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ADOBE DESIGN MAGAZINE - INDESIGN CS5.5 ユーザ事例 読売新聞社

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Adobe Digital Publishing Suiteで美術展の迫力を表現する

読売新聞社、そして国立西洋美術館と国立プラド美術館の両美術館が主催となって「プラド美術館所蔵 ゴヤ 光と影」が国立西洋美術館にて開催されている。

西洋美術の中でも人気が高く、とくに今回の美術展での目玉とも言える「着衣のマハ」はゴヤの最高傑作のひとつとして有名な作品だ。

今回の美術展における主催社の一つである読売新聞社は、Adobe® Digital Publishing Suite®を利用して、本展の図録をベースに、その見どころをデジタルコンテンツとして編集した。美術展の開催と同時に、これほど充実した展覧会のコンテンツが詰まったアプリケーションがリリースされるのは初めてのケースといえるだろう。

今回は、アプリ制作を担当した読売新聞東京本社文化事業部のスタッフにデジタル化されるまでの経緯を伺った。

読売新聞社

創立135年以上の歴史を持ち、世界最大の発行部数を誇る新聞社。新聞の発行事業のほか、音楽や美術、スポーツなどの文化的な事業を企画・運営するなど、多角的な事業を展開する。

読売新聞HP
http://www.yomiuri.co.jp/

「ゴヤ展」公式HP
http://www.goya2011.com/


プラド美術館の学芸員もDigital Publishing Suiteの表現力に感動していました。

前任者のアイデアを実現

読売新聞社の事業局文化事業部では、主に美術展や音楽コンサートを主催しているが、展覧会で発行される図録制作なども担当者の仕事だ。これまでにも多くの図録を制作してきたが、デジタルコンテンツは初めての試みだったそうだ。

「実は図録のデジタル化は、展覧会を主催する中で兼ねてから一つの議題に上がっていました。今回、前任の担当者のアイデアで実現が具体的になり、色々な会社がある中で、Digital Publishing Suiteが良いということで、企画がスタートしました。私自身も新しいものは積極的に取り入れていきたいと思っていましたので、新たな可能性を探れるのにふさわしいツールとして、ワクワクしながら取り組みました」と、今回のアプリ制作を担当した渡部桂子氏は、企画当初の経緯を語る。

通常、図録は美術展に訪れた人が、現地で購入し、帰宅してから眺めて楽しむものだ。しかし、今回のアプリでは、“訪れる前に楽しむ”こともコンセプトのひとつとして制作されている点が、大きな特徴といえる。

「全作品と解説、論文などを収録するため、展覧会の図録はどうしても厚くなりがちです。ですので、図録は家でゆっくり見るもの、というイメージでした。デジタル版では、主要作品を中心に絞り込んだダイジェスト版となっており、展覧会に訪れる前にゴヤに対する基本的な知識を簡単に得られるような工夫もされています。紙の図録のように持ち運びが重かったり、保管スペースをとる必要もないので、その点も画期的ですね。」

また、紙媒体の図録では、読みながら鑑賞することはとても難しいが、デジタル版であれば、持ち歩きながらの鑑賞も可能だ。iPadで詳細な解説を読みながら、あるいはイヤフォンを繋いで音声ガイドや音楽を聞きながら美術鑑賞をするというスタイルが今後増えてくるかもしれない。

 

前任者の意志を受け継いで、新しい企画にチャレンジしたと語る同社事業部に所属する渡部氏

前任者の意志を受け継いで、新しい企画にチャレンジしたと語る同社事業部に所属する渡部氏


Digital Publishing Suiteを利用して制作された展覧会アプリ。紙版図録にも負けない迫力のあるタイトルだ

Digital Publishing Suiteを利用して制作された展覧会アプリ。紙版図録にも負けない迫力のあるタイトルだ