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ようやく、Adobe Flash Builder 4ベータ版(旧Adobe Flex Builder)の概要について説明できる運びとなりました。単に製品名が変わっただけではありません。Adobe Flexチームが費やした18か月にふさわしい進化を遂げています。Flashプラットフォーム向けの優れたアプリケーションを作成するための開発環境を、あらゆるタイプのデベロッパーの生産性を向上できる新しい刺激的な方向に発展させました。名前は変わりましたが、これはまさしくFlex Builder 3が進化したものです。オープンソースのFlexフレームワークによって、リッチインターネットアプリケーション(RIA)とコンテンツを短期間で構築できるようにする、Eclipseベースのプロフェッショナル向け開発ツールに、多くの強力な新機能が加わりました。
この記事では、これらの新機能のごく一部をご紹介します。他のすべての機能について詳しくは、Adobe Labs*をご覧ください。ベータ版をすぐに体験していただけるように、多くのビデオ、記事、サンプルが用意されています。
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Flexの使用経験
ほとんどのFlexアプリケーションでは、まずデザインかデータのいずれかに焦点を合わせ、コーディングとテストのプロセスを経て、デプロイ作業に進みます。このプロセスから、このリリースの3つの主な機能のテーマが生まれました。
アプリケーションが、ひらめきから生まれた非常に特殊なデザインから始まった場合、そのデザインが、最終的なアプリケーションで詳細まで実現されていることが重要です。アドビの先進のクリエイティブツールから生まれたコンテンツが、インタラクティビティの追加プロセスを経て、アプリケーションのロジックと、アプリケーションのサーバーやサービスとの完全な統合へ至る過程で、デザイナーの当初の意図に忠実であり続けるにはどうすればいいでしょうか?この疑問に答えるものが、アドビのデザイナー/デベロッパーワークフローのテーマです。Flash Builderを使用するデベロッパーとアドビのクリエイティブツールのユーザーのコラボレーションを強化し、Adobe Flash ProfessionalとAdobe Flash Catalystベータ版というFlashプラットフォームの2つの主要製品に重点を置きます。
Flash Professional向けとして、Flash Builder 4ベータ版に、FlashコンテンツをFlexアプリケーションに追加するための新しいワークフローが加わりました。これには、Flash Builderをデザインモードにした状態で「コンポーネント」パネルから「新規Flashコンポーネント」または「新規Flashコンテナ」をドラッグし、目的のカンバスに配置します。Flash Professionalを起動し、コンテンツを作成または編集した後、「完了」をクリックしてFlash Builder 4ベータ版に戻ると、FLAファイルとSWCファイルがFlexプロジェクトにエクスポートされています。
Adobe Flash Catalystベータ版は、デザイナーが、Adobe Creative SuiteツールからインポートしたアートワークからRIAのUIを簡単に作成するための新製品です。Catalystで作成したアプリケーションはFlexアプリケーションであり、Flash Builder 4ベータ版によって、これらのプロジェクトをインポートするための簡単なワークフローが提供されます。その結果、デザイナーとデベロッパーとコラボレーションがこれまでにないほど簡単になります。(Adobe Flash Catalystベータ版*をご確認ください。これもLabsからご利用いただけます)。
総合的なデザインから着手するアプリケーションも多く存在しますが、ほとんどの場合、存在するのはまずデータです。企業データベースの情報をわかりやすく提示するダッシュボードを作成することもあれば、既存のColdFusionまたはPHPアプリケーションに新しいフロントエンドを提供することもあります。あるいは、RESTやSOAPなどのサードパーティサービスに大きく依存していることもあります。サーバーやサービスの詳細は変更されることもありますが、基本は同じです。必要なものは、それらのすべてのサービスに接続し、Flexコンポーネントにバインドするための簡単な方法です。それが、Flash Builder 4ベータ版でのデータ中心型の開発のテーマの本質です。Flexの経験豊富なデベロッパーでも、Flexを初めて使用するWebアプリケーションデベロッパーでも、これらの機能によって作業期間が大幅に短縮され、ブラウザーのHTMLだけでは非常に困難か、あるいは不可能な、データ中心型のエクスペリエンスを実現できます。
