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Flash Video テンプレート : ナビゲーターのビデオと各種グラフィックを同期したプレゼンテーション

テンプレートに関する基礎知識

このセクションでは、テンプレートを使用する上での注意点やテンプレートを使用し始める際の手順などを紹介します。テンプレートに関する一般的な知識がある場合は、このセクションを飛ばして次のセクションに進んでください。テンプレートやダウンロードファイルの構成内容などに疑問がある方は、このセクションをお読みください。

この記事では、次の用語を頻繁に使用します:

  • FLV: Flash MX Professional 2004 や Flash Communication Server で使用する、Flash Video フォーマットの略
  • メディアコンポーネント: FLV ビデオや MP3 音声を表示 / 再生するための Flash MX Professional 2004 搭載コンポーネント
  • ビヘイビア: ビヘイビアとはオブジェクトに特定の機能性を追加し、これらの機能性の設定を編集するためのインターフェイスを提供する、Flash MX 2004 搭載機能のことです。ここで紹介するテンプレートの機能性の大半は、ビヘイビアを利用することによって実現できています。

作業を始める前に

この記事で紹介するテンプレートの使用にあたっては、ビデオを複数のセクションに区切るということが重要になります。これは、ビデオに対して複数のキューポイント (ビデオの再生開始位置) を設定することを意味します。ここで紹介する Flash テンプレートでは、次の場面でキューポイントが重要になります:

  • ビデオのキューポイントとナビゲーションボタンを同期させる必要がある
  • ビデオのキューポイントと各セクションのテキストやアニメーションコンテンツを同期させる必要がある
  • コンテンツ内のナビゲーションを制御するために、メディアコンポーネントにキューポイントを定義する必要がある

作業をスムーズに進めるには、最初にビデオコンテンツをどのようにセクション分けするかを検討する必要があります。この際、視聴者がビデオ内のどの部分に移動できると便利かを、論理的に整理すると良いでしょう。セクション分けが決まったら、つぎにどのようなテキストや画像、アニメーションコンテンツなどを各セクションに配置すれば良いかを検討します。この際、どうすればビデオの内容を効果的に強調できるかといったことを考慮すると良いでしょう。

ダウンロードした FLA ファイルについて

ダウンロードファイルのなかにある SynchronizedVideoPres.fla は、今すぐサンプルとしてプレビューすることが可能なテンプレートです。FLA ファイルには、この記事の最初に紹介したプレビューと同じコンテンツが含まれています。では、FLA ファイルの内容を確認していくことにしましょう。

SynchronizedVideoPres.fla ファイルをまだダウンロードしていない場合は、この記事の最初のページに戻ってファイルをダウンロードしてください。ダウンロードが完了したら、ファイルを Flash MX Professional 2004 で開きます。

ステージの左側にスクリーンの一覧が表示されていることに注目してください。Flash MX Professional 2004 から搭載された「スクリーン」は、コンテンツを階層構造にまとめるための便利な手法です。またスクリーンは、メディアコンポーネントやメディアビヘイビアが、ビデオや各種コンテンツを同期するためのコンテンツ置き場としても利用できます。

テンプレートには、大きく分けて 3 つのセクションのスクリーンがあります (図 1 参照) :

  • background: プレゼンテーションの背景色や、プレゼンテーションを通して表示するグラフィック / テキストを配置しておくための背景スクリーン。
  • controls: プレゼンテーションを通して表示するナビゲーションボタンやビデオを配置しておくためのスクリーン。
  • welcome、studiomx、products 等: ビデオ再生中に表示するテキストやグラフィックをセクションごとに配置した 12 のスクリーン。
この記事で使用するテンプレートのスクリーン構成

図 1. テンプレートのスクリーン構成

プレゼンテーション再生中は、"background"スクリーンと "controls" スクリーンの両方のコンテンツが常に表示されます。"background" スクリーンにはユーザーインターフェイスのグラフィック要素が配置され、"controls" スクリーンには、ナビゲーション用のボタンやメディアコンポーネントなどが配置されています。"controls" スクリーンに配置されているメディアコンポーネントが、FLV ファイルの読み込みや表示といった機能性を提供し、プレゼンテーションの中核をコントロールしています。

"controls" スクリーンの下に表示されている 12 のスクリーンは、ビデオ再生中に 1 つずつ表示されます。なお、これら 12 のスクリーンからなるスクリーン構成は、ニーズに合わせて自由にカスタマイズスして、新たなビデオキューポイントと関連付けることができます。スクリーンをキューポイントに関連付けるには、スクリーンに名前を付けて、その名前を "controls" スクリーンに配置されているメディアコンポーネントのキューポイントパラメータとして定義するだけです。

この部分の 12 のスクリーンは、ビデオの再生に合わせて 1 つずつ表示されます。これは、ビデオの特定の位置にキューポイントが設定されているからであり、どのスクリーンが表示されるかはキューポイントとの関連付けによって決まります。単に現状のプレゼンテーションを再生した場合、これら 12 のスクリーンはそれぞれ順番に表示されていきます。

なお、プレゼンテーションの各セクションに表示される内容は、Microsoft PowerPoint プレゼンテーションのスライド編集同様にカスタマイズできます。

テンプレートを使用するための第一歩

テンプレートを初めて使用する場合や使用方法が不確かな場合は、このセクションの手順に従ってください。

  1. ハードディスク上に、これから作成するプレゼンテーションの FLA ファイルとビデオを配置するためのフォルダを作成します。
  2. このフォルダ内に、ダウンロードしておいた SynchronizedVideoPres.fla ファイルの複製を作成し、新しいファイル名を付けておきます。ファイルの複製を作成しておくと、後でサンプルファイルの機能性などを確認する際に便利です。ダウンロードしたファイルをそのまま上書き保存していかないように注意してください。
  3. 独自のビデオコンテンツを作成し、FLV フォーマットに変換しておきます。(この手順の詳細については、『Flash Video 入門』内の「Flash Video のキャプチャとエンコード*」 セクションを参照してください。) FLV ファイルが完成したら、このファイルを FLA ファイルとの整合性が取れた位置に配置します (通常、FLA ファイルと同じディレクトリ、または FLA ファイルと同じディレクトリにあるサブフォルダ)。FLV のファイル名と、FLA ファイルから見た FLV ファイルの相対パスをメモしておきます。これらの情報は、後にメディアコンポーネントのパラメータを設定する際に使用します。
  4. FLA ファイルを Flash MX Professional 2004 で開き、編集作業を開始します。この際、ダウンロードしておいた FLA ファイルには、すでにできあがったサンプルコンテンツが入っていることに注意してください。この記事では、これらのコンテンツを編集することで、プレゼンテーションをカスタマイズしていきます。次のセクションでは、実際に FLA ファイルを編集する方法を紹介します。