After Effects CS4で制作を行う上で必ず必要となるレンダーキューとレンダリングの便利な使い方などを紹介します。(本文中のショートカットは、Windows環境のものです。Mac環境では、[CTRL]を[Command]に、[Alt]を[Option]に置き換えてください。)
レンダリングは最終的な作業であることが多く、そしてしばしば長い時間を要します。ワークフローの最後に煩わしい操作で手間取ってしまうのはできるだけ避けたいものですね。そこでレンダリング作業を効率よく行うことによって出力作業の無駄を減らし、制作のさらなるクオリティアップへと繋げることができれば幸いです。
作業中のコンポジションをレンダーキューに追加する
コンポジションをレンダーアイテムに追加すると、現在のワークエリアで設定された範囲をレンダリングするためのレンダーアイテムがレンダーキューに追加されます。
ワークエリアの範囲はレンダーキューにコンポジションが追加された時にレンダリングを行う範囲になります。コンポジションで作業をするときは、実際に使用する範囲となるワークエリアの前後に余裕を持たせておくと便利です。
ワークエリアを設定するとき、キーボードのBとNを押すことでワークエリアを指定することができます。ワークエリアを設定したら、Ctrl + Shift + / で現在のコンポジションをレンダーキューに追加できます。

ひとつのレンダーアイテムに複数の出力モジュールを追加する
CS4で追加された[+]アイコンをクリックすると、ひとつのレンダーアイテムに複数の出力モジュールを追加することができます。
これによって例えば、ロスレス形式での書き出しと圧縮した形式での書き出しを同時に、同じレンダリング設定で行うことができます。[+]ボタンを使わない場合は、「出力モジュール」を右クリックし「出力モジュールを追加」からでもモジュールを追加できます。また、現在のモジュール設定を複製して増やす場合は編集>複製(Ctrl + D)から複製することもできます。

レンダーアイテムの出力モジュールと出力先をまとめて変更する
レンダーアイテムを複数選択し「レンダリング設定」を設定するとまとめて変更することができますが、出力モジュールをまとめて選択した状態で「出力モジュール」や「出力先」を設定するとそれらもまとめて変更することができます。

レンダリング設定や出力モジュールのテンプレートを追加する
何度も同じ出力形式での設定操作をしていませんか?After Effects CS4では初めからいくつかのテンプレートが用意されていますが、それぞれのワークフローに合わせてテンプレートを追加することができます。レンダリング設定や出力モジュールの設定を行った後、出力モジュールのメニューから「テンプレートを作成...」をクリックして、設定の名前を入力するだけで追加できます。自分に合ったテンプレートを作成していきましょう。
