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クイックリファレンスガイドとして利用できるこの記事では、RIA開発の計画段階および制作サイクルにおいて必要な検索エンジンへの配慮事項を紹介します。
この記事を効率よくフォローするには、Adobe Flashテクノロジーについての知識と、SWFベースのWebサイト・アプリケーションに関する高度なWeb開発テクニックの知識が必要です。また、この記事で紹介するテクニックやトピックの詳細な情報を記載した、別途記事の『RIAの検索エンジン最適化テクニック』に目を通している必要があります。
プロジェクトの計画段階では、検索面での目標を立てることが肝心です。検索面での目標としては、次のようなものがあります。
サイトトラフィックの目標を制定する際には、検索エンジンを一番の貢献者として考えるべきです。こうすれば、SWFアプリケーションを構築し始める際に、どのような技術面およびコンテンツ面での判断を下せば良いかといった、重要な目標が明確になってきます。
サイトのコンテンツは、検索エンジンの要件を満たすだけでなく、ビジネス面での業績目標を達成するためにも有効である点に注意するのが肝心です。
最適化したいキーワードに基づいて、SWFファイルの重要なセクションごとに個別のURLを作成するようにします。こうすれば、検索エンジンがより効率的にSWFアプリケーションへとナビゲートできるだけでなく、より関連性の高いコンテンツを検索結果のターゲットにすることができます。
サイトのどのセクションが重要であるかは、検索面での目標から割り出すことができます。例えば、ランキングさせたい重要なビジネスキーワードが15個あると判断したとします。この場合、15個の個別のURLが必要になります。
ここでは、ユーザーの求めているコンテンツが手間暇かけずに見られるようにすることが肝心です。
PLP(優先ランディングページ)とキーワードに1対1の関係が生じるように計画するとともに、当該SWFファイルの要件を検討するようにします。例えば、次のようになります。
このテクニックの場合、SWFファイルがどのステートで開くかをコントロールすることで、個々のPLP(優先ランディングページ)のURLで同じSWFファイルを使いながらも、ユーザーが検索したコンテンツを速やかに提示できます。この場合、毎回同じSWFファイルを埋め込んでおき、SWFにどのステートを表示させるかだけを、変数を渡すことで指示します。このテクニックは画像ビューワーやビデオプレイヤーで特に有効です。この操作は、SWFObjectにも用意されているFlashVarsへの書き込みをPHP、Adobe ColdFusionまたはASPを用いて行うことで処理できます。
Objectタグの記述例:
<PARAM NAME=FlashVars VALUE="state=1">
Embedタグの記述例:
<EMBED src="display.swf" FlashVars="state=1"></EMBED>
SWFファイル内のテキストをHTMLソースにも含めることで、これらのテキストを検索エンジンの巡回対象にすることができます。例えばSWFのコンテンツ(テキスト、リンクなど)は、次に示すように、ユーザーがJavaScriptを有効にしていない場合(つまり、SWFコンテンツを表示できない場合)にブラウザーが表示する、<noscript>タグの中に配置するようにします。
<noscript>
<!-- alternative SWF content -->
</noscript>
<noscript>タグ内では、タイトル、見出し、本文およびリンクテキストに対して、必ず適切なキーワードを含めるようにします。
また、SWFファイル内で使用したデザイン要素をHTMLでも再利用するようにします。これは簡単なCSSを使うことで実現できるはずです。
成功事例としては、PUR Water Filtration SystemのWebサイトを参照するようにしてください。
コンテンツおよびデザインのQAを行う際には、ブラウザーのJavaScriptを無効化するようにします。こうすれば、検索エンジンに何が提示されるかを確実に把握できます。
同じコンテンツを2度作成する必要はありません。単一のXMLソースを利用して、HTMLとSWFファイルの両方のコンテンツを制御することは可能です。
XSL(Extensible Stylesheet Language)を利用すれば、XMLデータの体裁を調整し、ブラウザーでの表示に適したHTMLなどの形式に変化させることができます。こうすればメンテナンスが簡単にできるだけでなく、コンテンツの正確さも高められるようになります。
