
はじめにこの処理をして、次にこの処理をして...、という処理の流れを「スレッド (Thread)」と呼びます。英単語の「Thread」には「糸」「縫い糸」「筋道」「脈絡」といった意味があります。
ActionScript 3.0 (FlashPlayer 9) は、処理の流れがひとつしかない「シングルスレッド」で、かつイベントを介して処理を進める「イベント駆動」を採用しているため、データのロード完了を待つ、ユーザーがマウスをクリックするのを待つ、といった非同期処理が入るととたんにコードが複雑になる傾向があります。 そこで登場するのが ActionScript Thread Library 1.0 (そうめん) です。
ActionScript Thread Library は、タスクシステムと Java のスレッドモデルをベースとした「疑似スレッド」を実現するライブラリで、複雑で冗長になりがちな、イベント処理や非同期処理、リアルタイム処理を、分かりやすくスマートに記述することを可能にします。
この記事では、以下のソフトウェアとサンプルを使用しています。
新藤愛大氏
BeInteractive!を屋号に活動する、フリーランスActionScriptエンジニア。座右の銘は「三度の飯よりActionScript」。
Spark projectをはじめ、Shibuya.abcやas-users.jpといったコミュニティの運営も行っている。