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Illustrator入門ガイド すぐに役立つ基本テクニック 入門ガイド

家庭用プリンターを使った印刷方法

家庭用プリンターを利用して印刷を行う場合、A4サイズの用紙に複数のオブジェクトを並べて印刷することで一度の印刷で何枚もの名刺を作ることが可能です。今ではパソコンショップなどで、さまざまな色や質感を持ったインクジェットプリンター用紙が販売されています。背景画像を削除して、いろいろな用紙にプリントしてみるのも面白いでしょう。

プリント設定ダイアログ

ステップ1


初期設定では、プリントの表示範囲が表示されていない場合があります。まずプリントしたいサイズに合わせたプリント範囲を表示させましょう。「ファイル>プリント」を実行するとプリントに関する詳細な設定を行うことができます。今回はA4サイズの用紙にプリントすることを前提とします。「用紙」の「サイズ」にあるプルダウンメニューから「A4」を選択し「完了」ボタンをクリックします。
続いて、「表示>ページ分割を表示」を実行し、アートワーク上にプリント可能範囲を表示させます。



トリムマークの消去

ステップ2


まずはトリムマークを外して、実際の名刺サイズにオブジェクトを切り取ります。トリムマークを外すことで、A4サイズの用紙に10枚の名刺が印刷できるようにします。
「背景」レイヤのロックを外し、トリムマークを選択した状態で、アピアランスの「トリムマーク」を選択して、アピアランス下部にある「選択した項目の削除」ボタンをクリックします。すると、パスからトリムマークが削除され四角のオブジェクトに再変換されます。
続いて、この四角形のオブジェクトを選択し、「編集>カット」を実行し、「stump」レイヤーを選択した状態で「編集>前面へペースト」を実行します。すると四角形のオブジェクトが最前面へ再配置されました。

トリムマーク消去後



ステップ3


すべてのオブジェクトを選択した状態で「オブジェクト>クリッピングマスク>作成」を実行します。すると、四角形からはみ出した部分を隠し、名刺サイズと同じ大きさにオブジェクトを切り取ることができます。

クリッピングマスクの作成



ステップ4


一枚のA4サイズの用紙に10枚の名刺がプリントされるようにレイアウトしましょう。まずはじめに、名刺用の用紙に合わせるために余白の設定を行います。ここでは、左右の余白が14mm、上下の余白が11mmで、縦55mm×横91mmの名刺が10枚配置される用紙を想定して設定を行います。

※用紙の余白は、購入した用紙に記載されている数値を設定してください。

用紙サイズ


名刺のオブジェクトが選択された状態でコントロールパネルでオブジェクトの基準点を左上に変更し、「X=14mm」、「Y=286mm」と座標値を設定します。
Illustratorの初期設定では、左下の座標がX=0、Y=0となっています。A4サイズの場合、用紙の左上のYの値が297mmとなり、余白分の11mmを引いて計算すると、ここでのYの数値は286mmとなります。

マージンの設定


ステップ5


オブジェクトを選択した状態で「オブジェクト>変形>移動」を実行します。すると数値を入力するダイアログが表示されるので、「水平方向:91mm」「垂直方向:0mm」と入力し、「コピー」ボタンを押します。すると、オブジェクトを右横に移動させ、同時にコピーを作成することができます。

ネームタグの作成


オブジェクトを横方向へ移動コピー

ステップ6


同様の手順で、今度はオブジェクトを縦方向へ移動コピーさせます。すべてのオブジェクトを選択し、「オブジェクト>変形>移動」を実行します。先ほどと同じダイアログが表示されるので「水平方向:0mm」「垂直方向:-55mm」と入力し、「コピー」ボタンを押します。これで4つの名刺オブジェクトが作成されたことになります。

オブジェクトを縦方向へ移動コピー


オブジェクトを縦方向へ移動コピー

変形の繰り返し

ステップ7


印刷スペースに余白があるので、さらに移動コピーを繰り返します。縦方向に移動コピーさせた直後に「オブジェクト>変形>変形の繰り返し」を実行してみましょう。すると、先ほど実行したオブジェクトの移動コピーをそのまま繰り返して実行させることができます。もう一度「変形の繰り返し」を実行すると、以前に実行した数値に従って移動コピーが繰り返されます。
合計10個のオブジェクトが用意されたところでA4サイズのスペースが一杯になりました。あとは「ファイル>プリント」を実行して名刺をプリントするだけです。


プライベート用名刺、縦組みバージョン

バリエーションとして、縦組みの名刺も作成してみました。縦組みの場合はアルファベットを使わず、明朝系の書体と組み合わせることでレトロ感のある名刺となります。両面印刷をする場合には、別ファイルとして裏面のデータも用意する必要があります。

縦組み名刺



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