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  緻密な日本語ページデザインが可能なのもInDesignならではだ。最小限の労力で日本語の文字組み版を美しく配置することができる。それを実現している機能のひとつはグリッドである。これは、まるで原稿用紙のマス目のように表示される日本語レイアウト用のグリッドなのだが、先割レイアウトのワークフローを効率良く進めるのに、これまでにない有用性を発揮する。その利点もモニタ上で実際に示されながら説明された。

続いてInDesignが持つ2種類のスタイルシートが紹介された。

「InDesignには文字のスタイル、段落のスタイル、と、2つのスタイルシートがあります。文字スタイルでは、フォント・色・ルビ情報・圏点といったものまで細かく設定でき、選択したテキスト範囲に適用されます。段落スタイルには、文字と段落の両方の属性が含まれ、それらを特定の段落または段落範囲に適用できます」。スタイルの選択はプレビュー表示できるので、イメージを確認しながらの作業も可能だ。

これらの他にも、強力な機能の数々が紹介された。その全てはInDesignが非常に多彩で豊富な機能を揃えていることを示していた。InDesignは、インタフェイスに象徴される使いやすさ、日本語デザインで見せた実力をはじめとして、確かにこれまでのレイアウトツールとは一線を画す機能を備えた、革新的ともいえるものだった。参加者の表情が一様に真剣なものとなっているのは、その事実の認識を雄弁に物語っている。


これからのフォントの未来を担うOpenType

「InDesignをインストールすると、OpenTypeという新しい書体も一緒にインストールされます」。と、続いてOpenTypeの解説が始まった。

OpenTypeが誇る一番の特長は、ホストコンピュータにインストールすれば、プリンタフォントをインストールする必要がないことである。さらに、今までのDTPでは表現できなかった旧字、異体字などが豊富に含まれている。この書体はWindows版、Macintosh版ともに全く同じプログラムで書かれているので、異なるOS間でも同じように表示され、レイアウトが崩れることもない。

OpenTypeに対応しているOSは現在のところ、Mac OS X、Windows2000である。それでは、その他のOSを使用しているユーザがOpenTypeを使用することはできないのかというと、InDesignはアプリケーション自体でフォントを認識するので、アプリケーションフォルダ内の「Fonts」フォルダでOpenTypeを管理できる。つまりMac OS X、Windows2000でなくとも問題なく表示、印刷をすることができるのだ。

フォントフォルダ
アプリケーションフォルダの「Fonts」フォルダにOpenTypeは格納されている

それではシステムのフォントフォルダに入れて使うことはできないのだろうか。「MacintoshではAdobe Type Manager® 4.6以降のバージョンがインストールされていれば、Mac OS 9でもシステムにOpenTypeを認識させることができます」。実際にMac OS 9のシステム上で機能するOpenTypeがモニタ画面上で示されていた。

 
フレームグリッド
禁則処理はもちろん、ぶら下がりなど、緻密な日本語組版が可能。フレーム内の文字数は自動的に計算され、図の「17Wx23L=391(204)」は17文字・23行・合計文字数391のフレーム内に現在204字のテキストが挿入されているということ


段落スタイルの編集
段落スタイルはこの図以外にも圏点、斜体、日本語文字組版などこまかい設定をスタイル化することができる


異体字
InDesign日本語版では、OpenTypeフォントの機能を利用することが可能。そのため、これまで、DTPではなかなか表現できなかった異体字もドキュメントに使用することができる

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