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まずは基本補正パネルでベースを作成する。


コントラスト:+25、
白とび軽減:0、
補助光効果:0、
彩度:0
基本補正パネルで「コントラスト」を最大に上げる。


コントラスト:+100、
白とび軽減:100、
補助光効果:21、
彩度:-54
ハイライトのディテールが分離しなくなるので「白とび軽減」も最大にし、適宜「補助光効果」を使って調整していく。さらに「彩度」も大きく下げた。ヒストグラムが真ん中に集まり、ねむい印象になるが、このようなデータのほうがハイライトとシャドウのディテールをコントロールしやすくなる。
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トーンカーブ、段階フィルターを使って、必要な部分だけハイコントラストに調整する。

トーンカーブパネルでS字のカーブを作ると、コントラストが高くなる。ハイライト、シャドウは相対的にコントラストが低くなるのでトーンが圧縮され、とび、つぶれを起こしにくい。この画像ではシャドウを優先にディテールを残す調整にした。ハイライト側は次の「段階フィルター」で調整するからだ。


Camera Raw画面上部にあるツールアイコンのうち、「段階フィルター」によって画像の部分的な補正ができる。これにより、Camera Rawだけで作品作りを終わらせることが可能だ。
まず、パネルのスライダで適当な補正量を決めたら、補正をかけたい範囲を画面上でドラッグして決める。補正の開始点は緑色の点で示され、終了点は赤い点で示される。補正効果は開始点で100%、終了点では0%となり、この間の効果はグラデーション状にかかる。補正する場所が決まったら、あらためて補正量のスライダをコントロールしよう。
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明暗別色補正パネルでイエローかぶりを与え、暑さを表現する。


(1)色相:色かぶりの色合いを決める
(2)彩度:色かぶりの量を決める
(3)バランス:色かぶりを与える明度の領域(バランス)を決める
印象的な色みにするため、明暗別色補正パネルで調整を行う。このパネルでは、画像のハイライト部分とシャドウ部分に分けて色かぶりを与えることができる。作例では、蒸し暑い感じを表現するためイエローかぶりを強く与えた。明部と暗部を大きく違う色相に変えると、褪色したネガカラーやポラロイドフィルムのような色再現をすることができる。
このように、Camera Rawだけでも十分な調整と作り込みが可能だ。作例の空など、なだらかなトーンの画像もバンディングを起こしにくく、高品質な作品ができる。また、同じ処理を複数の画像に一括してかけることも可能だ。
Camera RawはRAWデータの現像だけで、調整や加工はPhotoshopでするものと思われがちだが、画像を必要以上に劣化させず、効率的に作業するためにも、Camera Rawの機能は最大限活用しよう。
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編集者のオススメポイント
本書では撮影からレタッチ、プリントまで、写真を扱ううえでの一貫したワークフローが学べます。最終工程までの流れを意識し、各工程を見直すことで、効率的で質の高い作品を生み出すステップアップとなるはずです。

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茂手木秀行(もてぎ ひでゆき)
1962年東京生まれ。日本大学芸術学部卒業後、マガジンハウス入社。24年間フォトグラファーとして雑誌「クロワッサン」「ターザン」「ポパイ」「ブルータス」を経て2010年フリーランスになる。