メインのナビゲーションはHTMLで作成するのが肝心です。検索エンジンは、サイトコンテンツの理解を深めるために、サイト内のリンクをWebサイトに用意されているメインナビゲーションを利用してたどります。なお、GoogleおよびYahoo!がSWFコンテンツを巡回する際の支援策として用意された、Adobe Flash Player for Search Enginesの今後の進展にも注目するようにしてください。
SWFコンテンツは、ビジュアル効果やインタラクティビティーがアドバンテージになる場面で使用し、ユーザー体験および検索エンジンの処理に負担をかけるような場面では使用しないようにしましょう。
重要なPLP(URL)においては、ブラウザーが毎回新たなページをリロードしなければならないことを考慮し、アニメーションやセクション・ページ間の画面遷移エフェクトを過度に作り込まないことが肝心です。画面遷移エフェクト(アニメーション、フェードイン・フェードアウトなどのエフェクト)の作成は、時間が多くかかりがちな作業です。
重要なマーケティングキャッチコピーが含まれたアニメーションを作成する場合は、必ず実際のテキストを使用するようにします。SWFアプリケーションでテキストを表示する際、画像やフラットにしたシンボルを使用したり、ActionScriptでテキストを生成するようなケースが見られますが、これはよくある誤りです。Flash Player for Search EnginesはSWFアプリケーション内のコンテンツを読み取ることがでるため、実際に読み取れるテキストを配置するのが肝心です。また、これと同じテキストをHTMLソースコードにも配置しておくことが重要です。
仮に、慎重にピックアップしたビジネス上重要なキーワードが15個あり、SWFアプリケーションに合計45個のセクションがあったとします。この場合、15のキーワードに対応する15個のURLが必要になります。アニメーション、画面遷移エフェクトなどのリッチなインタラクティブ要素は、これら15のセクションではなく、その他の30セクションで表示・使用するようにしましょう。
ポップアップウィンドウは検索スパイダーには見えないため、サイトを巡回する検索エンジンにとっては悩みの種といえるでしょう。
SWFコンテンツを制作する際には、ポップアップウィンドウに頼らなくても済むような構成にすることが肝心です。
SWFコンテンツを含むポップアップウィンドウを表示するために、インデックスHTMLファイルで「Flashサイトを表示」ボタンを使用することは避けましょう。
XMLサイトマップを用意しておけば、特にGoogleおよびYahoo!の検索エンジンは、当該サイトを大幅に巡回・解釈しやすくなります。XMLサイトマップには、検索エンジンに巡回させたいサイトページをすべて記載しておきます。XMLサイトマップは検索エンジンを重要なURLに導くために利用できます。セットアップはGoogleウェブマスターツールアカウントを用いて行います。
HTMLのサイトマップは検索エンジンと一般ユーザーの両方にとって便利です。HTMLサイトマップとは、サイトに配置されている、サイトの全セクションへのリンクが記載されたページのことです。このマップの目的は、作成された個々のURLに対して、追加のリンクを作成することにあります。書式としてはAppleのサイトマップが優れた参考例として挙げられます。
ビデオサイトマップは、ビデオアセットの検索向けに最適化された特殊なXMLサイトマップです。ビデオを多用するサイトでは、ビデオサイトマップが重宝します。ビデオサイトマップはXMLサイトマップによく似ており、ビデオのURLはもちろんのこと、ビデオのプレビューサムネイル画像の位置も、簡単なXML形式を用いて指定することができます。セットアップはGoogleウェブマスターツールアカウントを用いて行います。
robots.txtファイルは、関連性の低いコンテンツに検索エンジンが巡回するのを防ぐために有効な手段です。robots.txtファイルは、検索エンジンが巡回できるコンテンツを手軽に制御できる方法です。
単なるテキストファイルであるrobots.txtは、Webサーバーのルートディレクトリーに配置します。robots.txtは、検索エンジンのスパイダーに対して当該サーバー上のどのファイルが閲覧可能であるかを示します。
以下のリンクおよびリソースでは、この記事で紹介したテクニックの詳細な技術情報が参照できます。