Flash Builder 4ベータ版によるデータ中心型の開発には、以下の3つの主なステージがあります。
データ/サービスモデルは、サーバーまたはサービス操作とそれらが返すデータを、すべてFlash Builder 4ベータ版環境で表示するためのアプローチです。まず、Flash Builderで既存のロジック(ColdFusionコンポーネント、PHPクラス、Java、Webサービス)のイントロスペクションを行います。すると、Flash Builderの新しい「データとサービス」パネルにそれらのサービスがツリービューで表示されます。各種バックエンドテクノロジーに基づく様々なサービスを1つのモデルで表示できます。操作名をドラッグしてコンポーネントにドロップすれば、サーバー側の操作の結果をFlexコンポーネント(データグリッドやリストなど)に簡単にバインドできます。サービスを使用して、マスター/詳細機能のフォームを生成したり、チャートを作成するのも簡単です。
もちろん、データ中心型のアプリケーションで重要なのは、操作をコンポーネントにバインドすることだけではありません。Flash Builderでは、サービスのデータ管理をクライアント側で行うことができるため、データをオンデマンドでフェッチして大量のデータを簡単かつ効率的にスクロールできます。また、変更履歴によってアクションを取り消したり、通常はハードコードしなければならない共通のCRUD(作成、読み取り、更新、削除)関数を自動生成することも可能です。その結果、通常のHTMLフロントエンドでは不可能な豊かな体験を提供するアプリケーションを作成できます。
アプリケーション開発のワークフローを、Adobe Flash Catalystベータ版を使用して開始する場合も、データ中心型の機能を使用するサービスをベースとして開始する場合も、アプリケーション開発作業の多くはコードの記述とテストです。Adobe Flash Builder 4ベータ版には、日常的なコード記述とテストの生産性を向上する多くの新機能や機能改善があります。
IDEによる新しい生産性機能を確認するには、次の操作を試してください。
また、MXML、ActionScript、CSS向けのカスタムファイルテンプレートの作成もサポートされています。
Adobe Flash Builder 4ベータ版には、コード記述の生産性のほか、アプリケーションをテストするための2つの重要な新機能が加わっています。ネットワークの監視機能と、FlexUnitのサポートです。
ネットワークの監視機能では、Flashクライアントとバックエンドサーバーの間のネットワークトラフィックをFlash Builder内から確認できます。これにより、Flexアプリケーションのデータアクセスの部分のデバッグや、クライアントとサーバーの間に存在するパフォーマンス問題の診断が容易になります。
アプリケーション開発プロセスでは、ユニットテストも重要です。FlexUnitのサポートを組み込むことで、ユニットテストが簡単に行えるようになりました。テストの設定、テスト用ファイルの作成、テスト実行、テスト結果の分析が可能です。
アプリケーションのビルドとデプロイの準備が整ったら、Flash Builderに新たに追加されたコマンドラインビルド機能を使用できます。これによって、Flexを企業の自動ビルドシステムに簡単に組み込むことができます。
Flexの使用が初めての場合、アプリケーションを最初に起動したときに表示される新しいスタートページで、豊富な情報を参照していただけます。生産性向上にすぐに役立つチュートリアル、機能説明のビデオ、サンプルコードを用意しています。
デザインからデータ、さらにコード記述からテストまで、Adobe Flash Builder 4ベータ版は、RIA開発のための優れたツールです。ここで紹介した製品の概要は初期段階のものであり、完成に向けてさらなる改善が必要です。Labsフォーラムで、ぜひ皆様のご意見・ご感想をお寄せください。製品の最終版は今年中にリリースされる予定です。
それまでは、ぜひベータ版をご利用ください。

この記事は、Creative Commons Attribution-Noncommercial 3.0 Unported Licenseのもと提供しています。
Tim BuntelはFlash Builder(旧Flex Builder)のシニアプロダクトマネージャーです。2007年にFlexチームに加わる以前は、Adobe ColdFusionのシニアプロダクトマネージャーとして数年間活躍していました。