※ここでは、Photoshop CS4を使用して解説しています。
PhotoshopのTipsが満載
Russell Brown Show
Photoshopの伝道師ラッセル・ブラウン氏が珠玉のTipsを、Russell Brown Showで公開。今回はその中から、3つのTipsを解説します。Photoshopを知り尽くしたブラウン氏のマジックをお楽しみください。
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Photoshop CS4には、写真をHDR画像に統合する素晴らしい機能が備わっています。しかし、この機能でHDR画像を作成するには露光量の異なる複数の写真を必要とするため、はじめからそれを見越して撮影しなければなりません。ここで紹介するテクニックは、たった1枚の写真でHDR画像を作り出すマジックです。もちろん、合成によるゴースト現象の心配もありません。
元画像
編集後
まずは、Camera Rawでの補正作業です。基本補正パネルで「露光量」を「-1.65」まで下げます。そして、「白とび軽減」は、最大の「100」まで上げます。これで雲のディテールが確認できるようになりました。
「白とび軽減」を「100」に設定
雲のディテールを確認
露光量を下げたため、空以外の部分が暗くなってしまいました。「補助光効果」を「100」に設定し、被写体全体を明るくします。低くなったコントラストは「黒レベル」で調整します。ここでは「36」としました。
「補助光効果」と「黒レベル」で明るさとコントラストを調整
次に、「明瞭度」を「+100」に設定します。明瞭度を上げることによって、アンシャープマスクのような効果が得られます。また、「自然な彩度」も最大の「100」まで上げます。ここまでで、ワイルドでメリハリのある写真になりました。
元画像
ここまでの編集結果
「HSL/グレースケール」パネルの「輝度」タブを選択します。暖色系の輝度をそれぞれ「レッド:+90」、「オレンジ:+83」、「イエロー:+60」に設定し、被写体を強調させました。さらに、「切り抜きツール」でインコが中心となるようトリミングしました。
「HSL/グレースケール」アイコン
「切り抜きツール」アイコン
各カラーの輝度を調整
周辺光量を落として、雰囲気のある写真にしましょう。周辺光量は「収差補正」パネルで調整します。ここでは、「切り抜き後の周辺光量補正」の「適用量」を「-66」、「中心点」を「47」に設定しました。切り抜き後の周辺光量補正は、トリミング範囲に合わせて周辺光量を調整することができる、新機能です。
「切り抜き後の周辺光量補正」
周辺光量効果が切り抜き範囲に合わせて適用される
ここまでのCamera Rawだけの工程で、ほとんど完成に近いところまできました。ただ、やはり最後はPhotoshopでさらに精度の高い補正をし、品質を高めましょう。
写真をPhotoshopで開く前に、ワークフローオプションでカラースペースや解像度などを設定しておきましょう。ここでは、高画質を維持したいのでビット数は「16bit/ チャンネル」のまま、そして「Photoshopでスマートオブジェクトとして開く」にチェックをします。
スマートオブジェクトとして開くことで、いつでもCamera Rawに戻ることができ、自由に修正を加えることができます。
「ワークフローオプション」ダイアログ
ワークフローオプションを指定するには、Camera Rawダイアログボックス下部のテキストをクリック
写真をPhotoshopで開き、メインメニュー「イメージ」>「色調補正」>「シャドウ・ハイライト」を選択します。表示されるダイアログで、シャドウの量を「0%」に設定します。ハイライトは雲のディテールが消えない程度に上げます。ここでは、「29%」としました。
シャドウ・ハイライトはスマートオブジェクトに適用させたので、スマートフィルタとして適用されます。
「シャドウ・ハイライト」ダイアログ
スマートフィルタとして適用されるので、あとからやり直すことができる
いよいよ最後の仕上げです。メインメニュー「フィルタ」>「シャープ」>「スマートシャープ」を選択します。
スマートシャープダイアログで「量」と「半径」を調整します。ここでプレビューウィンドウをクリックすると、適用前/適用後を確認することができます。「OK」ボタンを押せば完成です。
「スマートシャープ」ダイアログ。プレビューウィンドウをクリックすると適用前/適用後が切り替わる
完成



