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今年、開局35周年を迎えるテレビ山梨では、現在、他の地方局に先駆けて、いち早く地上波デジタル放送の本格運用へ向けて着々と準備を進めている。10年も前から内部でCGの制作に取り組んでいた同局の制作の中心には、いつもAdobe® After Effects®があった。

テレビ山梨では、5年前よりCGシステムを導入し、番組宣伝やオープニングタイトルなどのCG映像を内部で制作している。CGの制作を外部に委託することの多い地方局において、テレビ山梨はCGに対して積極的な取り組みを見せる数少ないケースだ。とはいえ、CGセンター設立までの過程は決してスムーズではなかったようだ。「当初は私個人の持ち込み機材によってCGの制作を行っていました。まずは予算の獲得へ向けて、上層部へCGの利便性を訴える必要があったからです。」と報道局CGセンターのセンター長である中込 茂氏は語ってくれた。

もともとはテロップなどの文字素材は紙に印刷されたものを撮影し、映像として合成していた。その後、電子テロップシステムを導入するものの、平面的で単純な動きでしか見せることができないことが不満となっていた。そこで、動きと立体感のあるフライングロゴに憧れた中込氏が、自費でMacintoshとAfter Effectsを購入したのが、テレビ山梨におけるCGシステム導入の始まりだった。

「当時、グラフィックスと言えばMacintoshが主流でしたから、周囲にすすめられるまま購入しました。なにしろ興味本位で始めたことでしたから、まずはコンピュータの使い方から学ばなければなりませんでした。」

当初はフライングロゴのような簡単な立体物を作成することから始めたが、公共の電波に乗せて流すからには、単に文字を3Dにしただけでは物足りなかったと言う。そこで映像に視覚効果を与えるAfter Effectsが活躍することとなる。
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「3Dソフトによって作成した立体物を単に動かすだけでは、視覚的に十分であるとは言えません。やはり、視聴者に対してインパクトを与えるにはAfter Effectsによる視覚の味付けが重要だと思います。」と中込氏は語ってくれた。

以来、中込氏は独学でAfter Effectsを勉強するようになる。この際、日本語による資料や関係書籍が多く存在したことが大きな助けになったそうだ。さらにWebでエフェクトの種類を調べ、他局で作られたCGなどを手本にしながら、いつしかAfter Effectsを使いこなすようになる。その成果はすぐに発揮され、社内から中込氏のところへ番組のオープニングタイトルや宣伝用CG作成の依頼が舞い込むようになった。そこで上層部の人達もCGの必要性を認識し、CGセンターの設立へと繋がった。
テレビ山梨
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番組宣伝からオープニングタイトルまで、すべて内部で制作するCGセンターを設立。独自のノウハウを積み重ねることによって、低予算によるCGシステムの構築を実現した
www.uty.co.jp

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