

シニア テクニカル エバンジェリスト デイビッド デヴィッサー
AdobeLabsでベータ版の配布がスタートした「Adobe Media Player」の詳細が説明されたセッションでは、米国アドビのデイビッド デヴィッサーによって、まずアドビが最後発としてメディア再生アプリケーションを提供する背景が語られた。
背景にはFlash Videoによる映像配信の目ざましい普及がある。米国のケーブルテレビ局の実に76%がFlash Videoによる映像配信をWebを通じて行っており、この数字は確実に上がっていくものだ。またイギリスのBBCはアドビと共同してFlash Videoを使ったという自社向けのメディアプレーヤーの提供を開始する予定だ。Windows Mediaを使ったサービスからの移行により、Mac、Windowsの両プラットフォームへの配信が可能になり、より多くのオーディエンスにリーチできることになる。
アドビが進めているFlash Videoの技術革新もこうした動きを後押ししており、近日公開予定の新しいFlash Playerでは、映像コーデックの標準規格であるH.264をサポート。ハイビジョン品質のFlash Videoを配信するための重要なアップデートになる。そしてAdobe Media Playerの登場で、コンテンツホルダーが個別に配信しているFlash Videoの映像を、ユーザ側で包括的に管理できる初めてのソリューションになると語った。
もちろんコンテンツホルダー側にも大きなメリットがある。RSSによる情報フィードだけでユーザのAdobe Media Playerに独自のチャンネルを提供できる機能は、今までのメディアプレーヤには無い独特のものであり、さらにFlash Media Server 3と組み合わせる事で、強固なDRMと充実したコンテンツ制御で、映像コンテンツを配信するプラットフォームが実現でき、Adobe Media Playerはそのための重要なパーツとなると語った。