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「3DCGツールですべてをやってしまうと、修正するのが大変です。ちょっとグローを強くしたいといったケースでもプレビューのためにレンダリングをしなければなりません。その点、3DCGの要素をバラバラにレンダリングして、After Effectsで読み込んで合成していけば、パーツ毎に調整ができますし、プレビューのレスポンスが圧倒的に良くなります。また、After Effectsのエフェクトや合成で、グラフィカルな演出を詰めていくと作品のイメージの幅を広げていくことができます。ハイエンドの機材にも搭載していないユニークなエフェクトが、標準で入っていることも魅力の一つですね」と両氏は話した。
アーティスティック性を持った作品づくりを追求している両氏は、それぞれの持ち味を持っており、After Effectsの様々な機能を独自の方法で活用している。エフェクトを組み合わせて絵を作り込むことが得意だと言う安藤氏は「エフェクトを重ねていっても視覚的に把握しやすく、After Effectsでは何もない状態から映像を生み出していくことを可能としています」と話す。一方で、Adobe Illustrator®でのデザインを得意とする尹氏は「Illustrator、Photoshop、そしてAfter Effectsをよく使いますが、インタフェイスが統一されているので、ツールを切り替えたときの違和感がありません。ファイルの互換性が高い点も実作業では効率的ですよね」と語っている。
オムニバス・ジャパンでは、制作クオリティ向上のため、そして外部とのやりとりのためにも常に最新のバージョンのソフトを完備している。After Effectsの最新バージョン6.5での新機能について、安藤氏は「モーショングラフィックス的なエフェクトが豊富になったことが、個人的には気に入っています」と話しており、尹氏は「テキストアニメーションのプリセットが強化されたこと。プリセット形式になっていると構造を把握しやすいので、標準で用意されているプリセットをベースにしてオリジナルのテキストアニメーションを作成しています」と話している。他にも、サードパーティーのプラグインを使用したときの安定性、プレビューやレンダリングの処理速度の向上、特に3Dレイヤーの処理が進化している点、また実写との合成作業も多い両氏は、モーショントラッカーの向上やカラコレ機能などの進化をバージョン6.5のメリットとして挙げていた。
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| 尹氏作品。「YKK AP」© YKK AP INC. 電通、東北新社 |
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