
Macromedia
買い物に出掛けた時に、新しい電化製品ほど私の心をつかむものはありません。優れた工業デザインに加え、洗練されたソフトウェア、そして便利な機能の数々、これらはすべて私を魅了します。しかし、この 3 つの要素をすべて兼ね備えた製品はごくまれにしか遭遇できません。でも理想を追い求め続けることは悪いことではないでしょう。
私は Macromedia のモバイル & デバイスチームに属していますが、同僚の多くもこのような理想を抱いています。また、私が関わりを持つサービスプロバイダーや電化製品メーカー、デベロッパー陣にも、同じような人種が多数存在します。では、Macromedia の電化製品大好き人間と電化製品メーカーなどが手を組むとどうなるのでしょうか?答えは簡単です。Macromedia Flash を利用する新たな製品が生まれます。
モバイル & デバイスチームが結成された 2002 年以降、既に世界をリードする 45 もの OEM や、サービスプロバイダー、ソフトウェアプラットフォーム提供会社などが Macromedia Flash テクノロジーのライセンスを取得し、各々の製品やサービスに利用しています。しかも、新製品に Macromedia Flash を搭載する企業は増え続ける一方にあります。また、Macromedia Flash は既に 100 以上ものモバイル製品に内蔵して販売されており、デベロッパーはまったく新しいジャンルのコンテンツを開発する機会に直面しているといえます。
一概にデバイスといえど、その中には携帯電話や PDA からセットトップボックスやインタラクティブ TV まで、さまざまなものが含まれています。また、過去 1 年の間には、Macromedia Flash を目玉機能として採用した数々の新製品が発表されてきましたが、中でも PDA (Sony CLIÉ ハンドヘルドや Microsoft Pocket PC 2002 対応デバイス) と携帯電話は最も普及速度の速いカテゴリです。ここ 1 年の間は携帯電話や玩具が重要なカテゴリとなり、つぎの 2、3 年は Macromedia Flash 対応テレビやセットトップボックスなどが大量に普及することが見込まれています。
OEM や NTT DoCoMo グループが Macromedia Flash を採用するに至った背景には、つぎに挙げる理由があります。
Macromedia Flash の採用を検討するメーカーにとって、既にデベロッパーコミュニティが確立されていることは大きな魅力です。特に、OEM の多くは新たなコンテンツや製品インターフェイスの開発に Flash デベロッパーの経験や創造性が生かせることに関心を寄せています。また、サービスプロバイダーの多くは、クリエイティブさに定評のある Flash コミュニティが作成する魅力的なコンテンツの配信元になることを希望しています。
Macromedia では、デバイスの種類に応じた Macromedia Flash Player を用意しています。これらは、各デバイス上での Macromedia Flash Player の実行を最適化する目的で開発されており、例えば携帯電話やテレビに不必要な ActionScript などは、これらのデバイス用の Macromedia Flash Player から除外されています。
モバイル & デバイスチームでは、このように各デバイスに必要な機能だけを収録した"Macromedia Flash プロファイル" を、デバイスの種類ごとに開発しています。インタラクティブ TV 用の開発キット (CDK) が初めてのプロファイルとしてリリースされ、昨年は 2 つ目のプロファイルとして携帯電話専用の Macromedia Flash Lite をリリースしました。
世界に先駆けて NTT DoCoMo 505i シリーズに搭載された Macromedia Flash Lite は、今日普及している携帯電話の処理能力に合わせて Macromedia Flash の機能性や能力をバランス良く収録したプロファイルです。なお、2003 年中に販売された携帯電話端末の 80% は、Macromedia Flash Player をサポートするための処理能力を搭載していません。また、残り 20% の端末の中でも、Macromedia Flash 5 や 6 フォーマットのすべての機能性をサポートできるものは、わずか一部に限定されます。モバイル & デバイスチームでは、このような現状を踏まえて、機能性よりも普及性に主眼をおいて Macromedia Flash Lite の搭載機能を決定しています。
私はデベロッパーの方々とお話しする機会が頻繁にありますが、決まって質問を受けるのはどのようにすればモバイル & デバイス市場に参入できるのかという点です。
そこで、ここでは Macromedia DevNet のモバイル & デバイスデベロッパーセンターを紹介することにします。今後急速に需要が拡大することが見込まれるデバイス用コンテンツは、モバイル & デバイスデベロッパーセンターをご覧いただくことで素早く開発できるようになります。
モバイル & デバイスデベロッパーセンターには、つぎのリソースを用意しています。
Macromedia Flash Lite を利用する i モード対応携帯機種は、日本だけでなく世界のデベロッパーの注目を浴びています。是非一度、i モードコンテンツ開発者のためのページ、http://www.macromedia.com/jp/devnet/devices/i-mode.html をご覧ください。また、このページからは Macromedia Flash MX を Macromedia Flash Lite に対応させるためのアップデータ (Windows、Macintosh 用共) がダウンロードできます。他にも携帯電話をエミュレートするための DoCoMo グループサイトへのリンクや、数ある CDK の中で最も内容が充実した Macromedia Flash Lite CDK もこのページにて紹介しています。
他にも、あらゆるデバイスでの利用が可能なサンプルファイルを多数用意しています。http://www.macromedia.com/devnet/devices/sample_files.html* ページをご覧いただければ、実際のどのような事柄がデバイス上で実現できるのかといったことが把握できます。このページは、新しいデバイスの発表や、コミュニティから新たなテクニックが紹介され次第、更新されます。
Macromedia Flash は Web 上の体験をよりリッチ、かつ魅力的にするために業界を牽引し続けてきましたが、Macromedia Flash は今まさに数多くの家電機器にも搭載され始めており、よりリッチで魅力的な体験が新たなプラットフォーム上でも提供できるようになろうとしています。コンテンツの成熟度が高まるにつれ Web が普及したように、Macromedia Flash はコンテンツ開発費用を抑えつつ、これから発表される新たなデバイスに消費者が慣れ親しめやすくなるようにします。
この記事で紹介した DevNet モバイル & デバイスデベロッパーセンターを、是非一度ご利用ください。また、http://www.macromedia.com/jp/devnet/devices がデザイナーやデベロッパーの皆さんにとって有用なサイトになるよう、皆さんからのご意見やご要望をお待ちしています。