されます。これは、ビデオの特定の位置にキューポイントが設定されているからであり、どのスクリーンが表示されるかはキューポイントとの関連付けによって決まります。単に現状のプレゼンテーションを再生した場合、これら 12 のスクリーンはそれぞれ順番に表示されていきます。
なお、プレゼンテーションの各セクションに表示される内容は、Microsoft PowerPoint プレゼンテーションのスライド編集同様にカスタマイズできます。
テンプレートを初めて使用する場合や使用方法が不確かな場合は、このセクションの手順に従ってください。
SynchronizedVideoPres.fla ファイルを開くと、"controls" スクリーンにビデオと画面下のナビゲーションボタンが配置されています。このスクリーンに配置されている要素は、すべてプレゼンテーションを通して表示されます。"controls" スクリーンは、常に表示されるという点で "background" スクリーンと同じような機能を果たしますが、プレゼンテーション内のナビゲーション制御とビデオといった機能性を配置するためのものとして確保されています。
このスクリーン上にあるビデオには、次のようなカスタマイズが可能です。
ビデオをカスタマイズする際の Flash インターフェイスを図 2 に示します。
デフォルトのビデオではなく他のビデオファイルを再生するには、次の手順に従います。
(注 1) バージョン 1.1 以降の Flash Video Exporter を利用して FLV ビデオファイルに変換した場合や、Flash Communication Server を利用してビデオを配信する場合は、[Video Length] ボックスにビデオの長さを入力する必要はありません。(この数値は、ファイルが読み込まれる際に自動的に設定されます。) その他の方法で FLV ファイルを作成した場合は、ビデオの長さを hh:mm:ss:ff (時 : 分 : 秒 : フレーム数) のフォーマットで入力し、コントロールバーが正しく機能するようにしておきます。なお、無料ユーティリティの FLV MetaData Injector (www.buraks.com/flvmdi) を利用して、FLV ファイルに必要なメタデータを追加することも可能です。このユーティリティを使用すれば、FLV ファイルの長さを算出するために必要なメタデータを追加できるだけでなく、その他の情報も追加できます。
(注 2) 一秒以下の正確さを求めるために [Video Length] の "ff" フィールドに数値を入力しない限り、[FPS] ドロップダウンメニューから厳密なフレームレートを選択する必要はありません。なお、[Video Length] の "ff" フィールドに数値を入力する場合は、毎秒あたりのフレーム数を分母としたフレームの値を使用します。(例: "ff" フィールドに「5」と入力した場合、これは一秒の 5/30 や 5/24 を意味します。)
メモ: ムービーの動作を確認するには、一度 Flash ファイルをディレクトリに保存する必要があります。この際、Flash ファイルを保存するディレクトリとビデオファイルが配置されたディレクトリの関係に注意してください。図 3 の [URL] ボックスにある FLV ファイルへのパスは、Flash ムービー内で再生する FLV ファイルが SWF ファイルと同じディレクトリにある場合の設定例です。
[Media Display] コンポーネントのパラメータに、キューポイントと、そのタイムコードが設定されていることに注目してください。ビデオとスクリーンの同期や、ビデオ再生位置を示すボタンの強調といった事柄は、このキューポイントの設定を利用して制御します。キューポイントの追加 / 削除方法については、後ほど「スクリーンの追加 / 削除」セクションで紹介します。
テンプレートに配置されているビデオと異なるサイズのビデオを使用する場合や、ビデオをデフォルトより大きく表示したい場合は、ビデオの表示サイズを調整します。また、ビデオはデフォルトでステージの中央左寄りに配置されていますが、ステージ上の任意の位置に移動することもできます。ただし、ビデオの位置を変更する場合は、他のスクリーン上に配置したコンテンツと重なり合わないように注意する必要があります。
ビデオ表示エリアの大きさは、選択したビデオのサイズに応じて自動的に調整されます。ビデオファイルをデフォルトサイズ以外で再生したい場合は、[コンポーネントインスペクタ] パネルにある [Use Preferred Media Size] ボックス (図 3 参照) のチェックを外します。
