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Adobe Focus In ~プロフェッショナルのための映像制作情報~

マックレイ プレントユニット
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映像制作者にとってマックレイ(http://www.mcray.co.jp/)と言えば、ビジュアル・クリエイティブ・サポートを行っているマックレイユニットが知られている。このマックレイユニットとは別に、もう1つの事業の柱として、各種イベントに向けた映像音響演出サービスを行っているのがプレントユニット(東京事業所=東京都大田区)だ。このプレントユニットは、ステージ演出をはじめ、展示会のサポートや、HD撮影なども行っている。機材レンタルと、その技術サービスを中心に提供して来たが、近年はイベントで使用するための映像制作も行い、イベント全体で一貫したサポートを提供してきている。

プレントユニットが映像制作業務を開始したのは、社内の人事異動がきっかけだった。マックレイユニットでポストプロ業務を行っていた有木優氏がプレントユニットのショーテクニカルグループに異動となったためだ。プレントユニットではそれまで、イベント映像部分に関しては外部クリエイターに発注して制作を行っていたのだという。マックレイユニットから制作経験のある有木氏が異動となったことで、Adobe® Creative Suite® 5.5 Production Premium環境を導入。社内での制作業務を開始した。有木氏は、Production Premiumの導入について次のように話した。

ショーテクニカルグループ 有木 優氏

ショーテクニカルグループ 有木 優氏


「WindowsもMacも使用していたことがあるのですが、マックレイユニットでMacを使っていたと言うこともあり、今回は連携をとる可能性を考慮してMacを優先に考えました。Premiere Pro、After Effects、Photoshopの連携がスムースで、EncoreでDVDやBlu-rayディスクに書き出しも可能なことからProduction Premiumの導入を決めました。現在、CS5.5で使用していますが、64-bitアプリケーションになってからレスポンスの向上は目を見張るものがあります。フルHDパネル16面を用いて表示させる映像の制作をPremiere Proを使って作業していたのですが、Adobe Mercury Playback Engineのおかげで、表示解像度を落としてはいたものの16ストリームのHD映像を同時にリアルタイム再生できたことは驚きでした。After EffectsもRAM空間を有効に使用できるようになり、RAMプレビュー生成が速く、しかも長時間プレビューできるようになり、使い勝手がかなり改善しました」


有木氏の作業環境

有木氏の作業環境

有木 優氏(左)とサポート・サービス部部長 早川 峰氏(右)

有木 優氏(左)とサポート・サービス部部長 早川 峰氏(右)


プレントユニットだから可能になるイベント映像

制作している映像は、マックレイユニットでの作業が追いつかない時に作業を依頼されるものを除けば、プレントユニットがサポートするイベントの映像制作に関するものが中心だ。有木氏は「ポストプロの作業とは異なり、イベント内容に合わせて映像を企画して、編集、コンポジット&エフェクト、最終出力まで、自分で映像制作しているという実感と醍醐味があります」と話す。イベント映像は、マルチスクリーンでの分割上映や分散配置したディスプレイへの同期表示、縦置きディスプレイの活用など、テレビやスクリーンの枠に縛られない、さまざまな映像活用の取り組みがあることから、映像クリエイターとしてかき立てられるものがあるようだ。

映像制作は、Premiere Proで映像を並べ、楽曲に合わせて調整を行い、Dynamic Link機能やクリップのコピー&ペーストを活用しながらAfter Effectsでエフェクト追加やタイトル作業を行っている。3DCGが必要な場合は、After Effectsとの連携がスムースなMAXON Computer製3DCGアニメーションソフトウェアCINEMA 4Dで制作し、After Effectsに素材としてインポートしているそうだ。

プレントユニットでは、2011年2月19日にナゴヤドームで開催された「東京ガールズコレクション in 名古屋」(主催=中日新聞社、ナゴヤドーム、東京ガールズコレクション実行委員会、演出=DRUMCAN、企画・制作=F1メディア)の映像音響機材レンタルと技術サポートを行った。さらに、ファッションショーやライブステージにおいてメインステージ後方のLEDパネルに流されるオープニング映像をはじめとする演出映像についても制作した。

「テレビやスクリーンに流す作品を作る場合は、カラースペースが狭く、落ち着いた配色になります。イベント映像をこのカラースペースで制作してしまうと、イベント会場では地味過ぎる感じに仕上がってしまいます。イベント向けに制作する場合は、コントラストを高めにとり、ビビッドな色使いをするなど、工夫しています」(有木氏)

プレントユニットには、カラースペースの確認などで他社にはない強みもあると話すのは、サポート・サービス部の早川峰氏だ。

「プロジェクター、ディスプレイ、LEDパネルなど、イベントで使用する表示装置に合わせて、映像を作れます。通常は、実機での確認は現地でしかできないことも多く、作っている時と印象が変わることも多いのですが、映像音響機材レンタルを行っているため、必要な時に随時、実際の上映機材を使用して表示テストを行うことができるのが強みです。イベントで使用する映像が完成した後にも、実機上映した映像を確認してから納品するようにしています」

有木氏の異動により映像を社内制作するようになって、実機上映テストと映像制作がスムースに連携するようになり、より効率的な作業が可能になったという。