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Adobe Focus In ~プロフェッショナルのための映像制作情報~

マリモレコーズ 奥本 宏幸
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アドビ システムズは現在、Apple Final Cut Pro(FCP Xを除く)、Avid Media Composer、Grass Valley EDIUS(EDIUS Neoを除く)の各製品からの乗り換えユーザーに、Adobe® Creative Suite® 5.5 Production PremiumAdobe® Premiere® Pro CS5.5を、50%OFFで提供するAdobe CS5.5 "Switch!"キャンペーンを9月30日まで行っている。業務で使っているノンリニア編集システムを、ほかのシステムに乗り換えるというのは、かなりの思い切りが必要で、踏み切れない人も多いが、今回、転職を機にFinal Cut StudioからProduction PremiumへとSwitchしたマリモレコーズの映像ディレクター奥本宏幸氏に話を聞くことができた。

マリモレコーズは、Web映像からステレオスコピック3D映像や4k映像まで、映像の企画・構成から台本作成、MA、CG合成など、映像制作全般をプロデュースしている制作会社だ。最近では、USTREAMを使用したライブ配信も行うなど、映像プロデュースの幅を広げている。このマリモレコーズの映像制作で、全社統一環境として使用しているのが、Adobe Creative Suite 5.5 Production Premiumだ。

奥本氏は、昨年9月にマリモレコーズに転職。もともとは大阪本社の制作会社で番組ディレクターとして情報番組やバラエティ番組に関わってきた。Final Cut Pro 3のころから10年近く使ってきたMac環境だが、マリモレコーズに転職したことがきっかけで、半ば強制的にPremiere Proを初めとするProduction Premium環境を使うことになった。

「USTREAMなどを見ていてテレビ番組にはない新しいメディアの形が見えたことと、"元気ロケッツ"の3DVJを六本木で見たときに映像の可能性がここまできたんだと思って、テレビに限らずもっと映像制作の幅を広げたいと転職を決めたんです。学生時代にPremiereやAfter Effectsは使ったことがあったんですが、番組ディレクター時代はiMacとFinal Cut Studioの組み合わせでした。やっぱりクリエイティブな仕事はMacという印象だったんです。マリモレコーズはProduction Premiumで、しかもWindows環境と聞いて、最初はかなり凹みましたね(笑)」

マリモレコーズ 奥本 宏幸氏

マリモレコーズ 奥本 宏幸氏

"Switch!"キャンペーン専用版パッケージ。緑の帯が目印

"Switch!"キャンペーン専用版パッケージ。緑の帯が目印


レンダリング回数が減り作業が劇的に改善

そう話す奥本氏だったが、Final Cut StudioではEOS MOVIEやAVCHDをProRes 422に変換しないとスムースに動かないなど、ファイルベースHD制作になってからストレスを感じることも増えていたのも事実だったという。

「マリモレコーズでの最初の仕事がEOS MOVIEを使った仕事だったんですが、『これ、最初はなにに変換すればいいですかね』と相談したんです。そうしたら、『変換しなくていいよ』といわれて、半信半疑でフォルダからドラッグ&ドロップしてタイムラインに並べたんです。再生してみたらストレスなく再生できてしまって、これは凄いと実感しましたね。現在はカメラコーデックの種類が増えていますが、タイムライン上に複数のコーデックが載っていても、レンダリングしなくていいというのは便利ですよね」

Final Cut StudioでFinal Cut ProとMotionを連携させることもできるのと同様に、Production PremiumではPremiere ProとAfter Effectsを連携させるDynamic Link機能があり、レンダリングすることなく2つのソフトウェアのタイムラインを連携できる。

Premiere Pro CS5.5を使ってのミュージッククリップの編集画面。「約100近くのEOS MOVIEのクリップを載せてもサクサク動くのがありがたいです(奥本氏)」

Premiere Pro CS5.5を使ってのミュージッククリップの編集画面。「約100近くのEOS MOVIEのクリップを載せてもサクサク動くのがありがたいです(奥本氏)」

「Dynamic Linkは、片方で変更すると、その変更がすぐに反映されるのが便利ですよね。でも、マリモレコーズの場合、タイムラインをコピー&ペーストでもっていく方法を使うことのほうが多いんです。映像をレンダリングして書き出して、クリップとして貼り付けて、修正が発生したら再レンダリングして書き出し直しというようなことはなくなりました。レンダリングする必要が生じても、レンダリング自体が高速なので、待っている時間が長いという印象もありません」

Premiere Pro CS5.5で仮編集し、コピー&ペーストでAfter Effects CS5.5へ。ColorFiness3でカラコレして、テロップを入れる、というのがいまのスタンダードなワークフローです(奥本氏)

Premiere Pro CS5.5で仮編集し、コピー&ペーストでAfter Effects CS5.5へ。Color Finesse 3でカラコレして、テロップを入れる、というのがいまのスタンダードなワークフローです(奥本氏)