ビデオの再生コントローラーも簡単に追加できます。再生コントローラーを追加するには、単に [コンポーネント] パネルからメディアコンポーネントをドラッグして追加するだけです。デフォルト状態のテンプレートには、MediaDisplay コンポーネントだけが配置されていますが、MediaController コンポーネントを追加すれば、ビデオに再生コントローラーを関連付けることができます。再生コントローラーを追加するには、次の手順に従ってください:
// Associate Media Controller with the display
this.associateController( this._parent.controller );
完成したコードは、つぎのようになります:
on (load) {
// Start Slide Cue Point Behavior
mx.controls.streamingmedia.behaviors.SlideCuePointListener.initializeListener(this, this._parent);
// End Slide Cue Point Behavior
// Associate Media Controller with the display
this.associateController( this._parent.controller );
}
ムービーの下部にあるボタンも自由にカスタマイズできます (図 4 参照)。これらのボタンには独自のグラフィック、テキスト、アニメーションを使用することも可能です。
スクリーンの下側に配置されているボタン群は、Flash の「ムービークリップ」としてグループ化されています。「ムービークリップ」とは、それ独自を単独でアニメーション化 / 編集するためのタイムラインを持つ、コンテンツの集まりのことです。ここで紹介しているテンプレートの場合、単独での編集が可能なムービークリップのなかに、複数のボタンを配置することによって、ナビゲーションバーを構成しています。
ナビゲーションバーに対しては、次のようなカスタマイズが可能です。
ナビゲーションボタン群を画面上の別の場所に移動するには:
グラフィックを変更、あるいはグラフィックをテキストに置き替えるには:
ここでは、"thumbs" レイヤーに配置されているグラフィックの上に、"buttons" レイヤーの各ボタンが配置されていることに注意してください。"buttons" レイヤーの下にあるボタンのグラフィックを編集するには、まず "buttons" レイヤーをロックしておきます。
読み込んだグラフィックのサイズを変更するには、グラフィック上を右クリック (Windows) または Control + クリック (Macintosh) して、ポップアップメニューから [自由変形] を選択します。画像にハンドルが表示されるので、これらを利用すればサイズを調整できます。ただし、グラフィックをムービーに読み込む前にサイズを調整しておくと、効率良く作業を進められます。
読み込んだグラフィックをデフォルトボタンのグラフィックと同じ位置に移動し、ボタンのテキスト部分をダブルクリックしてテキストを書き替えます。テキストの表示属性を変更する場合は、作業エリアの下側にある [プロパティインスペクタ] を使用します。
再生中のナビゲーションボタンを強調するハイライトボックスもカスタマイズできます (図 5 参照)。たいていの場合、ハイライトボックスはそのままでも問題ありませんが、必要であればボックスの色を変更することや、テキストを追加、ボックスにグラフィックを追加して額縁のようにするといったカスタマイズが可能です。
ハイライトボックスには共通のグラフィックを利用しているので、緑色のボックスを一度変更すれば、すべてのボタンに適用されます。この際、ハイライトボックスのサイズがその下のレイヤーにあるグラフィックと同じサイズであることに注意してください。"controls" スクリーンのタイムラインに記述してあるコードは、グラフィックとハイライトボックスのそれぞれの左上角が一致するように、ムービー再生中に処理しています。ハイライトボックスをカスタマイズする際には、これら 2 つの要素が正しく表示されるように注意してください。
本テンプレート内で使用するグラフィックはすべてライブラリの中に収録しています。ハイライトボックスをカスタマイズするには、ライブラリ内のグラフィックを一度変更するだけです:
