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開催記念企画:第2弾 ナガオカケンメイが語る 「motion graphics展参加作家の素顔」
vol.7 西光彦 菱川勢一 / DRAWING AND MANUAL |
vol.6 松本弦人 / SaruBRUNEI 澤田幸 / moss design unit |
vol.3 グルーヴィジョンズ 小島淳二 / ティ・ビィ・グラフィックス |
vol.2 イナダマナブ/ MTVi Group 江口カン/ 空気モーショングラフィックス2 |
vol.1 中村克也 / AGES 5 &UP Art Durinski / the Durinski Design Group |
開催記念企画:第1弾 interview with ナガオカケンメイ
vol.4 モーション グラフィックス'99 & 2000 |
vol.3 モーション グラフィックス'97 & '98 |
vol.2 モーション グラフィックス展の軌跡と未来 |
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Motion Graphics 2000 開催記念企画 : 第2弾 ナガオカケンメイが語る 「モーショングラフィックス展参加作家の素顔」
vol.6 今回ナガオカケンメイが語るのは、 松本弦人 / SaruBRUNEI 澤田幸 / moss design unit のお2人について
僕がまだ、日本デザインセンターというデザイン会社にいた時、会社からお金を出してもらって、月に一度のペースで「勉強会」というのを主催していた。勉強会とは、その名の通り、みんなで集まって勉強をする会。記念すべき第1回は大好きな立花ハジメさんを迎えた。今から10年近く前の話である。
立花さんとの楽しい時間は過ぎ、やがて、「もうすぐ、ここに色校正が届くからさ、公開色校正しようよ」と、その当時の「エイプ」のシリーズポスターの色校正をこの場でやることを提案。しばらくすると、印刷会社の人と、その当時、一緒に仕事をしていた(で、あろう)若きグラフィックデザイナー、松本弦人がそこにいた。ひとしきり、立花さんらしい色校正が終わって、最後に「これからは彼だから」と、その当時、あまり名の知られていなかった松本弦人氏を指してそういった。何度も、何度も。それから1年もしないうちに、松本弦人氏はめきめき業界にその実力とともに浮上。ポップアップコンピュータ、ジャングルパークなどの代表作を発表し、その地位を不動のものとした。
初めて展覧会のお願いで事務所にお邪魔した時、気取りのないその雰囲気はあきらかに数年前に会った彼とは違って、ものすごく大きな人に見えた。事務所には常にミュージックTVが流れ、打ち合わせ中もやや大きなヴォリュームで流れていた。と、立ち上がり、ヴォリュームを下げに向かったと思ったら、彼は逆に音を大きくした。その時の拍子抜けした感じは、今も僕の中に「楽しい一瞬」として残ってしまっている。
シンプルでキュート。松本氏の作品、ものに落としていく時のスタンスに僕はそう 感じることが多い。作風よりも「思いつき」で勝負している感じが、とても素晴らしい人である。
大阪展のために作家を選ばせてもらっていた時、弱気茶屋時代の澤田さんに出会った。「肩の力を抜いてリラックスした感じの作品」をつくるというユニットの考えが楽しかったし、そのコンセプトを「弱気茶屋」という名前に落としたセンスは感心した。1度聞いたら忘れられない名前。そんな澤田さんに初めて会ったのは、かなりハードなスケジュールで僕が東京から大阪の作家に会いまくっていたとき。時間の約束をさせてもらった時、「遅い分には全然かまいません」と、本当に気さくな感じで言ってくれた。で、実際に会ったのは夜の11時過ぎ、自宅近くのファミリーレントランで緊張の対面をした。
澤田さんといえば、ご自身もそうであるが、イラストレーターの奥さんの作品を使ったVJもかなり雰囲気を持っていて面白い。完全にデジタルでつくっているのに、アナログな感じに仕上げる。そこには完全に澤田ワールドがあった。影絵を思い出させる一連の作家性は、どの作家よりも強く僕には感じられた。そして、ポストカードなどのグラフィックになった際も、その魅力は薄れることはない。
その澤田さんが弱気茶屋を解散し、モスデザインユニットとして東京で活動を開始する。大阪の澤田氏のイメージがあったので、以前、同じようにグルーヴィジョンズが上京してきた時と同じような複雑な思いはあったが、展覧会つくりの側からすれば、魅力的なクリエイターはどこにいても良いわけで、僕としては距離が近付いてよかった。
その澤田さんと久しぶりの対面。引越しで事務所が散らかっているのでという理由で、僕の事務所で打ち合わせをすることになったが、社内の打ち合わせが重なってしまい、外のカフェですることとなる。外に出たら出たでいつもいくカフェは定休。近くのファミリーレストランへ行くことになってしまった。「こんなところで」と、恐縮しながら、大阪の深夜、はじめて会えた澤田さんとタブって、時の流れを感じた。
松本弦人 / サルブルネイ 1961年東京生まれ。83年桑沢デザイン研究所卒業。90年株式会社サルブルネイ設立。 広告、書籍、映像、デジタルメディアのアートディレクションを多数手掛ける。「floppy + paper APE」、「floppy + paper M.O.P.」アートディレクション。「Pop Up Computer」でマルチメディアグランプリ、I.D.Design Distinction Award '96など多数受賞。グラフィックゴミ袋でADC賞。「Jungle Park」でAMD Award '96 Best Visual Designer賞。97年初の作品集「松本弦人の仕事と周辺」発行。現在Nintendo64ゲーム 制作中。
澤田幸 / モスデザインユニット 95年より嫁とモスデザインユニットを始める。グラフィックデザインとイラストレーションをメインに大阪にて活動。96年弱気茶屋設立。肩の凝らない茶屋のようなくつろいだ空間を目指す為、映像制作などを始める。99年東京・大阪で展覧会「弱気茶屋の天体観測」を行う。現在は元弱気茶屋としてクラブイベント等で活動中。99年モスデザインの自由制作部門としてジギタリスモス設立。アニメーション作品や絵本などを制作中。 http://www2.osk.3web.ne.jp/~moss/
モーショングラフィックス展 公式サイトはこちら http://www.motiongraphics.org/
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ナガオカケンメイ 1965年北海道生まれ。原宿サンアドなどのデザインワークを経て喫茶店を名古屋に開業し、以後4年間経営。お店のテーブルで制作した公募作品が89年朝日広告賞を受賞し再度上京、日本デザインセンターに入社。翌年、原研哉氏と日本デザインセンター原デザイン研究所を設立。竹尾ペーパーワールドの企画プロデュースなどを手がけ、グラフィックデザイナーからマルチな活動へ移行する。1997年、映像とグラフィックデザインの間にあるモーショングラフィックスの可能性を探るべく、 ドローイングアンドマニュアルを設立。 |
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