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Adobe Focus In ~プロフェッショナルのための映像制作情報~

フラッグ 片山陽
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ネイティブ環境がもたらす効率的なワークフロー

テレビ番組を制作していた時は、ファイルベースで収録するカメラの素材は必ずProResコーデックに変換をしてから編集を始めていたという。その変換にかかる時間や、変換に必要なディスクスペースの確保などいろいろと煩わしいことが多く、撮影してから編集までに結構な作業を行わなければいけないのは仕方のないことだとも感じていた。


サーバーに収録素材を載せているため、社内のどの場所からでも同一の作業を行える。集中して編集を行うときは、個室の編集室を使用

サーバーに収録素材を載せているため、社内のどの場所からでも同一の作業を行える。集中して編集を行うときは、個室の編集室を使用

またテレビ制作の現場で一番大変だったのはテープメディアをFinal Cut Proで編集することだった。オフラインの編集は常にFinal Cut Proで行っていて、HDVのような自分で撮影した素材はFireWire経由で直接Macに取り込んで、HDCAMの場合は編集所でデジタイズを行ってからMacにデータをコピーしていた。パソコン上で編集した映像をもとに、最終的にはHDCAMベースでもう一度同じカット割りをオペレーターに編集所で再現してもらっていたという。

「とにかく時間がかかりました。わざわざ一度編集した映像を見ながら、もう一度編集所で同じものをHDCAMに作り直していましたからね。私が編集した画を見てオペレーターが素材から作り直すのに、長くて半日はかかっていましたし、HDCAMの素材をデジタイズするのも、DVテープをキャプチャーするのも相当な作業だったと思います。」

ところがすべての作業をファイルベースで行えるようなると劇的な作業の効率化が起きた。更にPremiere Proで収録素材をネイティブで扱えるようになり、今までの苦労が嘘のように見えた。

「本当にありがたいです。ネイティブで作業ができると、素材をPCにコピーしてすぐに編集が行えます。並行していろいろな仕事が重なったり、与えられた時間で高品質な作品を求められたりする時など、Premiere Proの力を肌で実感していますね。ほとんどの場合、レンダリングすることなくリアルタイムでタイムラインを再生できるのも、すごいと思います。」


YouTubeパートナープログラムの紹介映像を今年6月に制作。内容はYouTubeパートナープログラムの参加者を集うためのプロモーション映像。制作した動画はYouTubeにアップするのが最終納品で、撮影から納品までテープレスの作業となった

YouTubeパートナープログラムの紹介映像を今年6月に制作。内容はYouTubeパートナープログラムの参加者を集うためのプロモーション映像。制作した動画はYouTubeにアップするのが最終納品で、撮影から納品までテープレスの作業となった

更にはテロップもPhotoshopで制作し、そのままPremiere Proのタイムラインで使用。IllustratorやPhotoshopといったAdobeソフトウエアのそれぞれのファイルがそのままPremiere Proで読み込めることも、まさにネイティブ環境と言える。

「一つのPSDファイルで個別のレイヤーに分けたテロップが、それぞれ単一のレイヤーとして読み込まれることを知って感動しました。今はテロップのほとんどをPhotoshopで作って、そのままPremiere Proで使用しています。」