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Anil Channappa

Anil Channappa

Adobe

作成日:
2009年6月17日
更新日:
2009年7月3日
ユーザレベル:
すべて
製品:
LiveCycle

Adobe LiveCycle Data Services 3 ベータ版 最新情報

Adobe LiveCycle Data Services を使用すると、Flash や Java を使ったリッチインターネットアプリケーション(RIA)を簡単に開発できます。機能の豊富なクライアント/サーバ向けのフレームワークが提供され、既存および新規のエンタープライズ Java アプリケーションと連携した、Flashの柔軟性や実力を活かしたRIAを作成できます。

LiveCycle Data Services 3 ベータ版は次期バージョンのプレビュー製品で、いくつかの重要な新機能が搭載されています。

  • モデル駆動型でのFlashアプリケーション開発のサポート:これにより、RIA開発が、これまで以上に迅速で簡単になります。
  • データ通信機能の向上:ミッションクリティカルな業務アプリケーションにおける、サービスの質(QoS)をコントロールするための、デベロッパー向け新機能。

この記事では、LiveCycle Data Services 3 ベータ版で提供されている新機能について、概要を紹介します。

今までより優れた、速く、簡単なRIA開発

アドビは、Flex 開発者にモデル駆動型開発を提供する新技術(コードネームFiber)を開発しました。Fiber を使用すると、Flex ユーザインターフェースやサーバのビジネスロジックを開発するにあたって、アプリケーションモデルの作成から始めることができます。Fiberは、Flash Builder 4とLiveCycle Data Services3の組み合わせで利用できます。これまでのどの組み合わよりもずっと簡単で、迅速なRIA開発が可能になります。

LiveCycle Data Services 3 ベータ版では、Fiber モデルのランタイムが提供されるため、インストール後すぐにデータの持続性が有効になります。Fiber では、データマネジメント機能が自動的にサポートされていて、デベロッパーがカスタムアセンブラを作成したり、複雑な LiveCycle Data Services の構成を特別に実装したりする必要はありません。ほとんどの場合、Java やFlexのコードを一切書かなくても、機能的なアプリケーションのスケルトンまたはプロトタイプを開発することができます。

また、アドビでは、Adobe Flash Builder 4 ベータ版用プラグインとともに、最新のテキストおよびグラフィックデータのモデリングエディタも開発しました。これにより、エンタープライズ対応の Flex アプリケーションの作成がより一層簡単になりました。

こうした機能によって、企業の Flex および Java 開発者は、生産性を今まで以上に向上させることができます。また、これらの機能は、複雑なエンタープライズアプリケーションのニーズを満たすことができるように、非常に拡張性の高い設計となっています。

サービスの質の向上(Quality of Service)

Adobe Flash Player を使用して実行されるFlex アプリケーションでは、データのキャッシュ、ビジネスロジックの実行、オープンなネットワーク接続を行うことができます。このため、HTML や AJAX で実装するのが困難または不可能である、新しいタイプの Web アプリケーションの作成が実現します。

LiveCycle Data Services 3 ベータ版には、次の2つの新しい機能が追加されています。

  • 高信頼通信機能(Reliable Communication)
  • データスロットル(Data Throttling)

高信頼通信

LiveCycle Data Services 3 ベータ版が開発される以前は、Flash クライアントアプリケーションやサーバアプリケーションで、リクエスト送信やレスポンス取得をしようとしていましたが、確実に受信側に届く通信が確立できませんでした。LiveCycle Data Services 3 ベータ版では、Flash 用FlexベースアプリケーションやLiveCycle Data Servicesサーバの間で、すべての通信が確実に行われるようにする肯定応答機能をサポートしています。この機能は、LiveCycle Data Services 3 ベータ版サーバの接続先をreliableに登録するだけで利用することができます。

これによって、新しい機能が有効になり、強化されたWebアプリケーションが実現します。

信頼性の高いインターネット上の取引
  • 信頼性の高い口座振替ができるオンラインバンキングアプリケーション
  • 信頼性の高いオンライン取引アプリケーション
  • 大量のデータ処理タスクが社内で完了したあと、自動的に更新作業を行うWebアプリケーション
  • シームレスなオンライン顧客サポートアプリケーション
信頼性の高いリアルタイムアプリケーション(データを失うことなく、ネットワーク障害から復旧できるアプリケーション)
  • ネットワーク障害から自動的に復旧する監視アプリケーション。インフラの性能を監視するアプリケーション、配電網の監視アプリケーション、飛行機の離着陸用アプリケーション、スポーツのライブスコア更新アプリケーションなど。
  • クライアント全体で連続して実行されるデータ同期に依存するアプリケーション。在庫管理、ライブオークション取引など。
アプリケーションのための一時停止および回復機能
  • 文書のアップロードおよびダウンロードに関して、一時停止や回復する機能を提供する文書管理クライアント。
  • 大量のデータセットをインターネット経由で転送する分析アプリケーションは、ダウンロードプロセスの間ネットワークに接続する必要がありません。
  • Adobe AIRを使用したものなど、大量のデータをダウンロードする顧客対応アプリケーション。オンラインカタログなど。

データスロットル

データスロットルは、LiveCycle Data Services 3 ベータ版に搭載されたメッセージングインフラの拡張機能です。Flash Media Server で提供されているメディアストリーミングおよびスロットル機能と同様、データスロットルは、Flash Player のデータ処理速度をもとに、ストリーミングされるデータ量を調節します。

LiveCycle Data Services 3 ベータ版は、アダプティブスロットルなど、データ量を調節するためのオプションをいくつかサポートしています。アダプティブスロットルを使うと、LiveCycle Data Services 3 ベータ版サーバは、手作業で設定しなくとも、自動的にデータのストリーミングレートを調節することができます。

LiveCycle Data Services 3 ベータ版サーバは、クライアントの処理速度よりも速くデータを提供できる可能性があるため、デベロッパーが余分なデータを制御できるように、次のようなオプションをサポートしています。

  • Ignore : サーバがデータ送信を停止するしきい値を指定できます。
  • Conflate (or Merge) : あとに発生した更新を結合して、最新の更新だけを送信します。
  • Custom : デベロッパーは、余分なデータを処理するビジネス専用ロジックをフックできます。

次のステップ

詳細情報については、Adobe Labsをご覧ください。Adobe Labs からLiveCycle Data Services 3ベータ版をダウンロードし、新機能を実際にお使いいただくことができます。また、ドキュメント、サンプル、ビデオなどを参照していただくと、新しい機能を使い始める際に役に立つはずです。もちろん、アドビフォーラム*へのフィードバック投稿もお待ちしております。ぜひご感想をお寄せください。

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この記事は、Creative Commons Attribution-Noncommercial 3.0 Unported Licenseのもと提供しています。

著者について

Anil Channappa

LiveCycle Data Services および BlazeDS 担当のシニアプロダクトマネージャーで、2008 年にアドビ システムズ社入社。定期的に更新される同氏のブログでは、ユーザーはフィードバックを送信したり、最新の製品情報を入手できる。
http://anilchannappa.org