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| 紀里谷氏の作品が、これまでの写真の概念を大きく超えているように、彼自身の表現哲学もまたユニークなものだ。そしてPhotoshopに対する捉え方も、これまでの写真家のものとは大きく異なっている。 |
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| 「スティーブ・ジョブスがMacintoshをデジタルハブとして、周辺機器や情報の中心に位置づけているように、僕の仕事にとってPhotoshopは、作品を作る上でのデジタルハブのようなもの。デジタルカメラからの画像入力も、編集も印刷も、すべてPhotoshopが中心。僕の写真は100%、Photoshopで何らかの手が入れられていることになります。撮影時のライティングを決める時なども、Photoshopのトーンカーブを頭の中に浮かべながらセッティングしている」。 |
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| また、Photoshopの2.0から利用している紀里谷氏にとって、Photoshopの進化も作品づくりに影響を与えているようだ。 |
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| 「フォトグラファーの中には、視たそのままのリアリティを求める人もいますが、僕はそういうタイプではありません。ある部分を強調したり、必要のない情報を取り去ったりすることで、一層内面のリアルさが浮き上がらせる。素材に対して、それをどう料理していくか。それが自分の仕事だと思っています。そのために必要な道具が、Photoshop。誤解を恐れずに言えば、自分の作品はフォトグラフというより、フォトイラストレーションに近いでしょう」。 |
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| そう自身を語る紀里谷氏は、Photoshop自体も、画像編集ソフトといった限定された使い方ではなく、たとえばPhotoshopを使って、全てビットマップ画像として組版した小説を作るとか、もっと広いイメージでその機能を捉え直してもいいのではないかと語る。そういうことへ挑戦することによって、自分なりの新しい表現が生まれてくるのだとも。 |
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紀里谷氏のディレクションのもと、アシスタントの阿部氏が、Photoshop 6.0を使って作業を進める |
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