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グルメ情報ポータルサイトのWebデザインをAdobe Photoshopが支える October 2002
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外食産業とインターネットを結びつけるビジネスモデルは数多く登場しているが、ビジネスとして成功するサイトは数少ない。グルメ情報サイトはバーチャルであるインターネットとリアルであるレストランとの連携が鍵となるため、単なるレストランの紹介だけでは人を引きつけることはできず、総合的な企画力が人気に直結する。その中でもグルメナビゲーター「ぐるなび」は、全国に2万店を越える登録店舗を抱え、ユーザが選ぶベストサイトにランクインするなど、ビジネスモデルとして高い評価を得ている。

Adobe Photoshop 7.0の新機能で「使える」写真に仕上げる

「ぐるなび」は1996年にスタートした老舗のレストラン情報サイト。レストランの検索だけでなく、クーポンを使った割引システム、レシピの紹介、有名シェフが家庭に出向いてホームパーティのアドバイスを行う「ぐるなびシェフクル」など、幅広く、楽しい食生活を提案する、「食」のポータルサイトである。現在では携帯電話向けにもサービスを提供している。なかでも、有名なレストランを紹介する『ぐるなび有名店倶楽部』は、店舗や豊富な料理写真と、レストランの歴史やこだわりを、洗練されたWebデザインで紹介する人気コーナーだ。

2万を超えるという掲載店鋪数からも容易に想像できるが、ぐるなびで取扱われる画像点数は相当な量である。それらの管理だけでもはかりしれない作業時間と手間を要するが、Adobe® Photoshop® 7.0に新しく搭載されたファイルブラウザを活用して、煩雑な作業をこなしている。「入稿時に渡された様々な種類の画像データがプレビューでき、しかもリネームできるので、以前より作業効率が格段に上がりました」とデザイナーの佐藤博明氏。

また、速報性が必要とされる画像にはつきものの撮影時のミスには、修復ブラシツールで対応しているという。「料理写真を担当営業がデジタルカメラで撮影してくる場合があるのですが、皿にキズがあったり、ソースが付いていたりする時があります。今まではムラができたところを、スタンプツールで時間をかけて画像に馴染ませていたのですが、パッチツールや修復ブラシを使うと簡単にできるので作業がスピードアップしました」。
パッチツール1 パッチツール2 パッチツール3
パッチツールで修正したい部分をなげなわツールの要領で選択する(ソース) 選択範囲をドラッグ マウスのボタンを放した瞬間に補完されます
Adobe ImageReady 7.0で実物通りのおいしい写真

通信環境が貧弱だったころは各店舗で1、2点の写真しか使えず、制約も多かった。店舗側からのより多くの情報を載せて欲しいという要望に応え、ぐるなびはブロードバンド時代に相応しいデザインにリニューアルされた。今ではひとつの店舗で300枚を越える写真を掲載し、それらの画像クオリティ管理にはAdobe ImageReady(TM)が使われている。
株式会社ぐるなび
株式会社ぐるなび
パソコン、携帯電話などによるレストランやラーメン、ファーストフードをはじめ様々な飲食店のインターネット検索サービスを主に、厳選したグルメ商品を購入できるeコマース事業やシェフが自宅まで訪問してアドバイスするシェフクル事業、飲食店経営支援サービスなど、食に関連する事業を数多く手がける、食のポータルサイト。日本国内はもちろん、韓国、ハワイにもおよぶ2万店を越す加盟店を連ね、ぐるなび会員登録も20万人を越す。また2001年度の「ユーザが選ぶYahoo! JAPAN日本のベストサイト」にも選ばれている。
http://www.gnavi.co.jp/
Adobe Photoshopの主な利点
アルファチャンネルを使って、写真と文字のディザの適用度を自由に設定
ドロップシャドウやアウトラインなどのエフェクトをスタイルとして登録しておけるので、タイトル部分の流用が簡単にできる
ドロップレットを作成しておくことで、写真のデータを素早くサイズ変更して保存することが可能
皿が欠けていたりソースが付いていたりする不良写真は修復ブラシで「使える」写真に仕上げられる
同じフォントが入っているMac/Windowsでフォント指定したテキストレイヤーが使用できる
CMYKのEPSデータやPDF、PICT、BMPなど入稿時に渡される様々なデータフォーマットに対応できる
ファイルブラウザでフォーマットの違うデータをプレビューで確認しながら開くことができる
Adobe Illustrator®で用意された100件以上の地図データを、バッチ処理を使ってラスタライズ、減色、GIF形式での保存が一括処理できる
佐藤博明氏 齋藤一也氏
企画部 デザイナー
佐藤博明氏
制作部
齋藤一也氏
お店から提供された料理写真は、Webページ上でも、できる限り実物に近く、おいしく見せるために補正処理などが加えられる。「見た目の動きよりも、写真の質やレイアウトでの見せ方にこだわっています。バナーアニメーションはImageReadyで作成しているのですが、JPEGのように色を多く使えないGIFデータは、アルファチャンネルを使って写真の部分と文字の部分のディザ処理を分けるなど、料理やお店の写真がよりきれいに見えるように減色処理しています」とPhotoshopのティップスを教えてくれた。

レストランにとって料理写真は命である。雑誌に掲載するのも難しい料理写真をWebという色に制限のある環境で、ユーザに「食したい」という欲求を引き出す魅力的な写真に仕上げる。佐藤氏のPhotoshopを駆使した料理写真へのこだわりが感じられる。
補正前 補正後
料理の写真は食べ物がおいしく見えるように、レベル補正や特定色域の選択等を使用して写真の色を補正する。補正前(写真・左)と補正後(写真・右)では料理の印象がガラリと変わる
画質設定1
画質設定4
皿やテーブル部分よりも料理の写真のクオリティを保つため、JPEGで保存する際にはアルファチャンネルを使って画質設定をコントロールする
画質設定5
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