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士郎正宗の世界観を3DCGで映像化 |
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April 2004 |
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| ©2004 士郎正宗/ 青心社・アップルシードフィルムパートナーズ |
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劇場公開作品『アップルシード』は、『攻殻機動隊/GHOST IN THE SHELL』で世界に名を轟かせた士郎正宗氏原作の人気コミック作品をフル3DCGで制作した“3Dライブアニメ”だ。『アップルシード』では、「セルシェーディング(トゥーンシェーディング)」という、セルアニメのような効果を付けてレンダリングする技法が用いられ、3DCGアニメーションでありながらも、これまでのフルCG作品では見られなかった2D独特のディテール感を表現する試みがなされている。
『アップルシード』のコンポジットは、「膨大な映像素材」「劇場作品であるがゆえの高解像度」「長尺」「おびただしい数のカット」など、明らかに通常の映像制作よりもワークフローにおけるプレッシャーが高かった。コンポジット(合成作業) といえば「inferno」に代表される大掛かりなコンポジティングシステムで行うのが業界御用達的なアプローチだが、約1,400カットという大量のコンポジット作業を1個所で行うというのは、劇場公開作品のような長尺作品をできる限り短期間で仕上げていくには現実的ではないと判断された。そこで、選ばれたのが、市販ツールのAdobe® After Effects®だ。 |
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デジタル・フロンティア 〒153-0061 東京都目黒区中目黒1- 1- 7s1 ニールセンビル7F
映像事業部は、劇場用映画の企画及び制作、テレビ番組、テレビコマーシャルの企画及び制作、ハイビジョン、3D映像ソフトの企画及び制作、展示映像の企画及び制作。CG事業部は映画、テレビ番組、テレビコマーシャル及びゲームムービー等などのデジタル映像コンテンツ企画制作。代表作に劇場用映画『ぼのぼの− クモモの木のこと-』『アイアン・メイズ』、ゲーム『金田一少年の事件簿』他、その他ゲームムービー『バイオハザード0』『DINO CRISIS 3』他。 |
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| 倒壊するビルのコンポジション |
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背景とキャラクターのコンポジット |
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デジタル・フロンティアのCGプロデューサー、豊嶋氏がAfter Effectsを選んだ理由をこう説明する。「After Effectsで当初懸念されたのは、劇場公開作品というフィルム解像度をパソコンで制作できるかということでした。しかし、After Effectsでは、パソコン上でこの解像度でも普通に作業を行うことが可能で、RAMプレビューを使ってすぐに合成結果を確認することもできます。また、先にも触れたように、これほどのカット数があると1人で作業するわけにはいきませんので、分散作業をする上でも有効なツールでした。After Effectsなしでは、この合成はありえなかったですね」 |
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| プロデューサーの豊島勇作氏 |
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| 劇中のカットより |
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After Effectsの作業でもっとも大きな割合を占めたのが「リアルな背景とトゥーンキャラクターのマッチング」だ。単純に廃墟の背景とロボットのキャラクターの合成をするとゲームっぽかったり、3次元は3次元、セルはセルとしか見えなかったが、すべての素材の一番上にそのシーンを方向付ける色レイヤーを配置することで違和感を抑えられることが分かった。「まず、キャラのシーンにおいて色の方向というものを決めます。なんとなく青っぽかったり、全体的に緑ぽかったり、夕方だから黄色い感じとか、コントラストが強いとか浅いという感じです。その時、背景の持っている色見とキャラの持っている色見とかを近づければそんなに違和感がなくなることに気づきました。 |
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