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環境移行Q&Aガイド

Adobe Design Magazine 「環境移行Q&Aガイド」 - 環境を移行しなければならないユーザーの皆さんが抱える数々の疑問を、ひとつひとつ丁寧に解説しながら、皆さんの不安な解きほぐす、お手伝いをしていきます。 HOME 活用講座 入門ガイド 活用書籍 ユーザ事例 TIPSコレクション 環境移行Q&A 環境移行Q&Aガイド

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INTERVIEW 株式会社ナルティス/アートディレクター新上ヒロシ氏

コミック誌や単行本を中心に、ブックデザインを数多く手掛けるナルティス。週刊や隔週といった短いスパンでの仕事を高いクオリティで仕上げるには、安定したマシン環境、データ管理、アプリケーションの使いこなしが欠かせない。新しいバージョンへの移行がなぜ必要なのか、移行にあたってはどのような問題点があるのか聞いてみよう。


新しい道具に慣れるには時間がかかる

Illustratorでのレイアウト作業をメインに、ページもののレイアウトはInDesign、画像の加工はPhotoshopを使っているというナルティス。現在メインで使っているのはCS3とCS4だという。

「いま使っているIllustrator CS3や4の機能に、特に不満はありません。CS3はよく落ちるので、それは何とかして欲しいですけど…。今までで一番長く使っていたバージョンはIllustratorの8。版下感覚で作業できるのがよかったですね。Illustrator 10からは透明の機能が付いたのが画期的でした。コミック誌の表紙デザインでもドロップシャドウや乗算の機能はよく使っています」

現在ナルティスのスタッフは、新上氏を含めデザイナーが5人。これまでのアプリケーションのバージョンアップは、スタッフが増えたタイミングで行われてきたという。

「スタッフは環境を揃えなければならないので、やむを得ずみんなでバージョンアップしたという感じです。Mac OS 9からXに移行したときは本当に大変だったので、何とか9のままでやっていけないかなーと、悪あがきしましたが(笑)。OSもアプリも、新しいバージョンに慣れるまでにどうしても1~2ヶ月はかかってしまいますし、実際の仕事の中で使ってみないと、問題点の洗い出しもできないですから。アプリケーションはデザイナーにとって『道具』なので、安定した環境で作業できるというのが一番大事だと思ってます」

タイプフェイス作業風景


バージョンダウンして保存し直すことも

基本的にフォントはすべてアウトライン化したものを入稿用に作成し、編集者とのやり取りはネイティブファイルで行っているという。

「印刷所によっては、CS2までしか受けてくれないところもあります。逆に編集部の方がマシンを新しく導入して、アプリのバージョンが新しくなってしまったり…。そういったデータを受け取った場合に備えて、CS5も購入してあります。ただ、まだみんながCS5で作業をするところには行っていません。週刊誌の仕事の場合、作業の時間が限られていることもあり、どの段階でも修正がかけられるようにネイティブファイルでやり取りを行う必要があるので、スタッフ間だけでなく、取引先とのバージョンの統一というのは大きな問題ですね」

ナルティスではいま、CS5への本格移行を検討中とのこと。ただし現在作成中のCS3やCS4で作成したデータを、CS5でも開いて使えるのかどうか、あるいは入稿時に古いバージョンを指定された場合にダウングレードして保存しても問題がないのか?といった部分が気になるそうだ。CS5でのアプリケーションのバージョン互換はどうなっているのだろうか?

アプリデータ、互換性はあるの?

 

株式会社ナルティス/アートディレクター 新上ヒロシ氏

株式会社ナルティス/アートディレクター 新上ヒロシ氏

ナルティスでは『モーニング・ツー』『週刊漫画サンデー』などのコミック誌の表紙デザイン、『聖☆おにいさん』『のだめカンタービレ』などのコミック単行本のカバーデザイン、その他ポケモンバトルチェスパッケージ、小学館のコミックフェアのロゴや関連グッズのデザインなど、エディトリアルを中心としたグラフィックデザイン全般を手掛けている

ナルティスでは『モーニング・ツー』『週刊漫画サンデー』などのマンガ雑誌の表紙デザイン、『聖☆おにいさん』『新ブラックジャックによろしく』などの単行本装丁を中心にしながらも、小学館コミックフェアのロゴや関連グッズのデザイン、"ポケモンバトルチェス"パッケージデザインなど、グラフィック全般を手がけている

新上ヒロシ 株式会社ナルティス アートディレクター

新上ヒロシ
株式会社ナルティス
アートディレクター

1997年に株式会社ナルティスを立ち上げ、2008年に池尻から現在の山吹町のオフィスに移転。現在のスタッフはデザイナー5人、マネージャー1人。ナルティスの作品の数々はブログで公開中。採光のいいオフィスには、ナルティスを訪れたマンガ家さんの直筆の寄せ書きが多数並べられていて圧巻。


 


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