緑色のハイライトボックスがステージに表示されるので、この画面上でグラフィックを編集します。
このエリアにはグラフィックやテキストを追加することもでき、ここで追加した内容はすべてビデオの再生地点を示すナビゲーションボタン上に表示されます。なお、緑色のハイライトボックスは、ボックスが鮮明になるよう 2 色の緑の線から構成されていることに注意してください。ボックスの色を変更する場合、これらのどちらか、または両方の線色を変更する必要があります。
メモ: ハイライトボックスのムービークリップを編集しただけでは、ビデオの再生位置を示すハイライトボックスの色が変わるだけで、ボタンにロールオーバーした状態のボックス色には影響しません。
ナビゲーションバー全体を削除するには、"controls" スクリーンを選択してからナビゲーションバーをクリックし、Delete キーを押します。
ナビゲーションバー内のボタンを削除する場合は、次の手順に従ってください:
新たなボタンを追加するには、まず、既存ボタンのサイズを縮小してスペースを確保するか、スクリーン上の新たな位置にボタンを配置する必要があります。なお、ボタンは必ずしも一列に並んでいる必要はありません。次にナビゲーションボタンを追加する手順を示します:
[プロパティインスペクタ] を利用して、ボタンにインスタンス名を付けます。ボタンにインスタンス名を付けると、このボタンとキューポイントを同期できるようになります。なお、このテンプレートに記述されているコードの場合、ボタンインスタンス名は、ボタンと同期するキューポイント名のあとに「_btn」を付けることが義務づけられています。仮にキューポイント名が「studiomx」の場合、これに対応するボタンインスタンス名は「studiomx_btn」にする必要があります (図 7 参照)。また、Media Component のパラメータに定義したキューポイント名は、同期するスクリーン名と一致する必要もあります。
m.play(Math.round(74));
メモ: ボタンに規定するビデオ再生位置と、Media Display コンポーネントのなかで指定したキューポイントの位置が、必ず同じになるように注意して下さい。これらの位置が異なる場合、ユーザーがボタンをクリックした際に、正しい再生位置に移動できなくなります。なお、ビデオのエンコーディング設定によっては、タイムコードの参照位置が異なるケースがあります。ボタンをクリックしても正しいコンテンツが表示されない場合は、ボタンに規定したタイムコードや Media Display コンポーネント内のキューポイント位置を調整するようにしてください。
プレゼンテーションのユーザーインターフェイスやコンテンツは、カスタマイズする内容によって簡単にも複雑にもなります。
各スクリーン上に配置されたコンテンツに対しては、次のようなカスタマイズが可能です。
ロゴや背景画像、背景色、プレゼンテーションの額縁など、プレゼンテーションを通して表示される要素を追加することも可能です。これらの要素を追加またはカスタマイズすれば、デフォルトのビデオを入れ替えるのと同じぐらい簡単に、プレゼンテーションの見栄えを素早くカスタマイズできます。
この際、背景のグラフィックとして容量の大きなビットマップ画像を利用すると、プレゼンテーション全体のサイズが大きくなりダウンロード時間が長くなることに注意してください。背景グラフィックは Flash のドローイングツールを利用するか、Macromedia Fireworks などのアプリケーションでベクターグラフィックとして用意すると容量が小さくなります。
背景にグラフィックや背景色を追加するには、次の手順に従ってください。
新しい背景グラフィックを追加するには、次の手順に従ってください。
なお、読み込むファイル形式によっては、各種オプションを設定するためのダイアログボックスが表示されることもあります。
読み込んだグラフィックのサイズを変更するには、グラフィック上を右クリック (Windows) または Control + クリック (Macintosh) して、ポップアップメニューから [自由変形] を選択します。
背景色やボーダーなどを追加する場合は、"background" スクリーンを選択してから、[ツール] パネル内のドローイングツールを利用して、べた塗りの長方形や線などを描きます。なお、"background" スクリーンに配置した要素は、プレゼンテーションを通して常に表示されます。
