2009年10月4から7日の期間中、「Adobe MAX 2009」がロサンゼルスで開催された。先日公開された基調講演のレポートに続き今回は、参加した各セッションをレポートします。
Adobe AIR 2.0 新機能紹介
Christian Cantrell氏による、AIR2についてのセッション。このセッションでは、2010年初頭にリリース予定のAIR2.0のランタイムについて、新しく加わった機能をデモを交えて説明を行った。
What's Coming in Adobe AIR 2 on Adobe TV
AIR2.0で新しく追加された機能として、
- マルチタッチ、ジェスチャーイベント
- USBストレージ検出
- ネイティブアプリケーションインストーラーの生成
- ネイティブプロセスの起動と操作
- Socketサーバー
- UDP サポート
- IPv6 サポート
- ローカルマイクAPI
- HTML5/CSS3のサポート
- 最大ウィンドウサイズの向上
これらの機能の拡張が行われていると説明。


マルチタッチとジェスチャーイベントを利用したデモを紹介。トラックパッドを利用して、
AIRアプリケーション内の画像を拡大縮小・回転させたりする事が可能
マルチタッチ、ジェスチャーイベントのスクリプトの記述方法
- import flash.events.TransformGestreEvent;
と記述し、クラスを読み込む。 - 次にパブリック関数内で、
Multitouch.inputMode = MultitouchInputMode.GESTURE;
と設定し、 - 動かしたいオブジェクトに対しては、
hoge.addEventListner(TranformGestreEvent.GESTURE_ZOOM,onZoom);
とイベントリスナーを登録し - private function onZoom(e:TransformGestureEvent):void{
var hoge:Sprite = e.target as Sprite;
hoge.scaleX * = e.scaleX;
hoge.scaleY * = e.scaleY;
} - このような手順でコードを記述する事で、ジェスチャーイベントに対応したAIRアプリケーションの開発が可能になる。


こちらは、USB内にある写真データをAIR2.0経由で表示し、AIRアプリケーションで表示されたサムネイルをクリックする事で、
写真をローカルのプレビュー機能で表示するデモを紹介
- ファイルをローカルアプリケーションで起動するには
File.openWithDefaultApplication(); のメソッドを利用する。
- 現状、ブラックリスト方式を採用しており、
-
- Windows : exe、bat、cmd、com形式
- Mac : Java アプレット、AppleScrit、ドックやダッシュボード
- のファイルは読み込んだり、起動する事はセキュリティ上の制限がかっている。

AIR2.0の開発環境は、
- Flash Builder 4 & Flex SDK 4
- SDK overlay in Flex Builder 3
- Flash CS4
- Dreamweaver CS4
- Aptana
上記のツールを使う事で、AIR2.0アプリケーションが開発する事が可能。
今後のAIR2.0のロードマップは、
- AIR 2.0 β版を年内に公開予定
- AIR 1.5 の修正版 (1.5.3)の公開予定
- AIR 2.0 リリース版の公開は、2010 年の上半期を予定
というロードマップが現在予定されている。
