鉛筆や定規をマウスに持ち替え、普段手作業で行っている方法をそのままIllustratorで再現できます。
ドレーピング(立体裁断)を主体としたパターンメイキングを行っている方々にとって最初にやらなければならないのは入力作業である。ひと昔まではデジタイザを使用するのが当たり前だったが、最近ではスキャナを利用するケースが増えている。
図1:Illustratorにスキャンしたパターン画像を配置した様子。スキャンデータは任意に傾いているため、基準線を水平にすることから作業は始まる
図2:ペンツールを使って上がり線をトレースする。トレースが完了しベクトルデータとなる。これでデータを調整しながら、加工を行っていく
図3:案内線(基礎線)を配置する。そして案内線をガイドラインに変え、ペンツールを使って上がり線を描いていく
図4:セグメントツールは、Illustratorで描画した曲線部分の長さを自動的に計算し、そのセグメント上にノッチ(合印)を生成する
図5:曲線部分の長さを計測。直線の部分も計測でき、またノッチの長さや生成位置なども自由に設定できる
図6:Illustratorの「パスのオフセット」という平行線作成機能を使って縫い代やステッチを描画する。また文字の入力も、書体と大きさ、位置や方向を自分の思ったとおりに表現できる
図1はIllustratorにパターン画像を配置した様子です。ここからペンツールを使って画像をトレースし、更に加工します。まずは既存パターンの入力。入力は必要最低限の情報のみにし、Illustratorの画面上で書き込める情報、たとえばボタンホールやポケット、見返し、ノッチなどをできる限り描画します。そのためには基準となる案内線を決める必要があります。
iPMの最大の特徴ともいえるセグメントツールは、Illustratorで描画した曲線部分の長さを計測し、そのセグメント上にノッチを生成します。パターンメイキングには不可欠なツールですが、曲線のみではなく、直線部分も計測することができます。またノッチの長さや生成位置、方向は図4のダイアログボックスで設定します。