デジタルならではのギミックを搭載
“訪れる前に楽しむ”ことも主眼に入れた本アプリでは、紙の図録ではできなかった様々なギミックが用意されている。
例えば、今回掲載されている作品はどれもスウィープ(二本の指で拡大縮小)させることができるようになっており、作者の筆使いなど、現実では見ることのできないレベルにまで拡大することができるのだ。
展覧会場を360度回転して見ることのできる「ぐるりと展示室」の機能もその一つだ。このコンテンツでは、会場の地図とともに、いくつかのスポットで会場内に立っているように展示物を見渡すことができる。
「素描にみられる細かい鉛筆のタッチなどもiPadで拡大することで、詳細に見ることができるので、これにはプラドから訪れた学芸員も感動していました。」
こうしたコンテンツのアイデアは、実制作を担当した大日本印刷のスタッフと共に練り上げたのだそうだ。
ゴヤ展eガイドブック
アプリ名 : ゴヤ展eガイドブック
カテゴリ : 教育
販売期間 : 2012年11月30日(金)まで
価 格 : 800円(税込)
対応機種 :【iOS】iPadおよびiPad2 iOS3.2.以降が必要
【Android】タブレット端末 ※一部機種のみ
AppStore
http://itunes.apple.com/us/app/goya2011-e-guidebook/id478824521?ls=1&mt=8
Android
https://market.android.com/details?id=air.jp.co.yomiuri.andgoya

掲載されているすべての作品は、スウィープさせることができ、普段では見ることのできない詳細な部分まで閲覧することができる
海外版も視野に入れて続けていきたい
今回のような美術展アプリは、同社では初の試みということで、社内での注目度も高いということだ。
「動画や音楽など、紙媒体では実現できない、デジタルならではのコンテンツを自由に構成できることも魅力です。とくに今回は最初のケースなので、様々な方面から協力してもらうことができました。」
タブレット端末という新しいデバイスを通じて、これまで美術に興味のなかった人を取り込めるのではと、新たなファン層の開拓も期待されている。
「iPadやAndroidタブレット端末ユーザーに対しては、美術に興味を持ってもらうきっかけとなり、美術ファンにとってはこうした次世代機器に興味を持ってもらうきっかけとなり得るかと思います。」と渡部氏は語る。
今後は、バイリンガルを確立して海外でも売ってみたい、と豊富を語ってくれた。今後予定されている展覧会で、どのようなデジタルカタログを見せてくれるのか、楽しみなところだ。

「ぐるりと展示室」では、各スポットで撮影された360度パンの画像を見ることができ、さながら会場に居るような臨場感を体験することができる