ビデオを再生すると、ビデオの再生位置に応じたテキストやグラフィックが表示されます。これらのテキストやグラフィックは、ビデオが既定のキューポイントに達することによって表示されるように同期してあります。テンプレートをカスタマイズする際には、テキストやグラフィックも独自の内容に変更する必要があります。
独自のテキストやグラフィックといったコンテンツをスクリーンに配置し、スクリーンを表示するタイミングをビデオと同期しておけば、ビデオが特定のキューポイントに達すると、そのポイントに対応するコンテンツが表示されます。
独自のテキストやグラフィックを追加するには、テンプレートのスクリーン上にある既存のものを編集すると簡単です。また、各スクリーンの表示タイミングはメディアコンポーネントのキューポイントを調整することによって、ビデオと同期できます。
テンプレートにある既存のスクリーンは、単にそのスクリーンを選択し、スクリーン上のコンテンツを編集することで変更できます。ビデオの進行と同期するスクリーンを編集する際には、 "background" スクリーンや "controls" スクリーン上にある背景グラフィック、タイトルテキスト、ナビゲーションボタンなどが薄い灰色で表示されるので、これらの要素が編集中のスクリーン以外に存在することを容易に把握できます。なお、テキストやグラフィックなどの要素は、選択中のスクリーン上にあるものだけが編集可能であることを忘れないようにしてください。薄い灰色で表示されている要素を編集するには、"background" スクリーンまたは "controls" スクリーンを選択します (図 9 参照)。
デフォルトで配置されているテキストやグラフィックの多くは、スクリーンが表示されると同時に、フェードインまたは移動するようにアニメーション化されています (図 10 参照)。これらのエフェクトは、好みに合わせて削除、あるいはそのまま利用できます。なお、フェードインはコンテンツが何もないところから現れるような効果を与えるので、コンテンツが完全に表示されるまでに時間が掛かることに注意してください。各スクリーン上のアニメーションは、タイムライン左上にある再生ヘッドをタイムライン沿いにドラッグすることで確認できます。また、タイムラインの最後のフレームをクリックすれば、アニメーションが完了した段階のコンテンツが確認できます。
既にアニメーション化されているテキストやグラフィックの内容を編集した場合、アニメーション効果自体はそのまま維持されます。したがって、場合によっては、テキストやグラフィックとともにこれらに適用されているアニメーション効果も削除する必要があります。この場合、タイムラインのレイヤーそのものを削除すると、これらの要素を素早く削除できます。
新たなテキストやグラフィックを追加して、これらにアニメーション化する場合は、テキストやグラフィックを選択してから、[挿入] - [タイムラインエフェクト] メニューコマンドを選択し、好みのエフェクトを選択します。
すでにスクリーン上にあるテキストを編集する場合は、そのテキストをダブルクリックして内容を書き替えます。また、ツールパレットのテキストツールを利用すれば、新たなテキストを追加できます。
新たなグラフィックを追加する場合は、[ファイル] - [読み込み] - [ステージに読み込み] を選択して、グラフィックを読み込みます。
なお、スクリーンの名前を変更する場合は、そのスクリーンに対応するメディアコンポーネントのパラメータ (キューポイント名) と、ナビゲーションバーのボタンインスタンス名も合わせて変更しなければならないことに注意してください。これらのことを踏まえてスクリーン名を変更すれば問題はありませんが、スクリーン名はデフォルトのままにしておいた方が簡単かも知れません。
上記のセクションではスクリーン上のコンテンツを変更する方法について述べましたが、ここではスクリーンそのものを追加、または削除する方法を紹介します。コンテンツを配置するスクリーンは、ビデオが既定のキューポイントに達すると同時に表示されなければなりません。したがって、スクリーンを追加 / 削除する場合は、メディアコンポーネントのキューポイントと、ナビゲーションバーのボタンインスタンス名も合わせて調整する必要があります。
デフォルトのプレゼンテーションには、12 枚のコンテンツ用スクリーンが設置されていますが、スクリーンは必要に応じて追加することも可能です。
スクリーンを追加するには、つぎの手順に従ってください。
スクリーンを追加したら、次はビデオがキューポイントに達するとスクリーンが表示されるように、以下の手順でビデオとスクリーンを同期します。
新しいボタンを追加する方法については、「ナビゲーションボタンの追加」セクションを参照してください。
