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『Micro Human Tech』という、技術と顧客価値を創造するための新たな企業コンセプトをもとに、長年培った小型化・精密技術を使い、時計・情報機器・部品・産業機械などの分野に、広く製品を供給するシチズン時計株式会社。太陽光や温度差を利用して発電する、エコドライブの腕時計を市場に定着させたほか、2001年にはユニバーサルデザインウォッチ『MU(ミュー)』を発表するなど話題が尽きない。
精密機械であり、機能性やファッション性も求められる腕時計。製品デザインの企画から仕様決定に至るまで、実はAdobe® Photoshop®が効果的に活用されている。
シチズンでは通常、アイデアスケッチ、レンダリング、2D図面、ダミー製作の段階を経て、デザインの仕様が決められていく。Photoshopはそのワークフロー中に行われる分析シートやプレゼンシートの作成に用いられるほか、CAD、Adobe Illustrator®と連携させ、レンダリングにおける仕上げの色付けにも使われているのだ。
手描きに比べ、レンダリングの完成精度、ディテールの表現が格段に上がり、プレゼンテーションの質が向上したと、高級腕時計担当のデザイナー・多田郁子氏は語る。
「やはり手描きによる二次元の絵だけでは、デザイナーのニュアンスが伝わりにくいのです。そのため以前は、補足説明のために時計を斜めから見た斜視像も描いて添えていました。Photoshopを使うようになってからは、よりリアリティのある、写真に近い絵が描けるようになったので、こちらの意志も伝えやすくなったと思います」。
「それにPhotoshopはそもそもデザインワークだけにとどまらず、市場分析シートやコンセプトシートなどの資料作成にもビジュアルデータが必要なものが多いので、製品開発の初期段階から活用は欠かせません」。
最新モデルでは、金属ケースの一部を表面をザラッと仕上げた、梨子地加工のものがあるが、Photoshopを使うことで微妙な素材感を簡単に表現することができたそうだ。プレゼンテーション相手にはもちろんのこと、デザイナー自身もイメージを具体化して確認できるので、途中で手を加えながら仕事を進められるようになったという。まさにマーケティングからプレゼンテーションまで、Photoshopはさまざまな側面でのビジネスユースに貢献している。 |
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マーケティング本部 高級品企画部 デザイナー 多田郁子氏 |
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製品事業部 マーケティング本部 海外企画部 デザイナー 池内順子氏 |
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