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プロフェッショナルが語るPhotoshop Vol.4 関連記事:科学研究者のためのPhotoshop活用ガイド

※ここでは、Photoshop CS4を使用して解説しています。

デジタルイメージングの進歩は、医療や科学の分野に多くの恩恵をもたらしました。そしてそれに伴い、画像解析に費やす時間も多くなっていることも事実です。また、画像解析だけでなく、プレゼンテーション用の画像には、情報が正しく伝わるよう補正を施すこともあり、それらのワークフローの効率化は、医療や科学分野でのさらなるメリットをもたらします。

ここでは、そのような画像解析、画像処理における、Photoshop CS4 / CS4 Extendedの活用方法を紹介します。



※このコンテンツで使用している画像の一部は、オリンパス(株)の生物顕微鏡FV1000で撮影したものです。

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科学分野でのデジタルイメージ使用の広がりに伴い、それを扱うアプリケーションには品質や精度、パフォーマンスの向上が、より強く求められています。Photoshop CS4 / CS4 Extendedの処理能力とプレビュー機能、画像編集機能は、Webやグラフィックなどのデザイン分野だけではなく、科学分野でも、高いソリューション能力を発揮し、科学者や研究者を強力にサポートします。



なめらかなズームとパン、カンバスの回転

顕微鏡写真を何枚もつなぎ合わせた場合などは、画像のサイズが大きくなりがちです。Photoshop CS4 / CS4 Extendedは、Windows Vista 64-bit版にネイティブ対応し、巨大な画像も快適に処理することができます。また、OpenGLテクノロジーを活かしたスムーズな描写は、画像プレビューのさらなる効率化を実現しました。

スペースキーを押しながら画像をパンして、そのままリリースすればフリックパンすることができます。マウスのスピードに対応しているため、大きな範囲を素早く移動させることも可能です。また、画像をズームさせたあと、Hキー+ クリック長押しでその拡大率を記憶させることができます。そのままマウスをドラッグさせると、画像全体と拡大範囲を示すガイドが表示され、任意の箇所でマウスを放せば、先ほどと同じ拡大率でズームさせることができます。

※なめらかなズームとパン機能は、OpenGL 設定が有効になっている場合のみサポートされます。

64-bit版のパフォーマンス

PS 新機能紹介:スムーズなパンとズーム、ペイント

Hキー+クリック長押しでこの拡大率を記憶

Hキー+クリック長押しでこの拡大率を記憶

マウスドラッグで拡大範囲のガイドが表示される

マウスドラッグで拡大範囲のガイドが表示される

マウスを離した箇所が、記憶された拡大率でズーム

マウスを離した箇所が、記憶された拡大率でズーム


「回転ビューツール 回転ビューツール 」は、カンバスを自由に回転させることができる機能です。これは、単に画面表示上でのみの回転であり、印刷結果やWebへの書き出し結果、ファイルを別名保存した場合などには影響を及ぼしません。画像に対して完全に非破壊で行われるので、ディテールを好みの角度で確認したいときなどに便利です。

これらのズームや回転は、複数のウィンドウに開いた画像を同期させることができます。類似している複数の画像を、同じ条件で同時にプレビューすることができます。

※「回転ビューツール」は、OpenGL設定が有効になっている場合のみサポートされます。

PS 新機能紹介:なめらかなカンバスの回転

複数のウィンドウを同時に回転

複数のウィンドウを同時に回転




画像の自動タイリング

顕微鏡やマイクロスコープの一視野では収まりきれない被写体は、複数に分割して撮影されます。Photoshopには、このような画像を1枚の画像にタイリングする、自動整列機能が備わっています。

この機能はAdobe Bridgeの、メインメニュー「ツール」>「Photoshop」>「Photomerge」で直接実行することができ、実行結果はそのままPhotoshopに表示されます。Photoshopのメインメニュー「編集」>「レイヤーを自動整列」でも、同じ機能を使用できます。これらの自動処理を行う際には複数の画像、またはレイヤーを選択する必要があります。

また、Photoshop CS4 / CS4 Extendedでは、「周辺光量補正」と「幾何学ゆがみ補正」というオプションが追加され、その精度がさらに向上しました。

PS 新機能紹介:強化された自動整列・自動合成

PS 新機能紹介:Adobe Bridge CS4 でファイル管理

分割して撮影された4枚の画像を自動でタイリング

分割して撮影された4枚の画像を自動でタイリング




プレゼンテーションや分析用の画像の作成

科学分野では顕微鏡や放射線装置、MRIなど、さまざまな機器で撮影された画像を扱います。そのような画像は、コントラストやピントが思ったように描写されず、そのままではプレゼンテーション用としては使用できないこともあります。また、分析対象の重要な要素が、画像内のほかの要素に埋もれてしまい、うまく確認できないこともあります。Photoshop CS4 / CS4 Extendedには、そのような画像の視覚的情報伝達や、正確な分析をサポートするためのパワフルな編集ツールが多数搭載されています。

Photoshopでの編集内容はすべて、ヒストリーログとしてメタデータ、もしくはテキストファイルに書き出すことができ、画像が不正に変更されていないかチェックしたり、過去に作業した編集内容の確認に役立ちます。また、それらの編集作業は非破壊で行うことが可能ですので、オリジナルの画像データに影響を与えずに、編集することができます。

元画像

元画像

トーンカーブで色調補正してコントラストを上げた画像

トーンカーブで色調補正してコントラストを上げた画像

左の画像に「ノイズを軽減」フィルタを適用

左の画像に「ノイズを軽減」フィルタを適用


元画像(FV1000撮影画像)

元画像(FV1000撮影画像)

ブルーチャンネルのみを表示させた状態

ブルーチャンネルのみを表示させた状態

輪郭を抽出した状態

輪郭を抽出した状態




DICOMファイルの3Dボリュームレンダリング

Photoshop CS4 Extendedは3Dボリュームレンダリング機能を実装しています。例えば、CTやMRIなどで撮影された複数の画像から構成されるDICOMファイルを、ボリュームレンダリングすることであらゆる角度や奥行きから観察し確認することが可能です。

作成した3Dボリュームは最大強度投影(MIP)やX線など、多彩なレンダリングモードでプレビューすることができます。

PS 新機能紹介:ボリュームレンダリング

DICOMファイルから作成した3Dボリューム

DICOMファイルから作成した3Dボリューム

「ボリュームのスタイル:トランスファー関数」に変更

「ボリュームのスタイル:トランスファー関数」に変更

「最大強度投影(MIP)」でレンダリング

「最大強度投影(MIP)」でレンダリング




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