アクセシビリティ
Adobe
サインイン 注文状況 マイアカウント

Adobe MAX 2010 - 基調講演 2日目

2 日目の基調講演は、Digital Living Room と題して、アドビ社員が TV 番組のパロディを演じながら、新製品の紹介をするという凝った趣向のステージとなった。芸達者な社員が揃う中で、メインのアンカーを務めたのは Ben Forta だ。


基調講演の行われる会場内。基調講演の開始を待つ参加者の様子


番組の司会をする Ben Forta

Digital Living Room

Ely Greenfield と Matt Chotin がリビングルームで様々な番組を視聴するという設定の元、2 人の軽妙なやり取りで始まったプログラムの最初の番組は、「Pimp My Ride」 の進行を模して、アドビのカスタマーサービスを改善するというものだった。見つかった問題点を解決するために、デザイナーがコードを一行もか書かずに UI を作り上げては、バックエンドの、簡単に素早くデータアクセスができる ColdFusion、ハイパフォーマンスメッセージングを実現する LCDS、画面共有やチャット機能を簡単にアプリに組み込める LC Collaboration Service (日本では未提供) と接続するストーリーが熱演された。また、新しい製品として LiveCycle Mobile ES2 が発表された。LC のバックエンド機能をスマートフォンから利用できる。


修正中の画面。発見された問題が解決される様子が演じられた

次の番組は、日本でもおなじみの 「料理の鉄人」 だ。2 組のシェフが、それぞれデスクトップ版アプリとモバイル版のアプリを競うという設定だ。ここで紹介されたのは、プレビュー版が公開されたばかりの Flash Builder と Flash Catalyst の新機能の数々。Flash Catalyst 関連では、新しく追加されたコンポーネントの一覧や、スキナブルコンポーネント(スキンを簡単に変更できる)、Flash Builder とのラウンドトリップ、Flash Builder 関連では、コードの記述を支援する新しい機能や、Catalyst 用のコンポーネントスキンを定義する機能、Catalyst との互換性確認機能が紹介された。Flash Builder で定義されたコンポーネントは、そのまま Flash Catalyst に取り込んで、カスタムコンポーネントとして定義できる。また、モバイル関連では、タッチに対応した新しいコンポーネントや、画面の向きやサイズに応じた自動レイアウト機能、デスクトップアプリとコードが共有できること等が紹介された。


シェフの格好でアプリ開発をする出演者

3 番目は、「Ben Forta Live」 に JQuery の John Resig を迎えての HTML5 トークとなった。"JQuery の成功の秘訣は?" と言う質問には、シンプルな API を提供したことと、ブラウザ間の互換性問題を解決したこと、"Flash との関係は?" という質問には、Flash はブループリント (これから何をつくれば良いか示してくれるもの)という回答。JQuery Mobile のアルファ版に話題が移ると、開発中の Dreamweaver のJQuery Moblie サポート機能が紹介された。引き続き、「セサミストリート」もどきのパペットが登場し、HTML5 vs Flash の競争がおもしろおかしく描写された。


JQuery について語る John Resig (写真右)


Flash と HTML5 のパペット

4 つ目の番組は、「TV ショッピング」。ここでは、新しいサービス InMarket が紹介された。AIR アプリケーションを販売するために必要な機能や広告との連携をワンストップで提供するサービスだ。InMarket に登録すると、連携するアプリケーションストアで自分のアプリを売ることができる。最初にパートナーとなるストアは、Intel の AppUP とのこと。InMarket ポータルに登録して、SDK と アプリケーションキーを入手すれば、アプリケーションの配布機能や、売れ行き傾向などが表示されるダッシュボードを利用できる。今登録すれば、2 年間は無償で使えるそうだ。


InMarket のダッシュボード。アプリの売れ行き等が表示されている

最後の番組は、「MAX MEN」。モバイルアプリケーションで儲けたい人の悩みに答えるという形で、Adobe Online Marketing Suite の機能が紹介された。アプリ実行中にユーザーが何に時間を使ったのか、どの機能を使ったのか、広告の効果はどうだったのかなどの情報が取得できる。iOS にも対応し、利用時の画面の向き、操作方法等を知ることで、アプリケーションをより使いやすくする目的にも活用できる。また、Test&Target を使い、ユーザー属性にあわせてアプリの最適化を繰り返し行う、というアプローチの紹介もあった。


スマートフォンでも解析結果を確認できる

以上のプログラム終了後、「Ben Forta Live」 のステージに戻り、Google TV のビジョンについて、グーグルから Rishi Chandra 氏、アドビからは Kevin Lynch を迎えてディスカッションが行われた。Google TV の開発は、オープンなプラットフォームをつくること、携帯電話がスマートフォンになったように、TV もスマート TV にしたいこと、特に TV というプラットフォームが家族みんなで利用できるものであること、がモチベーションになっているとのことだった。トークの締めには、参加者全員に Google TV が配布されることが発表された。


Rishi Chandra 氏(左)と Kevin Lynch (右)

最後に、来年の MAX も同じ会場で開催されることが予告されて、2 日目の基調講演は終了となった。