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HDVとAdobe Premiere Pro 2.0

HDVカムコーダの登場により、手軽にHD映像を撮影できるようになりました。そしてAdobe Premiere Pro 2.0が、簡単で効率的なHDVフッテージの編集、フィニッシング、出力を実現します。

標準のSDフォーマットで行われていたビデオ制作に革命をもたらしたDVは、すっかり手頃で利用しやすいフォーマットとして浸透しています。そして今や、さらに進化したHDVフォーマットが登場し、高精細なHDビデオ制作が注目を集めています。Adobe® Premiere® Pro 2.0は、このHDVで撮影した映像をDVと同じように扱うことのできる、柔軟で効率的なビデオ編集ツールです。

現在DV機器を使用しているビデオ制作者の方々も、プロ仕様のHDVカメラとVTR、そしてHDVに対応したAdobe Premiere Pro 2.0さえあれば、手軽にHD映像の制作・編集を始めることができます。HDV機器では16:9のワイドスクリーンで撮影され、各フレームがSDフォーマットの数倍の解像度を持っています。そのためHDVは、ディテールまで鮮明でクリアな映像を再現することができるのです。このディテール豊かな映像はHDフォーマットでの高品質出力に欠かせないものですが、HDVの高い解像度は、SDフォーマットでの出力やオンライン配信においても、より美しいビジュアルを提供できるという大きなメリットがあります。

HDVの仕組み

HDVの高精細画像は、圧縮率の高いMPEG-2方式によって実現されています。非圧縮の標準HD信号の場合、110MB/秒(8bit、720p)から190MB/秒(10bit、1080p)を超える範囲でデータが記録されていきます。HDVカメラでは、IEEE 1394ケーブルを介して1080iまたは720PのHD信号を標準のDVテープに収めるために、空間圧縮(フレーム内圧縮)と時間圧縮(フレーム間圧縮)の両方が採用されています。


16:9のワイドスクリーン縦横比とHDVビデオの極めて高い解像度により、4:3のSDビデオ映像に比べてはるかに高精細な映像が実現します。

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HDVの空間圧縮では、DV、DVCPRO HD、HDCAMといった他のビデオフォーマットと同様の、JPEGのようなアルゴリズムが使用されています。圧縮エンジンが映像の各フレームをチェックし、画像内の類似する部分を画像の冗長性として検出して、コンパクトな数学的記述に符号化します。この数学的記述は複数のピクセルに対応するもので、例えば、隣接したピクセルがすべて青空を表現しているものであれば、個々のピクセルごとに記述する必要はありません。

HDVでは空間的な冗長性だけでなく、時間的な冗長性の検索も行われます。HDVカムコーダは、ビデオクリップに含まれる、ある画像全体を1フレームに記録します(Iフレーム)。そして続くフレームには、そのIフレームと異なるピクセル情報だけを記録します(Pフレーム)。HDVでは1つのIフレームに対し、それに続く14のフレームがPフレームとなっています。こうして15フレームが1つのグループ(GOP:Group of Pictures)を構成することで、HDVの高い圧縮率を実現しているのです。

HDVのMPEG圧縮方式はSDフォーマットのDVDビデオプレーヤーと似ていますが、HDVではSDのDVDプレーヤーと比べ、個々のフレームの解像度が非常に高いという特徴があります。720pのHDVの場合、1画像の解像度は1,280x720ピクセルで、これはNTSC DVDの720x480ピクセルの2.7倍になります。また、1080iのHDVでは実に4.5倍の、1,440x1,080ピクセルの解像度となっています。

しかし、HDVの高精細と高圧縮を実現しているMPEG圧縮方式は、その一方でコンピュータでの操作が困難という課題も生んでいます。Adobe Premiere Pro 2.0はこの課題を克服し、操作性に優れた作業環境を実現しています。

Adobe Premiere Pro 2.0のHDV編集ワークフロー

Adobe Premiere Pro 2.0は、操作性と効率性に優れたHDV編集ワークフローを実現します。Adobe Premiere Pro 2.0にはHDVネイティブフォーマットのサポート機能が内蔵されているため、DVを扱う場合と同様に、HDVのオリジナルフォーマットをそのまま簡単に編集することができます。HDVカメラやプレーヤーをIEEE 1394ケーブルを介してコンピュータにつなぎ、Adobe Premiere Pro 2.0を起動してHDVプロジェクトファイルを作成すれば、すぐに編集を開始できます。特別なハードウェアを使用しなくても、HDVコンテンツのログ作成、一括キャプチャ、編集、トリミング、フィニッシングをリアルタイムで行えます。


Adobe Premiere Pro 2.0では、簡単にHDVコンテンツをキャプチャして編集できます。HDV機器をコンピュータに接続し、HDVプロジェクトファイルを作成するだけで、すぐに編集を始められます。HDVコンテンツのログ作成、キャプチャ、編集、フィニッシングを思いのままに行うためのパワーとスピードを、Adobe Premiere Proがすべて提供します。

Adobe Premiere Pro 2.0は、これほどの操作性を実現しながら、HDVネイティブフォーマットのMPEGストリームもそのまま維持することができます。Adobe Premiere Pro 2.0では、フレームとGOPの解凍および再生が同時に行われるため、リアルタイム編集が可能です。フレームやクリップの編集、変更を行っても、コンピュータが処理を終えるのを待つ必要は一切ありません。しかも、Adobe Premiere Pro 2.0で編集したHDVコンテンツは画質が劣化せず、もとの高精細画像をそのまま維持できます。

編集を終了したHDVコンテンツは、HDVやSDで出力することも、Windows Media HDファイルなど、多彩なフォーマットで出力することも可能。また、Adobe Encore® DVDをはじめ、他のAdobe Production Studioコンポーネントとの緊密な連携により、トータルなポストプロダクション環境を構築できます。例えば、編集を終えたHDVプロジェクトを高品質なSDのMPEG-2ファイルとして書き出せば、それをEncore DVDに取り込んで、標準のDVDプレーヤーで美しい画質を堪能できるDVDビデオをオーサリングすることが可能です。

メーカー各社との幅広いパートナーシップ

アドビは現在そして将来にわたってAdobe Premiere Pro 2.0とHDV機器とのスムーズな互換性を確保するため、キヤノン、ビクター、ソニーの各社とパートナーシップを結び、緊密に連携して開発を行っています。また、Adobe Premiere Pro ではCineform社製Aspect HDも使用することができ、このプラグイン独自の機能を求めるユーザのニーズにも対応しています。

OpenHD構想パートナー提携

アドビはDell、HP、インテル、Microsoftの各社と共同でOpenHD構想を推進しており、ポストプロダクションにおけるHD編集の様々なワークフローにおいて、多くの人が認定ターンキーソリューションを利用できるよう尽力しています。OpenHDについて詳しくは、こちらをご覧ください。

Adobe Premiere Pro 2.0は、正確かつクリエイティブなHDVの編集、フィニッシング、出力に必要なコントロールとパワーを提供するプロフェッショナルビデオ編集ツールです。