スクリーンを削除するのも簡単です。単に作業環境左側にあるスクリーンの一覧から削除するスクリーンを選択して、Delete キーを押すだけです。この際、ビデオに設置しておいたキューポイントも忘れずに削除します:
スクリーン上のコンテンツをアニメーション化するには、スクリーントランジションビヘイビアを利用する方法があります。スクリーントランジションを利用すれば、スクリーン上のコンテンツに対して簡単に動きを与えることができます。スクリーントランジションには、フェード、ズーム、フライ、ワイプといったプリセットのトランジションがあり、これらを利用することで素早くスクリーン上のコンテンツをアニメーション化できます。スクリーントランジションは、当該スクリーンの表示が始まるときと終わるときに対して適用できます。スクリーントランジションは、他の機能性同様に [ビヘイビア] パネルを利用して設定します。スクリーンビヘイビアを追加するには、まずスクリーンの一覧からビヘイビアを適用するスクリーンを選択します。
なお、各スクリーンのイベントには複数のビヘイビアを適用することも可能です。したがって、"reveal" イベントや "hide" イベントに対して、トランジションビヘイビアと、それ以外のビヘイビアを適用するといったことも可能です。トランジションと同時にスクリーンのタイムラインを操作するような場合に便利です。
ここまででご覧いただいたように、この記事で紹介しているテンプレートは、メディアコンポーネントを利用することによってビデオの表示を制御しています。メディアコンポーネントは FLV フォーマットを表示することができ、FLV ファイルのプログレッシブダウンロードと、ストリーミングの両方に対応しています。プログレッシブダウンロードは、Flash Player 7 と FLV フォーマットを利用すれば使用でき、FLV ファイルを Web サーバーからダウンロードするための標準的な手法です。プログレッシブビデオは、ビデオを埋め込むよりパフォーマンスに優れているうえに、他にもさまざまなメリットを提供します。
一方のストリーミングビデオは、Flash コンテンツと Flash Communication Server あるいは Flash Video Streaming Service を利用すれば使用できます。Flash Communication Server は Flash ムービーにコンテンツをストリームするために開発された Macromedia のサーバー製品です。ストリーミング FLV コンテンツには、プログレッシブビデオの長所に加え、バンド幅の監視性や制御性、ネットワークリソースの効率良い使用、リアルタイムで更新することが可能な大規模マルチユーザーアプリケーションの開発などといった長所が加わります。
プログレッシブビデオとストリーミングビデオの詳細については、『Flash ビデオ入門』の「Flash ビデオの配信オプション」セクションを参照してください。
すでに Flash Communication Server トライアル版をインストールし、Flash Communication Server にアクセスすることができる場合は、つぎの手順に従ってストリーミングビデオをプレゼンテーションに利用してみてください。
仮に Flash Communication Server が稼働するマシンの "c:\program files\macromedia\flash communication server mx\applications\app_name\streams\instance_name\" にビデオを配置した場合、「rtmp://server_name/app_name/instance_name/video_name」と入力します。ビデオがリクエストされると、URL に指定しておいた Flash Communication Server が対応します。
Flash Communication Server の設定方法などについては、Flash Communication Server ドキュメンテーション を参照してください。
なお、ストリーミングビデオを使用するには、Macromedia コンテンツ配信ネットワークパートナーが提供する Flash Video Streaming Service を利用することも可能です。
この記事で紹介した内容以外にも、テンプレートをより高度にカスタマイズして、さらにニーズに合ったプレゼンテーションに仕上げることも可能です。つぎにカスタマイズ例を数点紹介します。