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Adobe Focus In ~プロフェッショナルのための映像制作情報~

ジュノー
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愛し合う2人の一生において大切なウエディング。その記録と演出をサポートしているジュノー(横浜市都筑区、http://www.junowedding.jp/)は、仙台、つくばみらい、名古屋、大阪、熊本、沖縄に支社展開し、全国88カ所のホテル・披露宴会場に、写真撮影やビデオ撮影などの演出、アルバム制作など挙式・披露宴に必要なサポートを提供している。

現在、1年間にビデオ撮影でサポートするブライダルは約6,000件、音響・写真撮影でサポートするブライダルも含めると約2万件にもなる。編集スピードが求められるブライダルシーンのサポートに欠かせない総合編集環境として、ジュノー滝口氏が選択したのは、Adobe Creative Suite環境だ。

撮影現場からVP制作までファイルベース中心の作業

ブライダル撮影と言えば、挙式・披露宴の撮影と、DVDやBlu-rayディスクなどでの配布が中心と思われがちだ。しかし、ジュノーの場合、挙式日よリ前の準備段階では披露宴で流すためのオープニング映像や生い立ち紹介ビデオの仕込みを行い、当日はビデオ撮影をしつつ、同時進行で披露宴最後で流すためのダイジェスト映像の追いかけ編集を行っている。ブライダル終了後はDVD用などに通常のビデオ編集を行っているほか、3時間のブライダルを20分程度にまとめたミュージックビデオ風の映像制作もしている。演出を加えた映像制作を、報道編集のようなスピード感を持って仕上げなければならない現場と言ってもいい。

「プロの仕事は安定してミスが無いというところかもしれませんが、ブライダルの場合は一般の人が見るものでもあり、見栄えも非常に重要になります。最近では、iPadで見られるようにして欲しいとか、YouTubeでWeb用に書き出して欲しいといった要望も出て来ています」。

こう話すのは、映像部ビデオ課の森口浩明氏だ。ジュノーに所属するスタッフは、撮影だけをする人と編集だけをする人、撮影も編集もする人とさまざまだが、最近は、撮影もしながら編集もすることが増えて来たという。収録した映像を現場で編集していくためにPremiere Proを使用し、DVDのオープニング/エンディングに使用する映像にはAfter Effectsを活用する。森口氏は、Adobe Creative Suite環境の導入について次のように説明した。

導入担当 滝口氏

導入担当 滝口氏

映像部ビデオ課 森口氏

映像部ビデオ課 森口氏


Production Premium CS5.5ですが、64bit環境ではレンダリングも速く、RAMプレビューの時間も増えましたね。作業効率化という意味では、Premiere Pro、After Effects、Encoreを連携させるダイナミックリンク機能も便利です。ブライダル撮影の納期は短く、しかも個人のものですから映像に対する要望や修正点も多くあります。作り終わった後の直しの発生が多いのも特長です。Dynamic Linkは修正をすぐに反映してくれるので必要不可欠な機能ですね。Production Premium環境は、制作作業全体のスピード感を生み出せるソフトウェアとして、ベストな選択だったと思います」。


編集中画面。左がAfter Effects、右がPremiere

編集中画面。左がAfter Effects、右がPremiere

64bit OSと大容量メモリで時間を最大限に有効活用

ブライダル現場での追いかけ編集について、もう少し詳しく触れておこう。ブライダル撮影は、挙式とガーデンイベント、ウェルカムパーティといった披露宴前の1時間を収録してから、披露宴の収録へと移っていく。披露宴2時間半の流れは、入場、乾杯、ウェディングケーキ入刀、祝辞、お色直しでの中座、再入場とキャンドルサービス、余興、両親への手紙、そしてフィナーレへと向かっていく。披露宴の演出で使用する映像素材は事前に作り込んでおくものがほとんどだが、唯一フィナーレにおいて使用するダイジェスト映像については、ブライダル収録と同時進行で編集して間に合わせる必要がある。ジュノー関西支社(大阪市福島区)の志水氏は、新たにCore i7・16GBメモリ、NVIDIA Quadra4000M搭載の64bitノートPCを導入して、ダイジェスト映像の素材を可能な限り長く撮ることができるようにしている。

現在、使用しているカムコーダーは、高倍率ズームがウリのソニー製NXCAM HXR-NX5Jがメイン機種。SDカードとメモリーユニットの同時収録ができることで2010年に導入した。その他、ソニー製HDVカムコーダーでテープ収録しつつファイルベース収録したり、パナソニック製P2カメラレコーダーでファイルベース収録しつつテープデッキ収録も併用したりなど、バックアップ収録を活用することで、録り直しのきかないウェディングシーンの撮影に配慮している。さらに、メイン機材のNXCAMでの収録と同時に、小型カメラにより同時収録することで万一のカメラトラブルに備える。収録機材の2系統録画と同時に、カメラ自体のバックアップもしていることになる。

関西支社 志水氏

関西支社 志水氏